- Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
- / ISBN・EAN: 9784813701903
作品紹介・あらすじ
瑚春は、幼い頃からいつも一緒で大切な存在だった双子の弟・春霞を、5年前に事故で亡くして以来、その死から立ち直れず、苦しい日々を過ごしていた。そんな瑚春の前に、ある日、冬眞という謎の男が現れ、そのまま瑚春の部屋に住み着いてしまう。得体の知れない存在ながら、柔らかな雰囲気を放ち、不思議と気持ちを和ませてくれる冬眞に、瑚春は次第に心を許していく。しかし、やがて冬眞こそが、瑚春と春霞とを繋ぐ"宿命の存在"だと知ることに-。
感想・レビュー・書評
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主人公は自分の中の最も大切な双子の弟を事故で亡くしてしまう。弟の死から立ち直れず、辛い日々を過ごしていた。そんなある日、知らない男に声をかけられるが、彼には亡き弟を彷彿とさせる不思議な雰囲気があり、何故か彼には心を許してしまう。そんな男との不思議な物語。
最後に判明する弟と声をかけてきた不思議な男との関係に感動した。もちろん非科学的で非理論的な出会いだけど、物語の中でだけ許される美しさが素敵だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
見ず知らずの男子を家に連れて行く、ちょっと無茶苦茶なスタートです。ラスト、冬眞と瑚春がひっつくのかと思ったけど、恋バナじゃなかった。ファンタジーに分類しました。
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感動?って言うよりは大体が思っている通りに進む。
でも綺麗だからすいすいと読める。
双子のはずなのに、
まるで恋人のようで、
恋してるのかな?って
思ってしまう。
まるで恋愛小説じゃないようにみえて
恋愛小説なんだろうなこれ。 -
久しぶりに胸がぎゅっとなるお話でした。
沖田さんのお話が大好きです。
主人公の心の変化がとてもきれいに描かれていました。 -
1/9読了
ある町で一人暮らす「こはる」。そんなこはるの前に現れた自称ユーレイのとうま。そんなこんなで二人で暮らし始めたが、二人にはある共通点と事情があった。今はいない双子の弟「はるか」の死から立ち直れないこはる。そんなこはるを少しずつとうまが溶かしていく。
こはるの男らしくサバサバした感じと、はるかに甘える時のギャップがすごくて、二重人格のような感じだった。最後付き合うとかじゃなくて、ただ会いに行くという約束をするだけなのが、とうまがはるかの心臓を受け取った証のように感じる。 -
奇跡系ファンタジー
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内容とか作家さんとかが悪いのではなく、合わなかった。読む人を選ぶのかな?
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昔読んだ本。
確か煽り文にものすごく感動するといったことを書いていたが、内容が薄っぺらく先が読めてしまい、つまらなかった。小学校高学年から中学生の女の子向けの本かも。 -
「瑚春」その声が心を揺さぶって。
無意識に手が胸元のペンダントを握っていた。
ビオラの花言葉は、少女の恋そして、私を思って。
ほら、また、君の声が胸に響く。