若葉の-少年期 (ミリオンコミックス CRAFT SERIES 51)
- 大洋図書 (2012年4月26日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (213ページ)
- / ISBN・EAN: 9784813053620
作品紹介・あらすじ
無表情で無口な那智真尋は、同級生から『マネキンくん』と呼ばれ敬遠されている。そんな那智の唯一の友達は、女子に絶大な人気を誇る真里谷梓だ。新学期、ふたりは同じクラスになるが、那智は真里谷が人の輪の中にいても、真里谷だけを見て真里谷への独占欲を隠さない。一方、真里谷も他人に無関心な那智が同級生と親しくなっていくのを見て苛立ちを覚える。中学の時からお互いが一番大切で、一番の友達。けれど、真里谷には那智に言えない想いがあって──?
感想・レビュー・書評
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初めて読んだ北畠さん作品。 橘さんの原作は『セブンデイズ』が合わなかったのでちょっと腰が引けたけど、これは次巻が気になるなぁ〜。
クラスの人気者・真里谷×変わり者の「マネキンくん」那智。 別な意味で目立つ2人の、お互いへの執着が描かれた『少年期』編。
那智の髪型が気になる…(´‐ω‐`)←ソコか。
というかメインが高2の話で、2人が仲良くなったのが中2の終わりから。 高1はクラスが別だったらしいけど、その一年間は仲良くなかったの? と気になってしまった。 1巻読み終わったところまでだと、全部説明しきれてないのかな。
そこばかり気になってしまったけど、話としては面白かった。 まだ序章っぽいので、萌えは次からかなっ(・∀・)=3詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
カラー絵から受ける印象よりは中身が骨太気味な線だったけどそれがいい。依存って怖いしきついけど美しいよね。続き早く読みたい。
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同級生同士
イケメンモテ男子×無表情な眼鏡君
Hシーンとか全くないんだけど、ドキドキしたり切なくなるシーンがたくさんあります。
女の子を含んだ三角関係が切ない!
最初は那智が真里谷好きな比重が大きいけど、、どんどん真里谷が那智を好きな比重の方がでかくなっているのが萌えます♥ -
大洋 クラフト
綾さんより。
恋愛感情未満な二人のお話。
現在→回想→現在。
クラスのマドンナ挟む、切ない件が好き。
独占欲とか、嫉妬とか、そういう恋って気がつく前の気持ちのお話。
若干テンポ悪いけどいいお話。 -
常に無表情で考えの読めない那智と気さくで女子人気もある真里谷、読んですぐ辺りではこいつら一体どういう関係なんだと思いましたが真里谷の回想シーンで描かれる二人の中学時代に漂う”友達以上恋人未満”なプラトニックな雰囲気がとても魅力的に感じられました。
那智のちょっと普通とはズレたリアクションに翻弄されドキドキする真里谷の心情が読んでいて面白かったです。この巻では”まだ”友達のまま。二巻目である-恋期-へのつなぎ方も気に入っています。 -
やきもきする!笑。じれったい!はよくっついてまえや!て言いたくなる笑。友人たちがいいキャラしてて好き!
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BL未満恋心ってなんだろうの風情な高校生のお話。
この1冊だけだと多分ダメなんだと思う。色々と足りない事ばかり。
とりあえず熟成させて続巻を待つ。 -
友達に対する独占欲強いなぁまだあまりBLっぽくなく友達にヤキモチやいてるところが可愛すぎる**これから恋心を自覚するのかな 早く続き出て欲しい
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北畠さんのご本って、はじめてなんですかね。
大好きな方なので、すごくうれしい!!
・・・が、難解。
さすが、橘さん原作(笑)。
序章ということでしょうから今後の展開に「答え」が見えてくるのでしょう。
まったく気が付かず、発売からずいぶん経ってました。 -
商業BL。眼鏡と人気者。思春期。というとどうしても『同級生』シリーズとかぶるんじゃないかと思いつつも、橘・北畠コンビのしっとり澄んだ世界観の中でも特に学生ものが好きなので、小説はいろいろあるけど漫画は珍しいかなと。しかし1冊完結かと思いきや、続くんですね。「1巻」とかじゃなくて「少年期」とかで分かれてる辺りもちょっとかぶるなぁなんて思いつつ読み始める。
けれどもどうして橘作品はやはりひと味違う。那智は普通の眼鏡くんかと思いきや、かなりギリギリの天然というか日常生活に支障をきたすくらいのまっすぐさ。無口で無表情なおかげで周りからも「マネキンくん」と一歩距離をとられている感じもあるけれど、いじめられているというより見守られているような感じ。けれど「友達」と言えるような人はいない。髪型が七三でちょっと笑える(苦笑)。
人気者の真里谷はそんな那智のまっすぐさに惹かれるが、二人は「友達」と言うには強すぎる独占欲でお互いを思う。
序盤はそんな少し異質な「ともだち」である二人の現状。後半からはそうなった過去の経緯の話。二人の動きも気になるけれど、棗・彼我・杏奈などまわりのキャラクターの動きも気になる。
橘さんの淡々とした独特のリズムは、漫画になってもきちんとそのまま再現されている。「学生」というのは、その時だけの貴重で一瞬の濃密な時間というのが大切だと思うのだけど、明日美子さんの学生はその爽やかで甘酸っぱいキラキラした時間を見せてくれる。橘さんは「学校」という社会の閉塞感にもがきながらもその中で日々を過ごしていく。
そんな貴重な時間を共に過ごした上で大人になった幼馴染ってのもまた好きなんですがって話が逸れましたが、続きが楽しみってことです。