捨てられる日本 世界3大投資家が見通す戦慄の未来 (SB新書 606)

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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784815615109

作品紹介・あらすじ

世界3大投資家が見通す戦慄の未来

恐怖のシナリオが始まった!

・捨てられる日本円
・史上最大の下げ相場
・未曽有のインフレ

今、海外投資家たちは、徐々にこの国を見捨て、「円売り」の動きが加速しつつある。 「円買い」の好材料となるものは、残念ながら存在しない。「一流国」から「二流国」へ転落したかのように思われる日本に待ち受ける「新たな危機」とは? 予測不能時代を生き抜くための戦略的ロードマップ!

感想・レビュー・書評

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  • 自分もちゃんと考えなきゃいけないと感じた。

  • 2023年2月発行。
    日本が世界から捨てられないために、今の日本の現状とこれからすべきことなどが書かれている。
    アベノミクスの傷跡やウクライナの戦争、円安等が取り上げられ、中国、韓国、シンガポールを見本の例に挙げているところが、若干の古さを感じたが、それは自分の読んだ時期の遅さなので仕方ない。
    状況はわかったが、きっと変わらず捨てられるような気がした。

  • まぁまぁ

  • <目次>
    はじめに
    第1章世界から捨てられる日本
    第2章二流国に転落した日本
    第3章日本政府がもう、頼りにできない
    第4章国を頼れない時代の人生戦略
    第5章日本が捨てられない国になるロードマップ

    ざっくり外からマクロ的に見れば、そうなるのかなあ。
     
    問:とは言え、”エコノミック・アニマル”と言われた
    日本人はどこへ?
    解:おじいさんになって、引退した

  • 過去に読んだ事柄ばかりが記載されてます。

  • まず著者は中国が世界の覇権国の座を米国から奪うかもしれないとして、そのタイミングは遠くない将来に発生する、著者人生最大のベア相場が起こったときだという。それを恐れる米国は今、半導体市場などで中国に圧力をかけ続けている。しかし歴史的にオランダは当時新興国だったイギリスに対し造船技術を封じ込めたが効果無く、同様にイギリスは急速に台頭してきたアメリカに精密機械のマニュアルを渡すのを禁じて封じ込めを図ったりしたが、いずれも覇権国は交代を余儀なくされた。だから日本は米国に同調して対中国封じ込め製作に積極的に同調していれば、もし覇権国が変わった場合に致命的な損害を被るだろう。著者も米国からの同調要求に、日本は無視を決め込むべきだと主張する。
    しかし、現実では対米追従第一主義の日本政府はそのような高度な政治的駆引きを出来るはずもなく、ただただ尻尾を振り続けるだろう。対してG7でもフランスはその辺り良く判っているようで、中国に対し独自路線を貫いているようだ。
    何よりも重要なことは不要な戦争に巻き込まれないこと。仮に東支那海で紛争が起こっても自衛隊が参戦して良いことなど1ミリもない。都合の良いことに日本には米国が制定した憲法により国際紛争を解決する手段としての戦争を禁じられている。まぁ今の政権にこれを主張できる政治家は居るのか?吉田茂レベルの政治家が現れれば良いが望み薄だ。
    更に著者はアベノミクスにも言及している。こうした通過切り下げ政策が、中長期的に一国の経済を回復させたことは歴史上一度も無いとのことである。

  • 耳が痛いが何をすべきか考えるきっかけになり、前向きな気持ちにもなれる。

  •  まあ、いつものジム・ロジャース論であるが、とてもわかりやすく適切である。

  • 日本への危機感はここ数年増加の一途だったので、やはりそうか…思わされる結果でした。
    やはり子供達には海外への思考を教えていこうと。
    移民受け入れなど、グローバル目線については改めて再認識、勉強になりました。
    高齢化社会を自分なりに理解して、この先のビジネス展開を考えていこう。
    今の日本を変えるためには革命が起こらなければいけないほど、困難な道筋ということか…

  • ジムロジャースが日本の現在と将来の展望について警鐘を鳴らしている一冊。著者が日本について非常に詳しく熱心に勉強している事がよく伝わってくる。また、世界の情勢や歴史についての著者の知識は賞賛に値する。できればもっと数字やグラフに基づいたデータを示して欲しいと感じた。サッと読めるので出張や通勤時間に読んでみるといいだろう。

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著者プロフィール

■著者略歴
ジム・ロジャーズ(Jim Rogers)
1942年、米国アラバマ州生まれ。イェール大学で歴史学、オックスフォード大学で哲学を修めた後、ウォール街で働く。ジョージ・ソロスとクォンタム・ファンドを設立し、10年間で4200パーセントという驚異的なリターンを上げる。37歳で引退した後、コロンビア大学で金融論を指導する傍ら、テレビやラジオのコメンテーターとして活躍。2007年よりシンガポール在住。ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロスと並び世界三大投資家と称される。 主な著書に『冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界大発見』(日経ビジネス人文庫)、『危機の時代』(日経BP)、『ジム・ロジャーズ 大予測』(東洋経済新報社)『大転換の時代』(プレジデント社)がある。

「2023年 『捨てられる日本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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