さよならレター (スターツ出版文庫)

著者 : 皐月コハル

• スターツ出版 (2017年11月28日発売)

感想・レビュー・書評

[リュウ シャオロンさんの感想 · 2021年5月14日]

4.5
泣けましたね。
読んでて、後半泣かされるんだろうなと思っていたので、後半は一人きりの時に落ち着いて読みました。
大切な人を亡くす悲しさと、前向きになれる強さを教えられました。
簡単なことではないけど、つらい事かあっても生きてさえいれば、とも思えます。
くだらない愚痴は言う気にならなくなります。
そんなのは、自分にたくさん時間があると思ってるからであって、そうじゃなければ愚痴ってる時間がもったいない。
長くても人生は有限、悔いのないように時間を大切に使いたいと思わせられました。
病気になってから、ではなくて、健康な時から、時間を人生を大切に生きなきゃ。

[うたえながさんの感想 · 2023年10月20日]

手紙ということがよかった。私もたまには手紙を書こうという気持ちになった。

[まりぽんさんの感想 · 2021年9月2日]

感動した。切ない話になっている。
もし、死んでしまっても前向きに生きてほしいという願いが込められた手紙が多かった。
おすすめ！

[日帰りトラックさんは40歳！プラスおっちゃん！さんの感想 · 2023年12月3日]

調子が良かったので、午後から読み出し読了。

ストレートな感情が印象的な作品。確かに中高生向きな作品ではあるが、オトナの目線からみても応援したくなる、そんな作品。

ストレート、ど直球（主人公はサッカー部なのは御愛嬌）故に、淡々とお話は進んでいった。ボリュームも控えめ、だからこそ伝えたいことが伝わりやすい、そんな感じがしました。

午前中のガーベラ同様、本作の表紙イラストより、“彼女は何色の便箋を持っていますか？”

LINEやらSNSやら確かに便利なこのご時世、自分で筆を持ち紙にしたためる、手紙という手段を改めて良いものだと思い直しました。


またして独り言ですが、午前中の作品を色で例えるなら“淡い暖色系”、午後からの本作は“鮮やかな暖色系”、双方ヒロインの行く末は同じでしたが、こちらははっきりとした色彩が確かにあると、おっちゃんは勝手に思いました。

[なるるさんの感想 · 2020年11月21日]

病気の彼女をあんなに心配できる
男の人に憧れる。
めちゃくちゃ2人とも良い人。

[M&Mさんの感想 · 2023年4月1日]

手紙っていいな。今はLINEが当たり前。でもすごくいいなって思った。死んでから棺に今までもらった手紙を入れて幸せに別世界に行きたい。最後の最後まで好きな人と一緒にいることを諦めなかったルウコの愛、それを受け取ったそうちゃんの愛はすごいなって思った。いつかこんな愛ができますように。

[はるかさんの感想 · 2021年5月28日]

最後までソウがルウコのことをおもい続けているのが印象的。
他の作品だと、この世を去る側から残される側に｢私よりいい人を見つけて｣というのが多いような気がする。

[たけちゃんさんの感想 · 2018年12月8日]

高校２年生のサッカー少年高柳蒼（ソウ）の下駄箱に、学校一の美人で同級生同じクラスの柏木流湖（ルウコ）からの手紙が入っていたところから、お話が始まる純愛物語です。難病で余命わずかなルウコとソウの切ないお話は、特にどんでん返しなどなく、ストレートに泣けるようになっています。ルウコが生まれ変わって、ソウの肩をたたくのを願ってやみません。