図書館ウォーカー: 旅のついでに図書館へ

著者 :
  • 日外アソシエーツ
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本棚登録 : 398
感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784816929526

作品紹介・あらすじ

全国66の図書館をめぐる旅エッセイ集。元・図書館員の著者が「図書館をもっと身近なものに」をコンセプトに綴る、新たな図書館の楽しみ方。「陸奥新報」連載中の人気エッセイ「図書館ウォーカー」を元に、新たにカラー写真、交通・近くのおすすめスポットなどのデータ、コラムを加え単行本化。

感想・レビュー・書評

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  • 今まで訪ねた全国の図書館は350以上だそうで、まずその数にびっくり。各地にほんとに色んな図書館があるんですねー。なかなか訪ねる機会がないであろう場所の図書館の風景、興味深いです。

    元図書館員である著者の「業務を邪魔したくない」という固い信念から図書館内部の写真はありません。そのことに初めはすこーし物足りなさを感じましたが、エッセイを読んでいくうち、鉄道とバスと徒歩で巡った街歩きの貴重な記録に微笑ましい、愉しい時間をもらいました。

  • 北は北海道から南は沖縄まで、旅のついで(?)に立ち寄った66の図書館について、写真付きで紹介された本。著者曰く『本書はいわゆる「図書館ガイド」とは違い旅行者目線のエッセイ云々…』ということなので、図書館自体のデータは記載されていない。その辺に物足りなさを感じてしまう自分は、「図書館ウォーカー」には不向きかも。

  • 国内線の機内誌や、新幹線の前ポケットに挟まっている冊子のエッセイにしたらよいのに!
    旅先で時間潰しにその土地の図書館をたずねたり、図書館自体を旅の目的にするなんて、面白い!読んでいてワクワクした。
    自分がおそらく訪問することがないであろう土地にも、人の生活があるんだということが伝わってきて、なぜか感動した。

    妊娠するまで全国出張していた私。
    数々の自治体をまわったことを思い出した。
    全国制覇を目指したが、42都道府県で終わったのだった。
    妊娠検査薬を買ったのは、たしか長崎の壱岐市役所から帰京した夜だったな...
    当時写真やメモを残しておけば、図書館ウォーカーならぬ、役所ウォーカーになれたかも!

    観光客向けのパンフに図書館が載ることはないというのが、たしかにその通り。
    図書館は地元民が利用する公共施設という印象が強いが、もう少し拓けてもよいのかもね。

    情報量は少なめ。
    蔵書数などはなく、有名処はほぼ載っていないので、そっち方面の図書館ウォークが好きな方には物足りない。
    旅のついでにの図書館ウォーク好きな方、旅が好きな方は気に入るのでは。

  • 元公共図書館員の著者による、図書館を中心に全国を巡る旅行記です。
    陸奥新報に掲載された記事から選ばれた66の図書館について綴られています。
    各地の図書館の外観を主に紹介していますが、旅行記らしく地域全体について幅広く語られています。
    幾つかの図書館には私も足を運んだことがあり、思い出に浸るとともに別の目線からの発見を楽しむことができました。

  • 旅先の隙間時間にその土地の図書館を訪れるのが好きな著者による、図書館紹介エッセイ。
    日本で一番東にある図書館や食堂が併設されている図書館、海の見える図書館など、いろんな図書館が数ページずつ紹介されている。
    紹介した図書館の開館時間や休館日などの情報が載っていて、地味なんだけどそういったところが面白い。
    また、著者がやっていた、図書館のジャンル分けも自分の基準でやってみたら面白そうだと思った。(ちなみに日本で一番北にあるとか、海が見えるとかで著者はジャンル分けをしていた)
    海が好きなので、海が近い図書館に惹かれた。
    一つだけ行ったことのある図書館が紹介されていてテンション上がりました。
    他にも最近は素敵な図書館が新しくどんどんできているけれど、著者が訪れ紹介したようなその土地の図書館を訪れる旅行をしてみたいなぁ、やっぱ図書館サイコーと思わせてくれる本でした。

  • サブタイトルにある通り、旅のついでに図書館へ寄った時のことを綴ったエッセイ。これは図書館の本?図書館周辺を紹介した本?(・・;)
    うーん、残念ながら魅力が伝わってきませんでした。

  • 「旅のついでに図書館へ」というタイトル通り、「旅先でふと空いた時間に、その地の図書館にちょっと寄ってみました」という姿勢なので、休館中だったり、時間がなくて駆け足だったりで、図書館についての内容は少なめのものもあり。
    図書館エッセイというよりは、旅エッセイの趣の方が強い。
    でも、図書館巡りを目的とする旅はいつかやってみたいなぁ。建築や、館内からの景観を楽しみにするという見方も面白いと思った。
    見た目が寺のような図書館、旧銀行の建物に入っている図書館、アーケード街の中にある図書館などなど、一目見ただけで入ってみたくなるものばかり。
    図書館ウォーク、ぜひ流行ってほしい。そして、まだ行ったことのない図書館を色々見てみたい。

  • 「なぜ旅行者が図書館に来たの?」・・・ 1冊の本も借りられなくても 「この街で生まれ育ったら、どんな青春をおくるのかなあ」なんて想像しながら図書館への道を歩く<図書館ウォ-カ->の筆者が、その楽しみの醍醐味を披露した、全国66の図書館(本土最北端から最南端+沖縄県)をめぐる旅の写真エッセイ集。

  • 旅先や出掛け先で図書館に寄るという行動を夫婦でしてきました。
    50館を超える辺りで飽きてしまって止めましたが、元々観光地に興味はないけれど旅行は好きという変わり者夫婦にはとてもいい目的地でした。
    図書館ごとの特色が有って、小さくて古くても読んで欲しいという気持ちが溢れている図書館も有れば、新しい図書館でもあまり熱意が感じられない図書館も有ったりして、興味深かったです。
    さて本書ですが、あまり図書館については触れていないので、期待していた内容ではなかったです。どちらかというと読書愛、図書館愛が炸裂しているものを想像していたので。

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著者プロフィール

本名=白尾嘉規(しらお・よしのり)。1974年神戸生まれ大阪育ち。現在青森市在住。
おもにポーランドをメインフィールドとする音楽ライター。DJ・選曲家。
disk union発の現代ポーランドジャズ専門レーベルCześć ! Records チェシチ!レコーズ監修。
ライナー執筆のほか、ジャズ批評、CDジャーナル、intoxicate、会員制季刊俳誌『白茅』、
ポーランド映画祭パンフレットなどさまざまな媒体に記事を寄稿。
Twitterアカウント:@poljazzwriter。Facebookページ「ポーランドジャズのはじめの一歩」運営。

「2014年 『中央ヨーロッパ 現在進行形ミュージックシーン・ディスクガイド 1990~2010's』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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