限りないダントツ経営への挑戦: 強みを磨き弱みを改革

著者 :
  • 日科技連出版社
3.36
  • (1)
  • (3)
  • (6)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 34
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784817191878

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • やっぱり「QC」と「現場力」が大事。
    トップ、ミドル、スタッフ、現場の4層。

    目次
    第1章 経営の構造改革で新しい飛躍へ
     四期連続の増収増益
     自動車よりも強い国際競争力 ほか
    第2章 コマツはどんな会社か
     世界第二位の建設機械メーカー
     品質と信頼性を第一に考える経営 ほか
    第3章 コマツの真髄は品質経営
     NQ‐5推進活動のサポート組織が先進
     米国キャタピラー社の日本進出 ほか
    第4章 縁を大切にする生き方
     人生の節目で結ぶ縁は一生の宝
     縁を大切にするQC的な発想との出会い ほか
    第5章 未来への限りない挑戦
     グレーター・アジア市場が成長の鍵を握る
     第二次経営構造改革の視線はグローバル経営へ ほか

  • 実績を出した人の言葉は全部重みが違うな、と思う。

  • ●目次
    はじめに
    1.経営の構造改革で新しい飛躍へ
    2.コマツはどんな会社か
    3.コマツの神髄は品質経営
    4.緑を大切にする生き方
    5.未来への限りない挑戦

    ●筆者の主張
    ・社長就任後の3月決算では、創業以来の巨額赤字を計上。現実を直視して、構造改革した結果、4期連続経常増益。
    ・構造改革には、コマツの弱点になっていた3つの過剰(雇用、設備、債務)を解消し、固定費を削減する必要があった。1回だけの大手術を宣言して、希望退職を実施し、複雑化しすぎた機種構成の統合、子会社整理、不採算事業からの撤退を行う一方で、主力事業への投資を実行し、選択と集中を明確化した。固定費の削減額は、500億円に達した。
    ・弱点を改革する一方で、強みに磨きをかける改革を実行。その一つがダントツ商品の開発。固定費は削減しても、研究開発費は削減せず、競合他社が数年かかっても追随出来ない環境、安全、IT,経済性などの特徴を持つ、強い製品を開発し、差別化を図る。しかも原価を10%程度低減した。
    ・これは、社外のステークフォルダーの協力に加えて、社員、役員がQC活動を通じて得た改善力が土壌になった。経営構造改革は、高い目標を目指して持続的に取り組む改善活動と考えられる。トップが明確に目標を語るとともに、それ以上に、現場で方針展開と改善活動を推進するボトムアップの力が重要。
    ・欧米と比較した日本企業の強みは、連携の強さと継続的なきめ細かさ。日本のモノ作りが失ってはいけないのは、ボトムアップの現場力である。
    ●個人的感想
    ・グローバル企業の見本のような会社である。経営学の世界でいうビジョナリーカンパニーを地で行く会社であり、それを日本企業には珍しくトップ主体で実行した会社と思う。特に下記の点が印象に残った。
    ・経営改革の実行は、1回だけの大手術を社内社外に宣言、経営の見える化、成長とコストの分離、コマツの強みを磨くことがポイントとなっている。
    ・特に、成長とコストの分離は、成長すれば、コスト(固定費)は吸収できるという考え方を改め、両社を切り離して徹底的なコスト削減を実施、
    ・日本企業はトップダウンが足りない。と日産ゴーンは言っており、現場の指揮官だけでは戦争に勝てない、現場は部分最適しか考えないので、日本企業はトップリーダーが全体最適を目指すべきだ。

  • ごめん、面白くないわ。

  • 読みます。

全5件中 1 - 5件を表示

坂根正弘の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×