20歳の自分に教えたい現代史のきほん (SB新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784815615246

作品紹介・あらすじ

米中新冷戦とはどういうことか? なぜ中国は経済大国になったのか? アメリカ軍がアフガニスタンから撤退したのはなぜか? 北朝鮮がミサイル発射を繰り返すのはなぜか? 日々のニュースの疑問は現代史を遡ることで解決できます。なぜなら、現代史に残るできごとは、毎日報道されるニュースから始まっているから。いまのニュースの発端は現代史のできごとの延長線上にあります。「東西冷戦」や「バブル崩壊」「リーマンショック」など、いまさら恥ずかしく聞けない現代史のきほんを、池上さんがやさしく解説します。現代史を理解するだけで、日々のニュースは各段に面白くなります。ひとつひとつのニュースは点でしかありませんが、視点を世界に広げることで、それは線になり、さらに歴史から見ることで、面に拡大していきます。地理から歴史からニュースを見ることで、点だったニュースが面の一部として理解できるようになる。そんな「現代史を学ぶ意義や楽しさ」が満載の1冊!

感想・レビュー・書評

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  • ジャーナリスト・池上彰さんの本は読みやすく、楽しく学べる。
    著者曰く、「世界のニュースの疑問は、少し前の歴史を遡ることで理解できることが多い」とのこと。
    本書は、今まさに起きているニュースを入り口に、「なぜそうなったのか?」を知るために、ニュースの背景にある現代史をまとめたもの。

    ロシアのウクライナ侵攻、イスラム情勢、イスラム教、中国、台湾、東シナ海、世界の軍事力、北朝鮮のミサイル開発etc、世界情勢について理解でき、勉強になった。
    知らなかったこと、知りたかったこと、知るべきことが見えてきた感じ。

  • いろいろ復習できて良いのと
    「世界の軍事力のなぜ?」がとても良かったです。

    ロシアの脅威に徴兵制を復活させた国々があります。
    ウクライナ、ジョージア、リトアニア、スウェーデン…

    日本は大丈夫でしょうか。
    近くに中国と北朝鮮があって怖い。
    自衛隊に入りたい人は不足しているといいますが、
    それでもまだ倍率は意外にあるし
    世界の軍事力(日本は防衛力)ランキング第五位です。
    アメリカ、ロシア、中国、インドに次いで。
    中国はアメリカを抜くかも、いや、もう抜いているかも?

    最近は女性徴兵論が増えてきているそうです。
    私はロシアに連行されるウクライナ兵の中に女性の姿を見つけて
    大変心を痛めました。
    ぜったい反対です。

    このようにウクライナ侵攻を見ていると、
    戦争になる前に、いろいろな形で問題を解決し
    平和を守れるようにしなければならないと改めて思います。
    私には大きすぎる問題です…。

  • 高校生の頃は世界史最下位をキープしていたほど、世界史嫌いでしたが、最近は興味が出てきました。とりあえず現代史、時事問題から勉強しようと思って読んでみました。

    この本では、米中関係、イスラム情勢、世界経済、世界の軍事力の四つの視点から現代史を解説しています。池上さんは読者が無知であることを前提に丁寧に解説してくれます。本当に助かります、、、笑

    特に面白いと感じたのは、世界の軍事力のパートでした。米中の軍事力比較、日本の軍事力(防衛力)が高く評価される理由、各国の徴兵制の話など、知らなかったことが多かったです。永世中立国であるスイス国民の意識の高さにも驚かされました。

    図書館で池上さんのを本をいろいろ借りて、世界史の勉強をしようかなって思ってます笑

  • 今まで曖昧に理解していたところの穴を埋めることができた。非常にわかりやすかった。

  • まず思ったのが、池上さんって、今世界で起こっていることをもっと知りたい!という意欲を掻き立てるのが上手ですよね。

    本書に書かれてある基礎が頭に入っていれば、新聞も読みやすくなるし、現状についてより深い考察ができるようになると思います。

    義務教育課程で歴史の授業でおそらく勉強したであろうことも、受験勉強を終えるとすっかり忘れてしまっていましたが、当たり前ですが過去があって今があるんだな、と、点が線になった感覚がありました。

    20代でも30代でも40代でも遅くない!オススメです!

  • 狭い一つの視点で物事を見ることができない大人になりたくない

  • 恥ずかしながら現代史については知識が乏しく、現在の世界情勢がどうしてこうなっているのかは全く自信がないので手に取りました。

    地政学についての入門書も少し前に読んだので、より理解が深まりました。

    世界の様々な問題が、なぜ起こっているのかよくわかりました。
    米露・米中関係(ロシアのウクライナ侵攻、米中新冷戦、東西冷戦)、イスラム情勢、世界経済(中国、日本のバブル、リーマンショック)、世界の軍事力について
    など、重要な項目がおおかた網羅されている印象です。

    それぞれの問題が日本にどのように関係してくるのかまで解説されており
    日本人だから関係ない、とは言えないんだな、関心を持ち続けることが大切なんだな、と感じさせられました。

    戦争の悲惨さ、生活する人々の苦しみといった感情的な報道が中心の日本ですが、問題の本質をしっかり捉えて自分の頭で考えることが重要だと思いました。

    この本での学びをもとに、世界情勢についての日々のニュースに目を向けていきたいです。

  • 地図や写真がたくさん出てきて、記憶に残りやすくわかりやすかったです。
    地名が出てくる場面では、地図が載せてあるので、位置関係がわかりイメージしやすく、とても読みやすかったです。

  • 現代の歴史が書かれていて、とても読みやすく、万人向けの本だなと思いました。
    ウクライナ紛争にも触れていて、池上彰さんのプーチン氏のマインド解析も書かれていて面白かったです。

  • 池上さんのテレビ番組に連動した書籍。テレビ同様、わかりやすいです。

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著者プロフィール

■池上彰
1950年、長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、NHKに記者として入局。
さまざまな事件、災害、教育問題、消費者問題などを担当する。1994年4月から11年間にわたり「週刊こどもニュース」のお父さん役として活躍。
2005年3月、NHKの退職を機にフリーランスのジャーナリストとして幅広いメディアで活動。
2016年4月から、名城大学教授、東京工業大学特命教授など、9大学で教える。
著書に『伝える力』(PHPビジネス新書)、『なんのために学ぶのか』(SB新書)など、ベストセラー多数。
■番組紹介
最近大きな話題となっているニュースの数々、そして今さら「知らない」とは恥ずかしくて言えないニュースの数々を池上彰が基礎から分かりやすく解説します!ニュースに詳しい方も、普段はニュースなんて見ない、という方も「そうだったのか!」という発見が生まれます。土曜の夜はニュースについて、家族そろって学んでみませんか?

「2022年 『20歳の自分に教えたい現代史のきほん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

池上彰+「池上彰のニュースそうだったのか!!」スタッフの作品

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