- Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
- / ISBN・EAN: 9784813709930
作品紹介・あらすじ
平凡な高校生の私が
美しい鬼のあやかしの花嫁に!?
人間とあやかしが共生する日本。絶大な権力を持つあやかしの花嫁に選ばれることは憧れであり、名誉なことだった。平凡な高校生・柚子は、妖狐の花嫁である妹と比較され、家族にないがしろにされながら育ってきた。しかしある日、類まれなる美貌を持つひとりの男性と出会い、柚子の運命が大きく動きだす。「見つけた、俺の花嫁」―。彼の名は鬼龍院玲夜―あやかしの頂点に立つ鬼だった。玲夜から注がれる全身全霊の愛に戸惑いながらも、柚子は家族から逃れ、玲夜のもとで居場所を見つけていき…!?
感想・レビュー・書評
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ネットの広告でやたら漫画を見かけるので原作読んでみた。
あやかしが本能で選ぶ花嫁という絶対的溺愛対象が憧れであり、名誉となっている人間とあやかしが共生している世界。あやかし内では上位の妖狐の花嫁である妹と両親から蔑ろにされていた高校生の柚子はある日自分を花嫁だと呼ぶ男性に出会う。この彼があやかし世界の頂点に立つ鬼の御曹子、玲夜だったという王道シンデレラストーリー。玲夜からの愛を信じ切れなかった柚子が心を開くまでとか、妹達が痛い目に合うまでとかの展開がさくさく進むので読後感はすっきり。途中の一波乱もすぐ治まるし。妹を花嫁に選んだ妖狐の揺太がちょっと可哀想。玲夜の溺愛っぷりが完全ストーカー気質だけど、普通の女の子である柚子は全部受け入れられるんだろうか。そこが気になるので続き読むかな。柚子の親友の透子とにゃん吉のコンビが気に入ったのでたくさん登場していたら嬉しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
主人公の柚子の心情は、かつて自分が味わった心情に似たものを感じて、すごく親近感を感じる物語だと思った。
シンデレラ物語はやっぱり大好きで、ストーリーの中に引き込まれていく感覚があり面白い。
漫画もネットのコミックシーモアで読んだりするけれど、やっぱり漫画よりも小説の方が登場人物の心情が細かく描かれている気がして、心の動きの勉強になる。
ゆずと妹のかりんとのやりとりを見ていると悲しい気持ちになる。姉妹で妹が姉に対して凄まじい敵を向けることにも、実際に姉妹の関係がこのストーリーのようなものだったら本当に悲しいものだと思った。
でもなんだか話を読んでいると、時々、柚子と玲夜の関係は私と主人に重なるものを感じたりするものがあったりして面白い。
シンデレラストーリーで鬼の花嫁のような話は久しぶりに読んだけれど面白い。
これから柚子と玲夜の2人の未来はどうなっていくのか楽しみだ。
学生の時にも結構小説はいろいろなものを読んだけれど、これからもたくさん読んでいきたい。
柚子がこれからどのように成長していくのかと言うことや、どんなキャラクターがこれから出てくるのかワクワクしながら読める作品。
個々の好みも確かにあるが、私は好きなストーリーだった。
ただ、日本の昼ドラ的ドロドロ要素が少し含まれているのが残念だけど、次巻が楽しみだ。 -
マンガのCMで気になっていた作品を、文庫になってたので一気読み!
シンデレラストーリーで、相手が妖!
これは好みでした
若い女子であれば玲夜さま〜!と夢中になるのかもしれませんねw
敵、味方がハッキリしてるのでわかりやすいし
ストーリーも面白かったです -
妖との恋愛もの
さらりと読みやすかった
主人公の両親と妹のオツムがとても残念で呆れた
元婚約者となった桜子さまが面白かったです
(*´∇`*)
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あまり重たい本を読む気分でなく買い求めたけど、程よいテンポで読み易い本だった。話の筋そのものは、想像以上の大きな波乱もなく、まさにサクッとかたのつく流れではあったものの、主人公以外の脇キャラがいい味を出していて、周囲の脇キャラを掘り下げたくなるようなキャラクター作りだと感じた。続きで脇キャラがさらに楽しめると良い。
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王道のシンデレラストーリー。
勧善懲悪の徹底ぶりには時代劇もびっくりな具合 -
実家に置いてあったのを、気が向いたので。
サクサク読めるほぼ少女漫画。
運命とか、デロデロに甘やかされるのはやっぱり少女漫画(小説)の醍醐味よね