看護実践能力習熟段階に沿った 急性期病院でのステップアップ認知症看護
- 日本看護協会出版会 (2016年7月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
- / ISBN・EAN: 9784818019836
感想・レビュー・書評
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WY152
『身体疾患で急性期病院に入院している高齢患者のうち、認知症の人はかなりの数にのぼるのが現状です。本書では、急性期病院の看護師に必要な認知症ケアの到達目標と取得すべき知識・技術を、初級・中級・上級の3段階に分けて明示しました。また、具体的なチェックポイントや理解度を測るクイズ、効果的な研修方法も多数掲載しています。平成28年度診療報酬改定で新設された「認知症ケア加算」算定のための研修にプラスして、手元で知識を確認するための教材としてご活用ください。』
第1章 基礎編:急性期病院における認知症看護の現状と課題
1.認知症ケアの歴史
2.認知症の看護実践に必要な基礎知識
3.急増する認知症の人と、加齢に伴う高齢者の
身体徴候の新しい概念
4.急性期病院における認知症のある高齢者の状況
第2章 急性期病院における認知症看護実践能力習熟段階に沿った
認知症看護の実践
Step 1 初級
1.認知症の基礎知識と代表的な認知症
(アルツハイマー型、血管性)について理解できる
2.認知症の中核症状(認知機能障害)と看護について理解できる
3.認知症の人の行動・心理とパーソン・センタード・ケアを
目指した看護について理解できる
4.認知症のある高齢者に関する情報の収集と
アセスメントができる
Step 2 中級
1.4つのタイプの認知症のそれぞれの特徴について理解できる
2.認知症の人の看護実践に活用できるパーソン・センタード・
ケアについて理解できる
3.認知症のある高齢者に起こりやすい行動に対する看護
について理解できる
4.認知症のある高齢者がよい状態を維持するための看護
について理解できる
5.認知症のある高齢者に起こりやすいせん妄について
理解できる
6.認知症のある高齢者の転倒・転落に対する援助について
理解できる
7.身体疾患の治療に関連して起こりやすい症状と
看護の方法について理解できる
Step 3 上級
1.認知症のある高齢者と家族の視点に立った家族への
援助ができる
2.地域包括ケアシステムにおける保健・医療・福祉の連携
および多職種の連携ができる
3.看護困難な認知症のある高齢者への対応について
初級・中級者を指導できる
4.パーソン・センタード・ケアを認知症看護に導入するための
研修を企画・実施する
5.認知症のある高齢者にパーソン・センタード・ケアを
目指した看護実践を導入する
6.急性期病院の看護実践に活用したい診療報酬に関して
理解できる(認知症ケア加算など)
7.認知症のある高齢者への看護実践に関する倫理について
考えることができる