プログラマーは世界をどう見ているのか (SB新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784815608224

作品紹介・あらすじ

ひろゆきによる、プログラミングの超入門書!プログラマーはどんな思考法をもっているのか。プログラミングを学ぶと脳がどう作り変えらえるのか。食いっぱぐれがない「プログラミング脳」を、実際、かんたんなプログラミングを書きながら、身につける!

感想・レビュー・書評

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  • 「イーロン・マスク氏の問題解決はあれで良かったんだろうか。知らんけど。」

    昔日曜劇場の「日本沈没」を見ていた時、妻と「日本は本当に沈むか」について不毛な話し合いをしたことがある。
    自分としては、地理的には分からないが、象徴的には沈没する可能性はあるし、何ならもう沈みかけているとの感想を持った。

    不惑を過ぎた介護職員がプログラミングを学びたいと思ったのは、今後IT人材が不足し、プログラミングのスキルがあれば食いっぱぐれることがないという宣伝文句に強く惹かれてのことだった。

    本書はタイトル通りプログラマーがどのように世界を見ているか、その思考法が紹介されている。プログラミングを学ぶことで論理的思考も身につくというから、その学習は更に魅力的に感じられる。

    ただ具体的にどう学習を進めるかは今回書かれた本の守備範囲外ではあったよう。
    自分としては独学で進め得るのか、スクールに通った方が良いのか、そもそも40代から学習を始めて習得できるのか、できるようになったところで仕事があるのか。多すぎるネットの情報に振り回され目下途方に暮れているところである。

    しかし、しかしである。
    考えるより行動した方が早い。動きながら考え、軌道修正を加えていく。これが、最近の読書で得た学びだ。
    ひろゆき氏でさえ、自分のことを「凡人プログラマー」と云っている。今日が一番若いのであるから、自分のような凡庸な人間は手を動かそう。幸いなことに、本書を読んで学ぶ言語はどれでも構わないらしいということが分かったのは収穫だった。
    とにかくやってみる。仮に成功しなくても何かは得られる。 多分。

    以下余談。
    ある職業の訓練を受けている学生に対し知能の検査を受けさせたところ、例えば医学部生はその訓練の中で帰納的思考を、法学部生は演繹的思考を鍛え他と比べ有意な差があったとか。

    プログラマーは先に述べた通り論理的に問題を解決する思考が鍛えられるのだろう。
    それに対し自分が受ける印象は「スマートでスピーディーで薄くて軽い」そんな感じ。成功したものはパクればいいじゃないですか。とか、言語の記号がそうなった理由なんて考えても仕方ないですよね。のような文章もあったな。
    自分としては頭の中に一つ重厚な体系みたいな物を入れたいのだが、ひろゆき氏からすると、それってコスパ悪いですよね。ってことになるのかなあ。

  • コーディングを勉強しはじめた時に勝った。PCに命令を出すときの論理の組み立て方について、第一歩が分かった気がする。新しい概念をひとつでも得られたらその読書は「成功」だと思っているので、そういう意味で自分的には良い本だった。

  • 「2ちゃんねる」 開設者のひろゆきさんがプログラミングについて書いている本。盟友(?)の「ひげおやじさん」を題材にプログラミングの初歩及び考え方を丁寧に解説されているのでかなりお勧めの一冊。ツリー思考、MECE(ミーシー)、条件処理、ループ処理他、プログラミングを学ぶメリットについても言及されているのでちょっとでも興味ある方は是非、手に取ってみて下さい。

  • 世界の富豪はプログラマー出身であり、プログラムをできる能力が、彼らのアイデアや事業に結びついているという。
    本書はプログラミングが初めて向けの本で、ひろゆき氏が応援する気持ちも込めて書き起こした本の様です。

    論理的思考能力を身につけるのに、プログラムは役に立つという本は読んだことがあります。
    文系や理系に関わらず、デザインをアイデアにする力は必要かと思います。
    日本はITリテラシーが遅れているといいますが、これたけスマホが行き渡っているのに、そうならないのは、スマホを使うのでなく、使われている結果かなとも感じます。

  • 僕はプログラミングに興味があるのでこの本を手にしました。プログラマーについてのことだけが書かれていると思っていたら、最近興味を持ち始めたホームページの作成方法についても書かれていたので、勉強にもなったし、他の文もより理解することができました。コンピュータが実際にどのようなことをしているかもしれました。将来はプログラミングに詳しくなりたいです。

  • 基本的なプログラミングの入門書として最適です。ひろゆきさんらしい口調で説明してくれるので、ひろゆきさんファンならかなり理解しやすいと思う。

    ただし、すでにプログラミングを学んだことがある人にはちょっと物足りないかなと思う。プログラミングの説明の間に、プログラマーの思考法が書いてあるので、そこだけ抜粋して読むのがおすすめかな!

  • 今までは、プログラミングを学ぶことで副産物的に論理思考が身につくという考え方だった。この本を読んで、論理的思考を身につけるためにプログラミングを学ぶという考え方もアリだなと思った。

  • プログラマーの考え方がメインの本かと思ったら、プログラミングについての説明がメインだった。あれま。

  • 動作原理よりもそれで何ができるかを考えた方がよくねには納得。

  • 内容的には、プログラミング思考の真髄や奥深さまで掘るような内容ではなく、ツリー構造で物事を捉えることや、世にある素材をうまく使ってショートカットする効率性マインド、失敗と検証と改善を繰り返すマインドが重要であるということ程度でメッセージ性が強い書籍ではないが、JavaScriptの基本構文が気安く学べて良かった。

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著者プロフィール

修成建設専門学校建築学科講師。
1955年大阪生まれ。大阪工業大学建築学科卒業。大阪市立都島工業高校・大阪市立工芸高校・修成建設専門学校で教諭・講師として勤務。一級建築士、著書(共著)に 西日本工高建築連盟編『CADの進め方(新建築設計ノート)』(彰国社、1994)、『工業369 インテリア製図 文部科学省検定教科書』(実教出版、2014)。

「2022年 『基礎講座 建築構造力学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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