余命半年の小笠原先輩は、いつも笑ってる (スターツ出版文庫)

著者 :
  • スターツ出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813713999

作品紹介・あらすじ

大学一年生のわたしは、サークルで出会った三年生の小笠原先輩が余命半年であることを知る。"ふつう"なわたしは、いつも自由で、やりたいことをやりたいようにする小笠原先輩に憧れていた。そんな小笠原先輩は自分の"死"を前にしても、いつも通り周りを振り回し、笑わせて、マイペースで飄々としているように見えたけれど……。「死にたくないなあ」ふたりに特別な想いが芽生えるうちに、先輩の本当の想いが見えてきて――。笑って、泣ける、感動の青春小説。

感想・レビュー・書評

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  • 小笠原先輩がとても魅力的。明るくて、やりたいと思ったことをすぐに行動できる人。
    願望を口にすることは良いことで、
    やりたいなぁって言う人はたくさんいるけど、
    本当にやってみるというのは行動力がある。
    そこが好き。
    で中盤から、消極的な小笠原先輩。
    彼女の思い出に残ることを避けようとしている。
    自分は、もういなくなる事がわかっているから。
    ついに入院してしまう小笠原先輩。
    病院でも明るい。
    タイトルにもあるけど「余命」ということは、そういうことで、
    天国でもなく地獄でもなくその中間にある中国へ旅立つ小笠原先輩。
    遺書にも楽しい仕掛けが。
    彼女は辛いと思うが、グループで良かった。
    小笠原先輩の仲間がずっと悲しさをフォローしてくれて、良かった。
    小笠原先輩の家族もいい人で良かった。
    最後に彼女が書いた小笠原先輩宛の手紙のところでグッとくる。
    タオルが必要。
    号泣。
    ホモもエロもない爽やかな青春ストーリー。
    謝謝。
    学校図書館◯

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著者プロフィール

小説投稿サイト「カクヨム」に2016年10月より『彼女が好きなのはホモであって僕ではない』を投稿開始。2018年同作で書籍デビュー。同作は2019年に『腐女子、うっかりゲイに告る。』のタイトルでドラマ化され、話題となる。他著作に『御徒町カグヤナイツ』(KADOKAWA)、『今夜、もし僕が死ななければ』(新潮社)、『#塚森祐太がログアウトしたら』(幻冬舎)などがある。

「2023年 『100日後に別れる僕と彼』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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