神についていかに語りうるか

  • 日本キリスト教団出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (490ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784818409897

作品紹介・あらすじ

神学・哲学最大の問いへの、古今東西二千数百年の挑戦を収集

「神についてどのように語ることができるのか、人間が神を語ることができるのか」。神学・哲学の根源的テーマに取り組んだ、古代の哲学者や教父から、トマス・アクィナス、シュライエルマッハー、現代の神学者・哲学者、道教・仏教といった東洋思想まで、古今東西の議論を紹介する。

【目次】
序言……W.シュスラー

Ⅰ プロティノスの否定神学─「我々は、それ[Es]が何でないかは言うことができる。しかし、それが何であるかを、我々は言うことができない」……K.クレーマー
Ⅱ 教父における否定神学のはじまり……M.フィードロヴィッチ
Ⅲ トマス・アクィナスにおける神についての類比的な語り……N.エルンスト
Ⅳ ニコラウス・クザーヌスにおける謎としての神認識─否定神学の克服なのか、変化「形態」なのか……K.クレーマー
Ⅴ 宇宙の媒体、象徴、直観─シュライアマハーの1799年の『講話』の神表象とカントとフィヒテにおける問題史的文脈……C.ダンツ
Ⅵ 「私たちのXは、厳密にいうと、教示されえず、ただ刺激され、目覚めさせられるものでしかない」─ルドルフ・オットーの『聖なるもの』における聖なるものの言語的遂行について……M.ペレノウド
Ⅶ 信仰の類比(analogia fidei)─カール・バルトにおける「類比の出来事」について……D.-M.グルーベ
Ⅷ ルドルフ・ブルトマンの非神話化と実存論的解釈についてのプログラム……E.シュトゥルム
Ⅸ 神をこの世的に理解し、神について語る─ディートリヒ・ボンヘッファー、宗教から離れた状況におけるキリスト教的証言について……A.レスラー
Ⅹ 宗教の言語としての象徴─パウル・ティリッヒによる宗教的言語の「非字義化」のプログラム……W.シュスラー
Ⅺ マルティン・ブーバーが語る神の蝕について……M.ライナー
Ⅻ 神の危機─ヨハン・バプティスト・メッツにおける慰めなさの否定神学に対して……T.R.ペータース
XIII アンリ・ド・リュバック─神学特有の思考形式としての逆説……R.フォーダーホルツァー
XIV 超越者の言語としての暗号─カール・ヤスパースは「否定神学者」か?……W.シュスラー
XV リクールによる宗教の解釈学的現象学─宗教的象徴の解釈学から宗教的テクストの解釈学へ……P.ヴェルゼン
XVI 超越についての「非言語的な語り」─リオタール、デリダ、レヴィナス……S.ヴェンデル
XVII ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン─言語ゲームによる宗教の解明……A.コリテンスキー
XVIII 語りえぬことを語る─老子と荘子におけるタオとナーガールジュナの「空」……K.-H.ポール

訳者あとがき……芦名定道

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