すべての恋が終わるとしても―140字の恋の話―

著者 : 冬野夜空

• スターツ出版 (2022年3月28日発売)

作品紹介・あらすじ

共感＆感動！　30秒で泣ける、切ない恋の超短編
140字で綴られる、恋の始まりと終わり――。（以下、本文『後悔しないように』引用）
「もっと早く告白しておけばよかった」幼なじみの彼は言った。慎重なところが魅力な彼だけれど、今回はその人柄が裏目に出てしまったらしい。「元気出して」「まあ大丈夫。お前は俺みたいに後悔するなよ」こんな時ですら私の心配だ。でも、私はそんな彼のことが――。「じゃあ、後悔しないように言うね」

感想・レビュー・書評

[香月さんの感想 · 2024年2月16日]

1.おすすめする人
→恋愛している、切ない、エモい気持ちになりたい

2.内容
→ほとんどが詩みたいに綴られていく。
　読みやすくてどんどん進んでいったけど、
　最後の話が短編集になっていて、
　途中でリズムを崩されて少し苦手だった。
　なぜか詩も短編集も登場人物が亡くなっていて、
　そんなに簡単に人は死なないと
　突っ込みたくなって若干冷めてしまった。
　私はあまり共感できなかった。

[ジャスミンティー（中2）さんの感想 · 2023年9月11日]

最後の方の短編集の話が一番好き。
日花が言葉で伝えられなかった事を、晴人が見つけた時に文の内容を伝えるのではなくて
「虹の端っこに、宝を見つけたんです」
ってお義父さんに伝えている所が、すごく感動した。
この本の二作品目も読んでみたい。

[希望さんの感想 · 2024年3月29日]

140字の短編の小説がたくさん並んでいて､詩のような感覚でサクサク読めた｡
最後の短編小説は割とあっけない終わり方で､少し物足りなさを感じたかも…｡
今恋をしている方や､学生さんにおすすめしたい一冊だった｡

[nozomiさんの感想 · 2024年1月28日]

140字の中に、色々な物語が詰め込まれている。
自分の中で想像できるから、楽しい。
共感もできたし、140字だからすごく読みやすい。

短編も、よかった。

[つづきさんの感想 · 2023年12月17日]

とても読みやすく、寝る前のちょこっと読書に最適。

[yumarinさんの感想 · 2023年11月25日]

『感想』
〇思いを言葉に表すとき、長いほうがより詳しく説明できる。悪く言えばダラダラ整理することなく話し続ければいいのだから。

〇１４０字というのは３０秒で読み終える長さ。とにかく凝縮しなければならないし、大事な言葉であっても削除しないといけないだろう。少ない文章から想像をしてもらう必要がある。

〇想像が大事になってくるから、人によって解釈が変わってくる。でも決して作者の正解を押し付けるものではないから、その違いが楽しいんだよね。

〇若い感性がにじみ出ている話ばかりだった。人は経験を積むと賢くなるが、その分感情に鈍くなる。これは相手をそして自分を守るための手段でもあるのだが。

〇もう少し若ければ、中身を自分ごととして考えることができるのだろうが、今は離れたところから他人事として考えてしまう。それがちょっと悲しい。

〇全部ではないが、基本的な主人公設定があるのだろうか。

[しいさんの感想 · 2024年4月23日]

短い恋の話が沢山書いてあって隙間時間に読めるのがよかったです!!

[らさんの感想 · 2024年3月13日]

恋がしたくなるような小説。
短編なので読みやすい。後半の小説は、ドキッとしてうるっとして、気持ちが揺さぶられて。
この一冊で恋のいろんな感情を感じられる。

[くらしを支えるさんの感想 · 2023年10月31日]

甘酸っぱい140字の恋愛短編集。
同僚の娘さん（中学生）が初めて買った本だというから、今の若い女の子はどんなものを読んで共感？してるのか興味で読んでみた。
内容はもう甘酸っぱい。そして結構ドラマチック（割と記憶喪失になったり恋人が亡くなったり）で劇的。私の世代でいう恋空ブーム的な感じなのかな。
これを読んできゅんきゅんしてる女の子たちを思うともうそれだけで可愛くて大変良い。
大人が読むにはちょっと物足りない？内容とは思うけど、小中高校生の子達にはちょうど良い刺激の本だと思う。全体的に「エモい」みたいな雰囲気。
過激な性描写もないし読書の入門にも良いと思うから若い子におすすめ。

[1590486番目の読書家さんの感想 · 2023年3月18日]

すごい、短いお話だからサクサク読める。初心者でも、読みやすいと思った