交換ウソ日記2 〜Erino's Note〜 (スターツ出版文庫)

著者 :
  • スターツ出版
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感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813710233

作品紹介・あらすじ

累計22万部突破!コミック化の大人気作、待望の第二弾!
高校で副生徒会長を務める江里乃は、正義感が強く自分の意見があり、皆の憧れの存在。そんな完璧に見える彼女だが、実は恋が苦手だ。告白され付き合ってもなぜか必ずフラれてしまうのだ。そんなある日、江里乃は情熱的なラブソングが綴られたノートを拾う。恥ずかしい歌詞にシラけつつも、こんなに純粋に誰かを好きになれるノートの中の彼を少し羨ましく感じた。思わずノートに「私も本当の恋がしたい」と変な感想を書いてしまう。ウソみたいな自分の本音に驚く江里乃。その日から、ノートの彼と“本当の恋”を知るための交換日記が始まって――。

感想・レビュー・書評

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  • 2だから続編だと思ったら、友達が今回は主役にした物語でした。
    けど1に登場した瀬戸山くんと希美も出てきてよかった。

  • 前作は、ラブストーリーの中に友情の話が組み込まれている構成だったが、この作品では、江里乃ちゃんの成長物語を軸にラブストーリーが展開される構成になっていた。ラブストーリーよりも江里乃ちゃんの成長物語の方が際立っていたように感じた。内容は、THE恋愛漫画展開の話。優等生の江里乃ちゃんが惹かれる相手の特徴がまさに恋愛漫画で読んだことのある相手役に近くて笑ってしまった(笑)

    前作の続編ということで、比較すると交換ウソ日記の「ウソ」が上手く活かされていないように感じたし、前作のヒロインの相手役だった瀬戸山くんと比べると二ノ宮先輩にあまり惹かれなかった…告白の仕方が…自分だったら引いてしまうなと…自分的には、前作の方がラブストーリーらしい"青春"と"恋愛の"甘酸っぱさ"を感じる場面が多くて好きだった。
    しかし、前作で付き合い始めた希美ちゃんと瀬戸山くんのその後を知ることができたのは嬉しかったし、嵐ファンである身としては二ノ宮先輩が「ニノ先輩」「ニノ」と呼ばれていることにあの人を彷彿させてしまい二重の意味で楽しむことができた(笑)

  • 前作の交換日記の主人公望美の親友の江里乃が今作の主人公。
    生徒会副会長をしていたり成績優秀、自分の意見をはっきり発言するなどなど。江里乃は周りからは何でも出来るしっかり者だと思われている。でも本当の自分は不器用で弱い部分も沢山あって。
    恋をするのと同時に本当の自分に向き合っていくことになって、江里乃の成長の物語でもあるなぁと感じました。
    先生からも生徒会からも問題児とされている二ノ宮先輩が恋のお相手。正反対の二人がウソ交換日記を通じて距離を縮めていく。
    青春っていいなー"(ノ*>∀<)ノ

  • 王道なんだけど少し王道から外れた物語!
    この物語は、王道の恋愛が好きな人にも刺さるとは思うのですが、それ以上に、王道より少しズレているのが好き!とか、ただのきゅんきゅんする物語をつまらなく感じてしまう人向けだと思います。
    少しヒューマンドラマチックなところがあって、私は主人公に共感できないことの方が多かったですが、それでも主人公の気持ちが痛いほどわかって苦く酸っぱい物語でした。
    主人公の苦い物語に、いきなりとある男の子が乱入してきて、めちゃくちゃにするけど、そのおかげで主人公も報われる!というもう私にはぶっ刺さりの物語です!
    普段から本を読んでいる人にはぶっ刺さりな内容かと思います!
    逆に、王道の恋愛アニメをよく見るタイプには刺さるけど物足りなさがあるのかもと思います。
    ただ私はこの本をたくさんの人に推したいです!!
    ただの恋愛ものではなくて、少し自分の中で学べるようなことがあったりと、読んだあとは気持ちがスッキリしました。
    自分は自分でいていいんだって思えるような小説です。
    周りに合わせるのもいいこと、明るく素直なのもいいこと、真面目なのもいいこと、素の自分で嫌われてしまうのは、素の自分を本当に理解してもらえていないから。誰しもが他人を傷つけないようにと考えていると思います。その方法がみんな違うだけで、それぞれの考えの重みが違うだけで、みんな好かれるべき人です。誰かのために頑張っている人ならなおさら。私はこの物語を読んで救われました。
    ただの恋愛小説じゃない、私はこの物語をドキドキしたいから読むということもありますが、自分が救われるために読む時の方が多いです。
    ほんとに素敵な物語です。
    たくさんの人がこの作品を手に取って、救われてくれると嬉しいと思います。

  • 一作目
    瀬戸山君と望美の話。

    二作目
    その友達、江里乃の話。

    一作目人違い、二作目は自分名前を
    隠して交換日記をする。

    今の時代にメールやLINEではなく
    交換日記と言うところがエモい。

    学校と言う背景が、想像しやすい。

    思春期の素直に慣れないところ。
    勘違い。すれ違い。
    羞恥心。

    厚かましくなった中高年、いや老害?
    となった私には眩しくてもどかしい。

    しかし、コミュニケーションに
    ついては学ぶ所があった。

    正論は正しい。
    しかし、その前に思いがある。
    言い方なのだと、、

    そうだ!確かに大人も言い方一つで
    炎上してしまうのだ。

    コミュニケーションは
    相手を理解しようとする事。
    伝える努力。

    忘れかけてた初心を思い出した。

    お互いに解り合おうとする気持ちが
    大切なんだと思った。

  • 無印ではハキハキしていて怖いもの無しに見える江里乃ちゃんが、素直になる為に大事なお話でした。

    言葉の伝え方って難しくて、けれど伝えないって選択肢はどこにもなくて。言葉の大切さや重みが身に染みました。とても大好きです。

  • 1の方私は好きだった

  • 他作品の感想でも似たようなことを書いたのですが、こういった「直球ど真ん中」の青春小説が、常にその時代の現役世代に向けて新しく書き下ろされ続けていくのは大切なことです。

    現役が疾うの昔の思い出になってしまった私のような読者にとっては、こういった作品には触れる機会があっても一過性になってしまいがちですが(その証拠に、このシリーズ前作を読んだのは数年前で、だいぶ記憶の彼方でした)、限られたお小遣いやバイト代の範囲で一冊の小説を愛読書として繰り返し読む世代の方々が、その「一冊」に選べる作品であると思います。

    ……と、まあ何やら偉そうなこと書きましたけど、要するに「今の若い世代に読んでほしくて書かれた作品なのだから、おっちゃんおばちゃん世代があーだこーだと口を挟むのは野暮」ってことです。

  • 相手名前を知らないままでする交換日記だから
    普段話せないことも素直に言えるって
    ちょっとした息抜きのような感じもするから
    何となく憧れるんだよね。

    それに
    相手がどんな人が考えながら
    交換日記は何か楽しそう。

    ❥❥❥
    本心をさらけ出しているから
    その状況で相手を好きになると
    いざ対面した時も緊張はするだろうけど
    割りと早く打ち解けそうと思った。

    高校生は学校での人間関係が
    大半を占めることが多いから
    どんな形であれ人間関係が広がるのって
    世界が広がっていくみたいで良いよね。

    ❥❥❥❥
    みんなに頼られている江里乃が
    交換日記を通じて恋愛を知っていく感じは
    想像しながら読んでると
    まるで江里乃になったみたいで
    読んでて本当に楽しかった。

    本みたいな青春してみたかったなぁ。

  • 1では、江里乃は完全に私にとっても憧れの性格でしたが、今回江里乃視点で物語が進むにつれて、どんな人でも自分のことでたくさん悩みがあるということが分かりました。そして、こんなにも性格の違う2人が惹かれ合う理由や過程がとても素敵でした。気持ちに共感できたのは希美の方でしたが、今回のは第三者としてワクワクするような恋愛でした。

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著者プロフィール

2015年、スターツ出版文庫創刊を飾った『君が落とした青空』が22年に実写映画化。また17年からロングヒットの「交換ウソ日記」シリーズは累計40万部を突破し、10代女子を中心に人気を博している。他著に『わたしは告白ができない。』『世界は「」で沈んでいく』『世界は「」で満ちている』など人気作多数。

「2023年 『小戸森さんちはこの坂道の上』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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