馬込九十九谷 池尻川のゆくえ

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  • デザインエッグ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (66ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784815024253

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  • 寛政年中「江戸傍近図」に「立會川」とある河口は、実は誤記であり正体不明の河口である。なぜ誤記が生じてしまったのか、ほんとうはどこから流れてくる、どの川の河口なのかを著者は探っていく。はっきりとした結論は出ないままだが、推論に推論を重ね、現地を歩き検証を行う著者の熱量に圧倒され、ぐいぐいと引き込まれた。正体不明の河口の現在の姿を眺めながら、自身の熱量をふと客観視するようなラストもいい。

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著者プロフィール

こんどう・ゆう
1958年、東京生まれ。建築家。
慶應義塾大学経済学部卒業。
アパレル企業企画部に勤務後、設計事務所での勤務を経て独立。
現在、建築デザイン事務所を運営している。
著書に
『物語としてのアパート』(2008年)、
『洋画家たちの東京』(2011年)、
『脳病院をめぐる人びと』(2013年)、
『生きられる都市を求めて』(2016年)、
『狭さの美学』(2017年)(すべて彩流社刊)。

「2019年 『呑川のすべて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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