- 本 ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784815624361
作品紹介・あらすじ
●組織に「政治」はつきものだ
職場に対して不満を抱えている人は多い。
たとえば、
・自分の上司は無能だ、不公平だ、理不尽だと感じている
・仕事のスタイルが根本的に違うために、誰かとしょっちゅうぶつかっている
・自分の貢献が認められないと感じている
・仕事のできない部下をどう扱っていいかわからず、イライラしている
・他部署との間で、利害の衝突から争いが起こっている
・自分は不当に扱われていると感じている
……etc.
これらは、どれも例外なく「Plitical Skill」を持っていないことが原因です。
人が集まれば、自然と政治が生まれます。
どんなに優秀な人でも、「Plitical Skill」がなければ、
「自分が望む選択」や「正しいと思う選択」ができなくなってしまう恐れがあるのです。
「Plitical Skill」と聞くと、悪いイメージを連想する人もいるかもしれませんが
本書では、「ライバルの蹴落とし方」や敵を増やすような「上司への媚びの売り方」などは紹介しません。
20年以上のコンサル経験を持つ組織心理・組織力学のプロが
「Plitical Skill」を習得することで、思い通りに人と組織を動かし、仕事の自由度上げる方法を明かします。
感想・レビュー・書評
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隠れた名著だと思います。
社内政治が体系化され、組織で生き抜く術が書かれています。
【メモ】
・組織に生息する人間のタイプは4タイプ
①成功者
②殉教者
③背徳者
④愚か者
・組織の掟
①組織は民主的ではない
②力の大きさは人によって違う
③あらゆる決断は主観的である
④あなたの上司はあなたの人生の大半をコントロールする
⑤組織で公平さを期待するのは不可能である
・レバレッジ・ブースター
①結果を出す力
②知識の力
③態度の力
④共感の力
⑤ネットワークの力
⑥巻き込む力
⑦距離を置く力
・4つのP
①パワー分析:どうすれば自分のレバレッジを高められるか?
②パフォーマンス:どうすれば自分の仕事で組織の成功に貢献できるか?
③パーセプション:どうすれば自分の評判を向上できるか?
④パートナーシップ:どうすれば仲間や支援者のネットワークを拡大できるか?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
もう少し早く読んでおきたかった。
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サラリーマンですが、自分の立ち位置やこれから何をすべきかが分かりました。勉強になる一冊。
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筋を通すことや謙虚さに美徳を感じてしまって、社内政治には課題意識があったので、本屋さんで見かけてジャケ買いしてしまった。が、要するに、組織には逆らうなということと読めてしまい、うまくやるためにはそうなのかもしれないが、それはそれで発展性がないように感じて、自分にはあまり刺さらなかった。
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女子栄養大学図書館OPAC▼https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000069597
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CY24-006
時々読み返したくなる一冊 -
組織の中で働くのに最低限必要となる社内政治について分かりやすく言語化されたもの。
サラリーマンとして組織の中で働く人には必読書。
社内政治を毛嫌いする人の気持ちも充分理解できるが、ドラマ(ex:半沢直樹)のようなドロドロとしたものでは無く、人間の性としてどの会社でも当たり前の様にある事例ばかり。幾ら素晴らしいスキルがあっても政治的なところで大ポカをやって窓際に追いやられるのはあまりにももったいない。最低限の知識として身につけたい内容であった。
最後に著者のまとめた組織スキルの大原則を備忘録として記載します。
1.人と接するときは、常に正直で、倫理的に正しくあること
2.自分を信じる
3.自分の仕事を信じる
4.自分にできる最高の仕事をする
5.約束を守る
6.付き合いやすい人になる
7.すべての人に対して心からの敬意を持つ -
■書名
書名:ポリティカル・スキル 人と組織を思い通りに動かす技術
著者:マリー・マッキンタイヤー
■感想
TOPPOINTで読了。 -
組織に「政治」はつきもの。そう語る組織心理・組織力学のプロが、思い通りに人と組織を動かし、仕事の自由度を上げる「ポリティカルスキル」の習得法等を解説する。
PART1 「組織スキル」の極意
第1章 「上り詰める人」だけが知っている組織で生きるためのスキル
第2章 「上り詰める人」は職場に理想を求めず、現実だけを見る
第3章 「上り詰める人」は相手との力関係を見きわめる
第4章 「上り詰める人」は敵と味方を見分けて利用する
PART2 「組織の力学」の落とし穴にはまらないために
第5章 リーダーとは「組織内ゲームの勝者」である
第6章 「上り詰める人」が絶対にしないこと
第7章 「上り詰める人」は権力に逆らわない
PART3 組織において主導権を手にする
第8章 「上り詰める人」は正しいプランを立てる
第9章 「上り詰める人」には影響力という武器がある
第10章 「上り詰める人」は全方位で力関係を掌握する
第11章 組織で上り詰めるために必須のゲームプラン