卒業 桜舞う春に、また君と (スターツ出版文庫)

  • スターツ出版
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本棚登録 : 283
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813712299

作品紹介・あらすじ

君が世界を変えてくれた――。
新しい一歩を踏み出すラストに涙する――
卒業式を前になぜか大切な友達と一緒に過ごせなくなった女子高生(『桜の花びらを君に』丸井とまと)、兄の急死で自分の居場所を見つけられず反抗する男子中学生(『初恋の答えは、約束の海で』水葉直人)、亡くなった彼との叶わぬ再会の約束を守ろうと待ち合わせ場所を訪れる女性(『花あかり~願い桜が結ぶ過去~』河野美姫)、自分宛てではないラブレターに正体を偽って返事を書く女子高生…(『うそつきラブレター』汐見夏衛)。桜舞う春、別れと出会いの季節に、さまざまな登場人物が葛藤し成長していく姿に心救われる一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 丸井とまと の名前があったので購入。
    「青春ゲシュタルト崩壊」は良かったです。
    本作は4人の作家の4つの短編集です。
    卒業をテーマに儚く淡い感情の入り交じる青春像が描かれている。
    最近では咲く時期が昔と違い、少しズレたりしますが
    卒業には、やはり桜の木、花びらがよく似合います。

  • 人に合わせることも大事だけど
    合わせてもらうことも大事だと思う。

    合わせてもらうって難しいけど
    楽になれるんだろうなと思った。

  • この季節だから読んで見たいと読んだ。受賞したばかりの作家やデビューしたての作家の短編集だから、どことなく幼さが見える。「卒業」をテーマにとあるが「桜の花びらを君に」以外は3月じゃなくても問題ない内容。辛辣に言わせて貰えば「初恋の答えは、約束の海で」の鷹広は中途半端に不良をしているだけだ。仲間のモヒカンの話し方も幼いし、非行の描き方も本当の不良達ではない。鷹広は少年院に行ったようだが、本編中で少年院から出た人間に社会復帰は難しいと書きながら将来的に医者になったという設定も甘すぎる。そういう意味では「嘘つきラブレター」の吉岡の姿は現実のカースト上位の女子高生の姿に近い。全体的に読んでみて、気分の悪くなるような言葉も表現もないので、しんどい言動に耐えられない今の世代の少女達が読むのにはいい内容だろう。

  • 初めから良かったこれは〜〜泣いてもうた。2作品目もいいマジで。オススメ。マジ読んで

  • キュンキュン♥️

  • 最初の短編から泣いてしまった。すごく良かった。

  • 4つの卒業にまつわる短編集。(あんま卒業関係ないけどね)
    汐見さんがいるのと、表紙の桜にひかれて読みました。一番好きなのは2編目の「初恋の答えは、約束の海で」です!いやー水葉さんのデビュー作ですからね。デビュー作だけある。いい。短編なのにすごい泣いちゃった(笑)ちなみに1編目も泣きました。意外にも汐見さんのやつがぁ~よくあるやつ~で、あんま新鮮じゃなくて、一番あんまかな。でも全部良かったぁ~~!マジのお気に入りは「初恋の答えは、約束の海で」だぞ~ 注目してね

  • 桜の花びらのように儚い恋模様がひらひらと舞っているように切なかったです

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著者プロフィール

鹿児島県出身、愛知県在住。高校国語教師としての経験をもとに、悩み疲れた心を解きほぐす作品を目指して、日々執筆活動をしている。代表作となった『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』(スターツ出版)が、様々な年代の共感を呼び、現在最も注目される作家。他に『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』『ないものねだりの君に光の花束を』などがある。

「2023年 『たとえ祈りが届かなくても君に伝えたいことがあるんだ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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