鬼の花嫁五~未来へと続く誓い~ (スターツ出版文庫)

著者 :
  • スターツ出版
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813711957

作品紹介・あらすじ

あなたが愛してくれたから、幸せを感じられるようになった――。
「愛している、俺の唯一の花嫁」
玲夜から結婚式衣装のパンフレットを手渡された鬼の花嫁・柚子。玲夜とふたり、ドレスや着物を選び、いよいよ結婚するのだと実感しつつ、柚子は一層幸せに包まれていた。そんなある日、柚子は玲夜を驚かせるため、手作りのお弁当を持って会社を訪れると…知らない女性と抱き合う瞬間を目撃。さらに、父親から突然手紙が届き、柚子は両親のもとを訪れる決意をし…。「永遠に俺のそばにいてくれ」最も強く美しい鬼・玲夜と彼に選ばれた花嫁・柚子の結末とは…⁉

感想・レビュー・書評

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  • 大学卒業も間近になり、ウキウキで結婚式準備を進めていく柚子と玲夜。そんな中玲夜の幼馴染みと名乗る芹が屋敷に居候する事になる。あからさまに敵意むき出しで嫌がらせをしてくる芹に対して玲夜の動きはなく柚子はもやもや。おまけに両親からの手紙が届き、再会を希望しているとあって…。まあ解決するんですが最初の頃の自信がなくふらついていた柚子がしっかり足をつけて自分の意見を言うようになったのは良かった。将来の夢も見つけ、玲夜の強力な協力も得たのはいいけど甘すぎないか?ハイクラスの若奥様ってそんな暇ないんじゃないか、花嫁学部でそういった環境について学んだのじゃ?と言うのは野暮か。透子と蛇塚のハッピーな話題にはにっこり。肝心の結婚式があっさりしていたなー。手芸部部長の小鬼への愛の方が炸裂していたのでは。新婚編あるけどどうしよ。

  • 主人公が愛されて自信をもって、結婚だけでなく自分の生き方を考える最終巻。一巻のたよりない愛を求める寂しい主人公からずいぶん成長したなあと。最初はシンデレラ的展開で流されて大丈夫かなあとおもいましたが、ライバル的な女性、花嫁の在り方、前世の因縁を昇華し、ハッピーエンドになりました。あやかしであろうが人間であろうが互いに思いやり、弱さも見せ合え、心の強さが、よりよい関係性を築くことにつながりますね。
    恋愛物であやかし、和風ファンタジーの組み合わせが好きな方はどうぞ。小鬼や霊獣の猫、ちょっとおっちょこちょいの龍などかわいいキャラもいて番外編も楽しくサクサクっと読めましたー。

  • ハッピーエンドは好物。

  • 1〜5巻で完結してしまうのが寂しいくらいに作品に吸い込まれるように呼んでしまった。
    柚子と玲夜の続編が読みたいと思うくらいに、一人ひとりの登場人物が個性豊かで、自分がその場に一緒に存在しているかのように感じた。
    何よりも蛇塚くんに彼女ができてよかったなって思うのと、玲夜と柚子が無事に結婚式を挙げられて良かったなぁと純粋に思った。
    最初から読んでみて分かった事は、何よりも柚子は運命的に宿命的に選ばれている人間だったと言うこと。
    神子の力の血の血統を持っていたということが鬼と結ばれる運命だとの設定が面白い。
    こういったシンデレラストーリーはまたぜひ読みたい。
    同時にクレハ先生の小説は私の好みの小説を書いてくれる先生だなと嬉しくなった。
    他にも面白い小説を書いてくれる先生を見つけたいと思う。

  • ここまで一気に読んで、妖好きな私としてはどんどん増えていく妖たちに楽しさ倍増でした
    半端ない憎らしい女性も出てきて、早く読みたくて仕方なかったww
    龍や小鬼の暴れっぷりも楽しかったしww
    新婚編も買いました

  • 正直、この巻はどうなのだろう。芹という勘違い女が出て来たり、両親が再登場したが花梨はなし。両親は金持ちに柚子を売り飛ばそうとして、それが一族の中の揉め事に繋がっていたという事だが、インパクトが足りない。もはやあやかしなんてまるで関係のない展開。前巻で初代花嫁の因縁やらが解決してしまって、ネタ切れになってしまったのだろうか。それならば解決した直後に結婚式シーンを入れた方がまとまりは良かった気がする。ダラダラとした蛇足にしかならない巻という読後感だ。

  • 相変わらずの「ほうれんそう」の欠如で起こる行き違い。
    感情表現豊かになった主人公、は、いいんだけど、何故かめっちゃ愛されキャラ。
    優しいところはあるんだけど、うーん、もう少しなんというか…残念だ。
    魅力的な脇役達がいっぱい出てくるだけに、主人公二人が残念で…
    と言いながら、しっかり続きを追いかけているワタシですが…

  • 結婚してめでたしめでたしの完結巻。とはいえ結婚式とかそのあたりの幸せな雰囲気はあっさりめで、なんだかハッピーエンド感も薄い。というのも、今更感のある芹の登場と、それにまつわる玲夜のよくわからない行動が原因。蛇足だったのではなかろうか。
    柚子は自己主張とわがままを履き違えていそうだし、玲夜の柚子に対しての行動制限が厳しすぎてストーリー展開の障害になっていそうでイライラしてしまう。
    いろいろともったいないシリーズだった。最初はとてもワクワクしながら読んだんだけどなぁ……。

  • 玲夜の愛を受けて柚子が強くなったなという印象。最終的には玲夜が折れてくれて、柚子のやりたいこともやらせてくれるからいいものの、あやしの花嫁だからとあれもこれもダメというのは結局両親とやってることは変わらないのでは?愛を餌にされ、ストックホルム症候群にかかってるのではと不信感。

    それでも、小鬼ちゃんはかわいいし、桜子さんや高道さんはすてきだし、蛇塚くんに新しい恋が芽生えて嬉しいし、透子とにゃん吉くんにも喜びが!

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著者プロフィール

2014年頃から執筆活動をはじめ、WEBに投稿するようになる。2016年商業デビュー。執筆ジャンルは異世界ファンタジーが主だが、初のTL作品『新婚さんのつくりかた~朝から溺愛注意報』が2020年にアルファポリスより書籍化。

「2020年 『新婚さんのつくりかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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