- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784815605339
感想・レビュー・書評
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今回も、熱い物語
藤井先生の活躍により、現実が小説を追い越している感じがあるが、女性プロ棋士誕生は小説が先
著者の、伏線を回収していく見事さは素晴らしい -
今回は銀子の三段リーグ戦と八一の帝位戦と、あいと天衣の八一争奪戦などなど見所多し
そのなかでも一番は、銀子
血反吐を吐きつつ、命がけで対戦する様は読んでゾクゾクする
結果的に命運をかけた戦いによりみんなの人生が大きく変わるのだが、それでも人と人との縁を感じさせる内容でした
次点は、あいと天衣でしょうね
八一と銀子の関係の変化に気づき、あせるあい、攻める天衣
スキを突いて八一にキスする天衣がもうかわいくてかわいくて(ピンナップの直後)
なお、限定版の小冊子はバカップルがちちくりあってイチャイチャする話
とにかく恋愛バトルも含め、今後どうなるのか楽しみ
以下再読のための備忘
・表紙は銀子のバストアップ(限定版)、八一と手をつないで赤面する銀子(通常版)
・ピンナップは、天衣と八一、三段リーグの面々(銀子ほか)
・週の半分はあいと、残り半分は銀子と過ごせば全部解決!!とか考えるアホ八一
・銀色の髪と、透き通るような白い肌と、たまに青く見える灰色の瞳と、妖精みたいに整った容姿、、、
・それまでずっと友達以上恋人未満で姉妹みたいな関係だったのが急に変化して、どういう距離で接したらいいのかわからなくて…………くぅぅ~!甘酸っぱいですなぁ!
・これは『相談』じゃない。単なる『惚気』だ。
・(八一の指導対局を受けるあいと澪の担任)「危険人物を監視しておくほうが効率的でしょう?」
・天衣「自分一人で勝手に想いを抱えていたって、伝えなければなんの意味もないのよ」「私を一番に選んでくれなかったという経験が、今は私を強くしてくれているから」「自分で選んで、自分で掴み取るの。それ以外のものに価値なんてないって、もう知っているから」
・「タイトルホルダーは空銀子。私は挑戦者。そういうことでしょ?」
・神戸のシンデレラがバックシートに寝転がって両手で唇を押さえて足をバタバタさせる姿なんて……
・「羨ましいな」「だってその女性……将棋と比べてもらえたんでしょう?」
・「恋する乙女は無敵やん!」
・「………勝つしかない。そうだろ?」
・たとえるなら、そう。序盤(デート)から詰み(キス)までデザインされていた天衣の告白のような一局。 -
過去一分量の多い巻だった(多分)。奨励会三段戦。地獄とも呼ばれるその場で戦う鏡洲さんや椚くん、辛香さんに銀子。その将棋に涙し、その人たちのバックボーンに感動し、最後の感想戦で戦慄した。これからどうなっちゃうんだろう…
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最高でした