ベスト・エッセイ2018

制作 : 編纂委員/角田 光代、林 真理子、藤沢 周、町田 康、三浦 しをん 
  • 光村図書出版
3.34
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本棚登録 : 216
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813800620

作品紹介・あらすじ

■収録者名(五十音順)
阿川佐和子・朝井まかて・嵐山光三郎・飯間浩明・池内 紀・
池澤夏樹・池辺晋一郎・五木寛之・いとうせいこう・戌井昭人・
今村かほる・植本一子・大竹 聡・小川洋子・荻原 浩
恩田 陸・角田光代・角幡唯介・加藤シゲアキ・鎌田浩毅・
上岡伸雄・川上和人・菅野昭正・岸本佐知子・北方謙三・
工藤美代子・黒井千次・黒川博行・桑原裕子・小泉武夫・
鴻巣友季子・齋藤亜矢・酒井順子・佐藤愛子・佐藤多佳子・
椎名 誠・白崎映美・青来有一・瀬戸内寂聴・曽野綾子・
高野秀行・髙橋秀実・滝口悠生・竹内整一・田中慎弥・
外山健太郎・永田和宏・中西 進・中野美月・夏川草介・
橋爪大三郎・橋本 治・馬場あき子・林 真理子・曳地トシ・
久間十義・平野啓一郎・藤崎彩織・藤沢 周・藤原智美・
古川日出男・細谷正充・万城目 学・町田 康・松井玲奈・
松木武彦・みうらじゅん・三浦しをん・宮沢章夫・村山由佳・
山折哲雄・山極寿一・山下澄人・養老孟司・吉田篤弘・
若松英輔・鷲田清一

感想・レビュー・書評

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  • 様々なジャンルの人達の文章を集めているので、普段あまり触れない世界の話も読めて面白かった。
    特に印象に残ったのは角田光代さん(↑こう言っておきながら、普段触れているジャンルだけど…)。
    私は子供時代、「長靴下のピッピ」になれないつまらない自分が悲しくて、ピッピを羨んでいたのだけど、角田さんはピッピと共鳴してしまったがゆえに今でも苦労していると…考えてもみなかった。
    角田さんが、「この子達に共感してれば良かったのに
    」と挙げた物語の主人公達は、私のバイブル「秘密の花園」のメアリーをはじめ、大好きだった子供達ばかりで、子供の角田さんと子供の私で、周りの友達には誰にも話せなかった本の話をしてみたかったなと思う。
    ピッピとじゃ、五分と話が持たないかもしれないけども。

  • 改めて、贅沢な一冊だなーと思う。初めて触れる作家さんとか、エッセイストさんとか。やっぱりこの人の文章のリズムは好きだなーとか。色々感じることが出来る。

  • ベスト・エッセイは2014年「結果として、今まで縁のなかった、主に文を書くことを生業とした多くの文化人に出会えてよかった。」と記録。
    2017年には「この本で初めて知った人も結構います。
    世の中に、作家って多いんですね。
    いかに自分が同じ人の作品ばかり読んでいるかっていうのがわかりました。」と書いています。

    今回3冊目。77のエッセイのうち、私が著作を読んだことがあるのが22。
    読んだことないけど、その人を知っているのが8。
    ジャニーズや乃木坂もいましたから。

    知らない方たちの中には、鳥類学者、大学教授、国文学者、霊長類学者、オーガニック植木屋、国語辞典編集者、国立歴史民俗博物館教授などいて、結構お得な本だと思います。

  • 普段読んだり慣れ親しんだ人も、今まで触れてこなかった人も、はたまたこんな人もいるの?!というような人など、様々なジャンルの方の随筆が読める、なんともお得な本でした。

    普段、随筆を読見たい時は、自分と似たような考え方や憧れの人のものを手に取るため、わりかし似てるなー共感できるなーというような感想しかなかった。
    けれど、いろんな分野の方の随筆を読むと、この人はこんな考え方だったのか、あの人は意外にもそんな考え方だったのね、のような意外な発見もある。
    このエッセイ本から好みの作家を見つけるまでにもなるなど、新鮮な気持ちで人の考え方や生き方に触れられるのがとても気持ちが良かった。

    2019年以降も読んでみたい。

  • 毎年言ってしまうのですがエッセイをとりあげるメディアに偏りがある。京都新聞が多すぎないだろうか。みうらじゅん氏は元々は画像つきエッセイだが肝心の画像を掲載しないのでなんのことかわからなくなってしまっていて残念だった。個人的に鴻巣友季子さんの高校生向け翻訳教室を描いた話が一番面白かったです。山極寿一さんのゴリラのハミングも◎。逆に作り話だろうなあというような昔話が薄っぺらく感じた。

  • 作家さんとの出会いを求めて・・
    今後の読書につなげていきたい。

  • ベストエッセイ集というだけ、とても良い。
    4ページから8ページくらいの色々なエッセイが詰まっている。パッと開いたところを気楽に読めるのも、スマホ慣れした現代人にはちょうどよいかもしれない。
    最近長い本を読んでいなくて、という時にリハビリ的に手に取るのにちょうどよい。

    内容もよい、
    「風葬は聞こえはよいが、単なる[野ざらし]である」という文章がツボにはいった。
    その時の読み手の状況により、響く文章もかわるんだろうな。手元にあると面白い。

  • 2017の方が沢山いい作家に出会えたので

  • 「そうそう,あるある! 」「へえ~知らなかった」「なるほど,おもしろい! 」「この人って,こういうことを考えていたんだ」などなど…。さまざまなジャンルの書き手たちがえがく,日常生活から切り取った機知に富んだ随想,意見文。
    そして亡くなられたあの方に捧げる一文など,2017年に新聞や雑誌などに発表された数多くのエッセイの中から,77編を厳選しました。どこから読んでも楽しめる珠玉のエッセイ群を,どうぞご堪能ください。(アマゾン紹介文)

    例年に比べて学者の方が多いような。そんな中でも異彩を放つ、鳥類学者の川上和人さんが素敵。
    好みだったのは、池内紀さん、高野秀行さん、萩原浩さん、鴻巣友季子さん、佐藤多佳子さん、万城目学さん。
    万城目学さんの『街角に悪』は、新聞掲載のものらしいけど、ショートショートのホラーのようにも思えた。

  • 毎年(といっても周回遅れもいいところだが)、この本は読むようにしている。珠玉のエッセイが集められている、ダボス会議(喩えが貧困だが)のような本だからである。今回は、なかでも藤崎彩織さんの皮膚と心がとても良かった。

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