フランス語をはじめたい! 一番わかりやすいフランス語入門 (SB新書 611)

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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784815619404

作品紹介・あらすじ

・フランス人に英語で話しかけると、フランス語で返される本当の理由
・ほんとはおしゃれじゃないパリジェンヌ
・フランス人は1か月に2キロもフロマージュを嗜む!?
・フランス人流の口説き方...etc.

フランス人について楽しく知れて、
気づいたらフランス語が勉強できる!?
そんな新感覚のフランス語本です。

わたし、フランス語教員をかれこれ30年やっていて、
参考書を作ったり、NHKのラジオやテレビで講師をしたりしてきました。
そしてその中で感じたことの一つが、ああ、もったいない! ということです。
ちょっとやってみよっかなあ、でもなあ、ムズイって言うしなあ、と足踏みしてしまったり、
あるいはそこを乗り越えて、せっかくフラ語デビュー(これもフラ語です!)したのに、
一番険しいルート(急斜面と氷壁が!)を選んだがために、
なんとなくデクレッシェンド&フェードアウトしちゃったり。
これはほんとにもったいない。だって、もっとラクチンで効率のいいルートがあるからです。
そしてそれが、この本なのです!

フランス語なんて、フランス(だけじゃありません)に行けば、小学生だって話してます。
わたしたちにだってできないはずないんです!
気楽に、軽いフットワークで、フランス語の世界を一巡りしてみるのはいかがでしょうか?
そしてもし、ああ、こんな感じなのね? じゃあ、もうちょっと追加で何かやってみようかな、と思ったなら、
その時は、参考書も、ラジオもテレビもスクールだってあります。
おや、なんかまぶしいと思ったら、みなさんの未来が、トリコロールに輝き始めているじゃないですか!
まいりましたねえ!
(はじめにより)

感想・レビュー・書評

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  • いやぁ、我ながら懲りない。もう無理だって別の私が叫んでいるのに懲りない(笑)
    これを読もうと思った理由は2つ!

    1.決してフラ語が使えるようになりたいと思っているわけではなく、なんとなく「え?フラ語?ちょっとかじったんだけどねぇ」って言えるようになってみたい。つまり勉強というより、ちょっとした趣味でやってみたい。そもそも語学をやってるってこと自体がかっこいいし!

    2.以前読んだ「世界一簡単なフランス語の本」を読書として楽しめたので、「あ、なるほど、テキストで勉強するというより、本として楽しんだ方がいいのかも。それはそれでありかも」と思った。

    そうなんです。この期に及んで「話したい」とか「読めるようになりたい」とかはないんです。なんとなく細~く長~く続けたいんです。フラ語の世界に足を踏み入れるというより、ぶ厚い扉を開けてのぞき込んでいたいんです。「へぇ」みたいな感じで。

    で、先述した「世界一簡単なフランス語の本」に似たものを感じたので本書を購入。

    期待通り、読書として楽しかった。「世界一簡単なフランス語の本」とかぶる文法的な解説は”二度めまして”なので、なんとなく復習のようにも読めたし、新しく知ることも多かった。
    語学としての説明の合間に、「そういえば」的に話が脱線するところが好きだった。遠い昔の学生時代も、どの先生も授業中の脱線がおもしろかった記憶がある。
    本書は「星の王子様」と映画「最強のふたり」から多数引用している。どちらかでも好きな方はなおさらとっつきやすい入門書かもしれない。私は、「星の王子様」はどうも読む自信がないのだけれど、「最強のふたり」は是非とも観たいと思った。(観たいフランス映画はたくさんある!)

    話はそれてしまうのだけれど、若かりし頃の私は「アメリ」が苦手だった。なんかあの「フランス!パリ!」を前面に出して、「ほら、オシャレでしょ!」と言われている感じが苦手で。要するに私はフランスだとかパリが苦手だった。一度旅行しても好きにはなれなかった。そんな私がフラ語に興味を持つとは。人生わからないものです。

    「世界一簡単なフランス語の本」「フランス語をはじめたい!」に続く、読んで面白いフランス語の本があればまた懲りずに読みたい・・・!(オススメがあればぜひ教えてください!)

    ただし、「あとがき」で過去形や未来形にさらっと触れられていて、「う、やっぱフランス語無理」と思ったことは正直なところです(笑)

  • フラ語に入門してから入門から初級の間をずーっとうろうろしていますが、20年前に清岡先生のフラ語の学習書に出会ってからはたとえ上達しなくてもやめる気がしなくなりました。くすくす笑いながらおべんきょーできる学習書なんて清岡先生にしか書けません。楽しいと思えることがどれだけ外国語へのハードルを低くしてくれるかぜひみなさんお試しください。本書は学習書と同じテイストでの説明文が一冊の本になったといったもので長年のファンとしては買わないわけにはいかないものです。先生のフラ語シリーズは全て使っています。新作を待っています。

  • フランス語頑張ろうとなれる

  • 一度フランス語を始めようとして、名詞に性別がある!?主語によって動詞が活用するなんて覚えられない!!と挫折した経験のある方にお薦め。
    冗談交じりの軽妙な文章で、成る程~あんなに力んで取り組まなくて良かったんだなあ。と肩の力が抜けます。
    faireの活用表を掲載してほしかった。

  • もちろんこの1冊だけでフランス語をマスターするなんて虫が良すぎるというもの。だけど、初学者に対して実に「ユニクロの方がフランス語の文法の活用よりも複雑」的なノリで教えていく(単純に比べられるものじゃないだろう、とぼくもついツッコミを入れてしまったのだが)様子は頼もしくある。勘違い・うぬぼれ上等の姿勢でとにかく「ノセる」こと、テンションを「アゲる」ことに終始した軽快な語り口に何度も挫折してきたぼくも「またやってみようか」と思ってしまった。これ、実際の著者の語りを聞いてみたい。それが叶わないのが実に悲しくある

  • とっかかりやすい良本。苦手意識を少しずつ解消してくれる。フランス語は何度やろうとしてもその先に行けなかったけど、また意欲がわいてきました。

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著者プロフィール

1958年、東京生まれ。主な著書に『小さな幸福』(小沢書店)、『東京詩ーー藤村から宇多田まで』(左右社)、『世はいかにして昭和から平成になりしか』(白水社・共著)、『混成世界のポルトラーの』(左右社・共著)、『エキゾチック・パリ案内』(平凡社)など。

「2014年 『きみのスライダーがすべり落ちる その先へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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