観光を学ぶ―楽しむことからはじまる観光学 (めぐろシティカレッジ叢書)

著者 : 菊地俊夫 松井圭介 山本充 宮尾美奈 森慎一郎 呉羽正昭 小原規宏 有馬貴之 設樂律司

• 二宮書店 (2008年4月1日発売)

感想・レビュー・書評

[しんさんの感想 · 2022年6月6日]

本はよかった。ただ今の様子を考えるとどことなく不安になった。移住や関係人口などいろいろなワードが生まれているが、地方からすれば新入りかお客さまかなのだろうし。

それとよく日本についていわれることだけど、不安がない状態が危機的状況だといわれる。地元に育ったら地元の問題点もいえる場合が多いと思うが、ここがいいと思ってやってきた人にそれを含めた見方ができるのだろうか。いや、地元をポジティブにしか見れないのなら同じだが。

この本は「地方」という熱からできたものというよりは、地理などの学問と地方が活かせる方法をつつく感じがした。今どきよりかはフラットに寄せられていると思う。

学問が頼りになる。

著者プロフィール

東京都立大学大学院教授

「2021年 『日本農業の存続・発展 地域農業の戦略』 で使われていた紹介文から引用しています。」