瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。

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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784815618926

作品紹介・あらすじ

●「うまく言葉にできない…」が、「パっと言葉にできる」に変わる!

会議、商談、報連相、文書作成、プレゼン、雑談…。
ビジネスのあらゆる場面で
「言いたいことが、うまく言葉にできない…」 と悩む人が多い。

例えば、会議のとき。
上司や同僚から「どう思う?」と聞かれても、うまく答えられない。

例えば、採用面接のとき。
その会社への「思い」は誰よりも強いはずなのに、話が「ふわっと」していて説得力がない。

例えば、企画書を書くとき。
いい言葉が思いつかず、やっと書けたと思ったら、
「具体性に欠ける」「どこかで聞いたような内容だ」 と一蹴される。

本書は、そんな「思っていることが、うまく言葉にできない…」
と悩むビジネスパーソン に向けて、
「言語化力」 を鍛えるメソッドを伝えるものだ。

では、そのメソッドとは何か。
それが、A4一枚の「メモ」を制限時間内に「素早く」書くだけの
シンプルなトレーニングだ。

この「言語化力トレーニング」 を習慣にすると、
いつでも必要なときに、必要な言葉が、
「瞬時に」出てくるようになる――。

世界三大広告賞ほか、国内外20以上のアワード受賞!
電通トップコピーライターが明かす独自メソッド、初公開!

感想・レビュー・書評

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  • 自分の思いを正確に伝えるには言語化しないといけない。それは日々自分の頭に浮かんでくる感情をそのままにせず言葉に思いつくまま書き記す。言語化する事で自分の感情の正体もわかる

  • 「トレーニング方法が具体的で良い」
    瞬発力をつける必要性を感じ、また日記をつけたものの何故かいつも途中で「モヤモヤしたこと」「違和感」を感じて行き
    「自分への問いかけ」として箇条書きを連ねてしまうことがあり「言語化できていない」課題を解決するために読む。

    問いを立てる
    問いに対する答えを書く
    答えに対しそれはどういうことかを書く
    そう思う理由を書く、掘り下げる

    上記に制限時間を設けて繰り返し、量をこなしていくことで「言語化」を鍛える。

    具体的なトレーニング方法と、それを実践する事例、方法を実践するコツもあり
    具体的にどうやるかが書かれているのはこういう系の本では珍しいような気がします。実践します。

    問いに対する答えを導き出すには、自分の過去の経験を思い出すことが重要となる。「過去の経験」とはなんなのかは省略しますが、そのインプットを保存しておく必要がある。
    保存するための意識としてこのトレーニングを続ける(ブクログに書くアウトプットを意識して本を読むようなことと同様)

    結果:日記に書いていた問いかけを放置するのでも時間をかけて解決策を出すのでも無く時間制限を設けて向き合うことで自分が何がしたいのか?本当に思っていることを見つける。

  • 頭の中を書き出す、言語化する。
    鉛筆も持たなくなった昨今、本当に必要な作業だと思う。

    うんうん、そうそうと思いながら
    未だ実践できていない・・・

    さてさて、やる気スイッチが入った時がはじめ時。

  • 自分の考えていることを上手く発信できるようになりたい人におすすめ。

    【概要】
    ●コミュニケーションの本質は「伝え方」より「言語化力」
    ●言語化力の重要性とその理由
    ●言語化力トレーニングとその実例
    ●さらに言語化できるようになる方法

    【感想】
    ●いかに言語化力がコミュニケーションに必要かということが理解できた。言語化力を向上させることによって自分が言いたいことを言えるとともに、相手が理解・共有できる言葉で表現することができるようになる。
    ●一方で、相手に読解力や聴解力がないと理解・共有してもらえない。この問題は「言語化力」や「伝え方」では解決できないと思う。本書では書かれていないが、読解力や聴解力がない相手とどうやってコミュニケーションを取るかというのも重要だろうと思った。「言語化力」と「伝え方」以外にまだ他の要素があるのだろうか。

  • 一つのの問いに対して、過去の経験や感情から一つの【思考】(どう思う?)を挙げる。その思考を芋づる式に深掘りしていき、それを更に【理由】(なぜそう思う?)に展開し、その理由を芋づる式に深掘りしていく。→これを2分以内で!1日3セット計6分!

    実際に4問やってみましたが、この『芋づる式』というのがかなり難しかったです。【思考】を芋づる式に展開していくつもりが、自然にそれが既に【理由】や結論になっていたり、また、ここを意識すると時間がかかってしまいました。

    どうしても、自分の今の我流トレーニングで成長できなければ、もう一度読んでトライしてみようかな、という内容でした。

  • タイトルの通り、自分の思考を瞬時に言語化するための本。実際に手を動かしてやるような構成になっているので、著者の言う通りにやれば効果はあると思う。
    良書だと思うけど、わたしにとっては書かれている問いに答えられたので言語化は苦手ではないのかと思った。
    正解かどうかは別として。

    ・どう言うかより、なにを言うかが大切
    ・とにかく書き出すことで、客観的に思考を知る
    ・日頃からさまざまな問いについて考えて、ストックがたくさんあると瞬時に言語化できる
    ・同じ問いにも日を変えて5回は取り組む

  • ・「どう言うか」が伝え方のスキルで後工程、
    「なにを言うか」が言語化のスキルで前工程。
    それぞれ別のスキル。
    ・新しい視点こそが人を魅了し、人を動かす
    ・何を言うか、で評価は大きく変わる
    ・書き出すことで言語化力が磨かれる脳の仕組み
    ・普段からあらゆるテーマの「問い」を自分に投げかけ、それに対して自分が「無意識に感じていること」をメモに書いて次々と言葉にしていく。
    ・人から意見を求められたときの「予行演習」をするイメージ
    ・瞬時に言葉にできる状態とは、この「無意識の言葉化」のストックが沢山ある状態
    ・メモで思考を言語化
    ・A4の一番上に自分への「問い」をひとつ立てる
    ・その問いに対して、「頭に思い浮かぶこと」を次々に書いていく
    ・「問い」に対して、思ったことをかき、「それってどういうこと?」と自分に疑問を投げかけて芋づる式に深掘る。3ブロックの最後に丸で囲み、次になぜそう思うか?理由を考えて同じく芋づる式に言語化思考を使う。
    ・所用時間は1枚につき2分。これを1日3枚、計6分書く。
    ・これを毎日の習慣にする。2週間もあれば効果を感じられる。
    ・これからプレゼンがある際は、想定される質問を書き出して、その質問をもとにした言語化トレーニングに取り組むと効果的
    ・メモを書き出すときに、まずは問いにまつわる過去の出来事に思いを巡らせて自分が体験した具体的なできごとを思い浮かべて、今の自分はどう思い、どう感じるかを言葉にしてみる。
    自分自身の思いや意見を言語化する。
    ・自分の記憶の引き出しを開けていく作業こそが、自分の中にある経験を言語化していく作業そのものである。
    ・言語化におけるとっかかりは、「自分の経験を思い出す」こと。
    ・経験=できごと+感じたこと
    ・そのできごとから「感じたこと」を思い出すきっかけは、そのときの感情のゆらぎに目を向けること。

  • 言語化力と伝え方は違う。とっさに言語化できた上で伝え方がいきてくる。
    問いに対してどう思うか(思考)、それってどういうことか(解像度を上げる)、なぜそう思うか(理由)、それってどういうことか(解像度)という流れで一枚2分を3回行う。トレーニングするとうまくいくらしい。
    試してみたけど全然時間が足りない。。訓練だな。
    150冊目読了。

  • メモは思考を言語化するツール。
    できごとではなく、その時の感情にフォーカスするのが大切。
    また、言語化をするためには、良い「問いを立てること」が必要になってくる

  • 何かをどう表現するのか、というコミュニケーション能力と、何を言うかの「言語化」能力は違う。

    ある出来事に関して無意識に感じていることを「言語化」するクセをつける事で、自分の中に言葉のストックを増やし、コメント力が増すという感じ。そのためのレッスン方法が書かれた本。

    本書は読みやすく、太字を追い掛けるだけで内容が掴めるので助かる。「言語化」レッスンは、正直日記を付けるだけでも良いかと思ったが、制限時間を設けて書く事によって、瞬発力を付けるという視点は面白い。

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著者プロフィール

株式会社電通 コピーライター
一橋大学卒業後、2005年に株式会社電通に入社。営業局の配属を経てクリエーティブ局へ。その後は、コピーライターとしてさまざまな商品・企業・団体のブランディングに従事。これまで手掛けたプロジェクトの数は100以上、活動は5大陸20か国以上にのぼる。
世界三大広告賞のうちCannes LionsとThe One Showのダブル入賞をはじめ、ACC賞、TCC新人賞、NIKKEI ADVERTISING アワード、YOMIURI ADVERTISING アワード、MAINICHI ADVERTISEMENT DESIGN アワードなど、国内外で20以上のアワードを獲得。
広告以外にも、国際的ビッグイベントのコンセプトプランニングや、スタートアップ企業のビジョン・ミッション・バリュー策定のサポートも行う。また、毎年一橋大学でコピーライティングやアイデア発想のゼミも開講している。
コピーライターとしての長年の経験を通して「どう伝えるか」の前に「何を伝えるか」こそが大切だと感じるようになり、本書を執筆。本書が初の著書になる。

「2023年 『瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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