アメリカの高校生が学んでいる経済の教室

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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784815612627

作品紹介・あらすじ

金融教育の先進国・アメリカでは、高校生のからお金の流れと世の中の仕組みについて学校で勉強する。アメリカの高校生が学んでいる、「日本の学校では教えてくれない」一生ものの経済のきほんの授業を一冊に凝縮!

感想・レビュー・書評

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  • アメリカでは高校生から経済学に触れていると言う。
    どんな教科書なのだろうかと思って読んでみると、自分が大学生時代に学んでいた経済学の教科書の内容そのままというところに驚きました。
    需要と供給・公共財などのミクロ経済学やインフレーションや投資、金融資産などのマクロ経済学の枠組みなども載っていて高校時代に読んでいれば大学へ入る際の予習になったかも知れななぁと思いました。
    もし経済学部志望や経済学に興味のある人がいればぜひ読んでほしい一冊です。

  •  経済を何も知らずに社会人になった僕が、藁にもすがる思いで手に取ってみた1冊。
    経済学についての他の本を以前手に取ってみたことはあったが、理解が及ばず途中で寝てしまう経験があった。(経済学という分野が苦手すぎるのかも、)

     しかし本書は単元ごとにコンパクトにまとめてあり、無理のないペースで上手く咀嚼しながら学ぶことができた。勿論全てが理解できたわけはなく、どうしても理解が及ばず思考がストップする分野もあった。(心地良い眠気でした。)
    それも含め経済学において自分の得意不得意な分野も発見できたと感じる。

     おすすめの読み方は1単元ずつ読むことである。幅広い知識を習得し、理解の促進を補助してくれる1冊。本書を読むか読まないかで世の中の解像度が上がるように感じる。

     本書から知識として学んだことは非常に多い。
    最も大きな気付きとしては、「経済成長によって所得格差がうまれるのは必然である」ということ。民主主義・資本主義国家において経済成長を達成したいのであれば、富を持たざる人たちへ分かち合うことが必要であるということは非常に印象的であった。
    何のために働くのかという自分なりの答えがそこにあるように感じられた。
    富を稼ぐ仕組みを確立し、そこで得た富を再分配することは、自己実現と社会貢献において自分にとっての最適解なのだろうと思わされた。
    仕組みを作るノウハウも何も全くないがこれから学ぶ方向性を本書にて得られたと感じる。

    経済を知らないことについて漠然とした不安を抱えている人にはぜひ本書をきっかけに学んで欲しい。

  • 『感想』
    〇正に経済の教科書。私はさらっと読んだだけだが、知っているつもりの部分の補完と、基本かもしれないが聞いたことのない言葉があることがわかった。

    〇400p弱だが、これを10日ほどで読んだ。本当は半年ほどかけてしっかりと噛みしめながら読んでいけるといいのだろう。

    〇日本では高校ではほぼ習わない内容だ。大学でも関係学部に行かなければ知らなくても通ってしまうだろう。こういうことを就職とか関係なく学ぶことが大切だ。そしてそれは歳など関係ない。

  • K図書館
    「アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書」の姉妹編
    アメリカの高校で経済学を教えている教師が自ら執筆

    大学生向けで参考書として使えそうだ
    巻末の経済用語&索引が見やすいしページも載っている
    逆引きで使った方が効率的かもしれない

    「19章 環境と経済の基本」の記述が少なかった
    2018年にノーベル経済学賞を受賞した イェール大学のウィリアムノードハウスは、気候変動の問題を経済学に取り入れた (人新世で知った)
    まだ新しい論文とはいえ、環境破壊と経済が密接にあることは明らかで、タイムリミットが迫ってる中、こういう内容を次世代にはっきり記述してほしかった

  • 【買った理由】

    経済学を身に付けたくて
    入門書を探していたので。

    タイトルが気になりました。


    【感想】


    経済学の入門系は、
    読んでは挫折を繰り返しましたが、
    こちら素晴らしかったです。


    難し過ぎず、
    かといってある程度踏み込んでいて。


    例えもわかりやすいし、
    理解度の背中を押してくれるイラストもいい。

    読んだ人は、
    今日から視野がいっぱい変わるはず!


    毎日の読書の中でたまに出会う、

    「読み終わった瞬間から
    視野がまるで変わるタイプの本」

    でした。

  • 経済の基本を学びたいと思い、購入。
    アメリカの高校生の教科書ということで、経済の素人にも十分に基礎的な内容が理解できる記載であった。

    しかし、定義などで致命的な誤植がある点は注意。教科書でこれは最悪。

  • 網羅的に経済の話がされる。1冊とは思えない満足感があった。時々ある図説がとてもわかりやすい。為替とか貿易について復習したくなったらまた読みたい。いいフレーズはメモった。いかんせん、内容多くて通して読むと飽きる笑

  • 概要
    経済学概要

    メンタルマップ
    ・経済的自由を手に入れるために、経済について知りたいと思ったから
    ・お金の仕組みを理解する上で、経済を理解することも必要と思ったから
    ・経済とは何かを知りたい
    ・世の中のお金の流れについて知りたい
    ・人々の消費行動について知りたい
    ・それぞれのジャンルの経済学につながるような、経済学の基礎を身に付けていたい
    ・世の中のお金の流れや人々の消費行動について理解していたい

    雑感
    ・経済学とは、個人、組織、社会が、希少性をどう扱うかを研究する学問
    ・貿易の歴史
    ・経済システムの違い
    ・需要と供給
    ・ダフ屋で見える闇市場
    ・GDP
    ・インフレとデフレ
    ・現在、ケインズの考え方が基盤になって政策が行われているようだが、上手くいっていると言っていいのか?まだマシだということ?
    ・なぜ日本は嘲笑の対象になっているサプライサイド経済学に沿って政策が行われてきたのか?
    ・金融政策の目標は、物価の安定、完全雇用、経済成長を促進すること
    ・経済成長のメリットとデメリット
    ・経済成長に必要な要素
    ・経済成長への疑問が現在の世の中の空気感としてあると思う
    ・お金愛好家と環境愛好家
    ・インセンティブを正しく設定すれば、環境に優しい行動をするのも簡単になる
    ・環境というジャンルが経済学の一部として組み込まれてるのはいいことだと思った

  • このアメリカの高校生が学んでいるシリーズはとても分かり安く書かれている。
    私にそもそも経済学の知識が多くないので、理解してもすぐに忘れそうな経済についての話ではあるけれど。

  • 高校生にしては内容は難しすぎると思いますが、
    大学生から社会人には適していると思います。

    普段ニュースやネットで見かける内容も
    知っている気になってしまっていましたが、
    この本を読み、複雑な事象だったんだと認識させられました。

    一度読んだだけでは完全に理解するのは
    難しいと思いますが、日常で経済ニュースを見かけ、
    疑問に思ったらこの本に戻ってこれば
    更にリテラシーが上がると思いました。

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著者プロフィール

デーヴィッド・A・メイヤー(著)テキサス大学サンアントニオ校で教育心理学の博士号を取得。高校教師として学生に経済学を長年教える。2004年以来、教えを受けた学生の400人以上がAP経済学試験で大学の単位を取得。高校教師として指導する傍ら、アメリカ合衆国における大学入試の標準テストのひとつであるSATや、アドバンスト・プレイスメント、APプログラム と呼ばれる高等教育カリキュラム等の策定・運営を行っている非営利団体・カレッジボードにおける高校生向け経済学のカリキュラムのコンサルタントを長年務めてきたキャリアも持つ。桜田直美(翻訳)翻訳家。早稲田大学第一文学部卒。訳書に『より少ない生き方』『STRONGER「超一流のメンタル」を手に入れる』(いずれも、かんき出版)、『こうして、思考は現実になる』『こうして、思考は現実になる(2)』『「感謝」で思考は現実になる』(いずれも、サンマーク出版)、『生きるために大切なこと』(方丈社)、『アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書』『「潜在意識」を変えれば、すべてうまくいく』( SBクリエイティブ)、『10% HAPPIER』(大和書房)などがある。

「2022年 『アメリカの高校生が学んでいる経済の教室』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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