鬼の花嫁~運命の出逢い~ (スターツ出版文庫)

著者 :
  • スターツ出版
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感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813709930

作品紹介・あらすじ

平凡な高校生の私が
美しい鬼のあやかしの花嫁に!?
人間とあやかしが共生する日本。絶大な権力を持つあやかしの花嫁に選ばれることは憧れであり、名誉なことだった。平凡な高校生・柚子は、妖狐の花嫁である妹と比較され、家族にないがしろにされながら育ってきた。しかしある日、類まれなる美貌を持つひとりの男性と出会い、柚子の運命が大きく動きだす。「見つけた、俺の花嫁」―。彼の名は鬼龍院玲夜―あやかしの頂点に立つ鬼だった。玲夜から注がれる全身全霊の愛に戸惑いながらも、柚子は家族から逃れ、玲夜のもとで居場所を見つけていき…!?

感想・レビュー・書評

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  • ネットの広告でやたら漫画を見かけるので原作読んでみた。
    あやかしが本能で選ぶ花嫁という絶対的溺愛対象が憧れであり、名誉となっている人間とあやかしが共生している世界。あやかし内では上位の妖狐の花嫁である妹と両親から蔑ろにされていた高校生の柚子はある日自分を花嫁だと呼ぶ男性に出会う。この彼があやかし世界の頂点に立つ鬼の御曹子、玲夜だったという王道シンデレラストーリー。玲夜からの愛を信じ切れなかった柚子が心を開くまでとか、妹達が痛い目に合うまでとかの展開がさくさく進むので読後感はすっきり。途中の一波乱もすぐ治まるし。妹を花嫁に選んだ妖狐の揺太がちょっと可哀想。玲夜の溺愛っぷりが完全ストーカー気質だけど、普通の女の子である柚子は全部受け入れられるんだろうか。そこが気になるので続き読むかな。柚子の親友の透子とにゃん吉のコンビが気に入ったのでたくさん登場していたら嬉しい。

  • 友達の娘さん、に漫画にもなってるよとすすめられてただいま読んでいます。小説を読もうサイトにも載っているよと言われたので、読み始めてました。
    とりあえずその時の感想は星3つ。
    原作とはまた違って本はさらにその後も含めて、詳しく連載みたいな形になっていくようです。コミックも素敵だからと言われたのですが、小説の方を読むことにしました。
    虐げられている主人公が、幸せに向かって頑張る話なのかなぁと思って。とりあえず5冊借りました。読んでみたいと思います。

    一巻は小説を読もうサイトと同じ感じでしたが、番外編と特別書き下ろし番外編があるのがよかったですね。小鬼のイラストが欲しいかもってちょっと思いました。虐げられた主人公が少しずつ戸惑いながらも、踏み出す強さを手に入れることができたというのがよくわかります。妹さんがその後どうなったんだろうってちょっと思いましたけど。続きを読めばわかるのかしら。あやかし✖️恋愛を題材にした短編コンテスト用で書き下ろした作品だったらしいです。
    終わりのほうに、
    両親に止められなかったときの気持ち。妹が優先され、我慢してこっちに目を向けてほしいと願っている事とか複雑な思いやあきらめ。
    そういったことも今の自分を作り上げたものとして一部だと。
    忘れることなく、受け入れ、未来のための糧としよう。
    これまでの日々を、そして今日と言う日を胸に刻むことにした。
    なかなかそういう気持ちにはは慣れないのが人間ですが。
    この作品漫画化して、恋愛小説として中学生高校生とかに人気と言うのはなんとなくわかるような気がしました。設定は面白いなぁと思います。そして溺愛っていうのがやっぱり恋愛ものとしてはいいんですかね。主人公が真面目に頑張っているところが報われるっていうところに心惹かれるんでしょうか。

    さて続編は、少しずつ愛され自信が出てきた主人公がどう変わるのか、どんな新しいキャラクターや物語が出てくるのか、頑張って読んでみたいと思います。
    とりあえず友達の娘さんには、恋愛小説でちょっとこっ恥ずかしいなぁと思いながら読んだ部分もあったけど。面白かったよーと伝えようかなぁと思います。

  • 主人公の柚子の心情は、かつて自分が味わった心情に似たものを感じて、すごく親近感を感じる物語だと思った。
    シンデレラ物語はやっぱり大好きで、ストーリーの中に引き込まれていく感覚があり面白い。
    漫画もネットのコミックシーモアで読んだりするけれど、やっぱり漫画よりも小説の方が登場人物の心情が細かく描かれている気がして、心の動きの勉強になる。
    ゆずと妹のかりんとのやりとりを見ていると悲しい気持ちになる。姉妹で妹が姉に対して凄まじい敵を向けることにも、実際に姉妹の関係がこのストーリーのようなものだったら本当に悲しいものだと思った。
    でもなんだか話を読んでいると、時々、柚子と玲夜の関係は私と主人に重なるものを感じたりするものがあったりして面白い。
    シンデレラストーリーで鬼の花嫁のような話は久しぶりに読んだけれど面白い。
    これから柚子と玲夜の2人の未来はどうなっていくのか楽しみだ。
    学生の時にも結構小説はいろいろなものを読んだけれど、これからもたくさん読んでいきたい。
    柚子がこれからどのように成長していくのかと言うことや、どんなキャラクターがこれから出てくるのかワクワクしながら読める作品。
    個々の好みも確かにあるが、私は好きなストーリーだった。
    ただ、日本の昼ドラ的ドロドロ要素が少し含まれているのが残念だけど、次巻が楽しみだ。

  • マンガのCMで気になっていた作品を、文庫になってたので一気読み!
    シンデレラストーリーで、相手が妖!
    これは好みでした
    若い女子であれば玲夜さま〜!と夢中になるのかもしれませんねw
    敵、味方がハッキリしてるのでわかりやすいし
    ストーリーも面白かったです

  • 妖との恋愛もの

    さらりと読みやすかった

    主人公の両親と妹のオツムがとても残念で呆れた

    元婚約者となった桜子さまが面白かったです
    (*´∇`*)

  • サクサク読める。
    予想外の展開はないけど、だからこそ安心して読める。

  • あまり重たい本を読む気分でなく買い求めたけど、程よいテンポで読み易い本だった。話の筋そのものは、想像以上の大きな波乱もなく、まさにサクッとかたのつく流れではあったものの、主人公以外の脇キャラがいい味を出していて、周囲の脇キャラを掘り下げたくなるようなキャラクター作りだと感じた。続きで脇キャラがさらに楽しめると良い。

  • 王道のシンデレラストーリー。
    勧善懲悪の徹底ぶりには時代劇もびっくりな具合

  • 実家に置いてあったのを、気が向いたので。
    サクサク読めるほぼ少女漫画。
    運命とか、デロデロに甘やかされるのはやっぱり少女漫画(小説)の醍醐味よね

  • 評価が高かったのと、確かセールか無料期間だったので購読。感想としては、まあ、The少女漫画作品って感じ。少女漫画らしいダブルスタンダードトリプルスタンダードが目立った。平気で霊力による暴行が飛び交うので、現代日本の設定のはずだけど現代日本感はあんまり感じなかった。あやかしたちの立場がかなり高く、あやかしと人間の奴隷制度に近い格差社会…中世ファンタジーとかでも良かったのでは?でもちょっとスカッとはする。

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著者プロフィール

2014年頃から執筆活動をはじめ、WEBに投稿するようになる。2016年商業デビュー。執筆ジャンルは異世界ファンタジーが主だが、初のTL作品『新婚さんのつくりかた~朝から溺愛注意報』が2020年にアルファポリスより書籍化。

「2020年 『新婚さんのつくりかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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