「おいしい」を経済に変えた男たち

著者 :
  • TAC出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813285939

作品紹介・あらすじ

あの飲食チェーンはどうやって50年も生き延びたのか?

300万人が働き、市場規模30兆円の外食産業。そんな巨大産業がコロナ拡大の要因にされ、時短要請で市場規模は2割減、デリバリーやテイクアウトを除くとなんと3割減。
しかし、歴史を紐解けば料飲禁止令、農産物の輸入規制と自由化の波、さらにはBSEと数々の苦境を乗り越え、だれにも守られない非常で残酷な本物の資本主義の世界を生き延びてきた。
そんな、これまで日本経済史では見向きもされなかった、「おいしい」をビジネスにしてきた6人の異端の外食創業者たちの情熱と苦闘、そして経営術に、長年業界団体で事務局を務めた業界の生き証人が迫る。

【内容】
・牛丼を国民食にし、回転率を重視したことから単品特化ビジネスに行きついた吉野家・松田瑞穂
・1970年大阪万博を契機にファミリーレストランのすべてを設計した外食産業の祖、ロイヤル・江頭匡一
・「おいしければわざわざ来てくれる」でハンバーガーを日本人向けにアレンジしたモス・櫻田慧
・給食事業からとんかつにビジネスを広げ、代替わりに最も成功したグリーンハウス・田沼文蔵
・地元密着で熱烈な常連客に支えられ復活したハングリータイガー・井上修一
・製造直販業化で圧倒的なコストパフォーマンスを実現した、サイゼリヤ・正垣泰彦

感想・レビュー・書評

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  • さぼてんの会社があすけん運営してるの知らなんだ。

  • 日本の外食産業の歴史?を、華々しい成功例の紹介と共に楽しく読めました。
    シャウエッセンがモスと関わっていたのは驚き。

  • 日本フードサービス協会を立ち上げ、食品業界の福利厚生を整備し産業として持続できるように苦労した加藤一隆氏による外食立志者伝。吉野家、モスフードジャパン、ロイヤル、さぼてん、サイゼリアといった超有名チェーン店創設者の起業ものがたりが語られるが、一人称ではない語り口のせいか、非常に平板な特徴録になってしまっているのが残念。

  • 飲食に興味があり手に取った。
    今後「尊敬する経営者は?」と聞かれたらモスバーガーの櫻田さんと、グリーンハウスの田沼さんと言おう。。!と思いました。

  • 女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000059599

  • 外食チェーンの創業者の話をフードサービス協会の加藤さんが語る。吉野家からモス、サイゼリア、ロイヤル、サボテン、ハングリータイガーと馴染みのある外食チェーンの成り立ちから創業者の想い、苦難をどのように乗り越えたかなど、外食チェーンの構造に詳しい著者が解説。読んだ後にそれぞれの外食に行くと、そのブランドの志が理解でき、よりおいしく感じられると思う。

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