越境者の政治史―アジア太平洋における日本人の移民と植民―

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  • 名古屋大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (524ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784815808204

作品紹介・あらすじ

北海道・樺太へ、ハワイ・満洲・南北アメリカへ。大量に送り出された日本人移民たちの政治統合は、日本およびアジア太平洋地域の秩序にどのようなインパクトをもたらしたのか。移民史・政治史の盲点を克服し、一貫した視点で新たな全体像を描き出す。

感想・レビュー・書評

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  • 近代日本の植民地支配の多様性について学ぶことができた。田口卯吉や矢内原の章が個人的におもしろく、やはり私は思想史てきなものに興味があるのだなと思った。意外だったのは北海道が最初植民地のような扱いだったこと、南樺太に選挙権を付与しようとしていたことなどである。移民としてハワイ、アメリカなどに暮らした人々の政治的活動や努力など、近代に生きた「日本人」の多様なドラマを垣間見ることができたと思う。

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著者プロフィール

所  属―琉球大学法文学部 
専門分野―日本政治史


「2011年 『日露戦争とサハリン島』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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