列王記上1~11章 (VTJ旧約聖書注解)

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  • 日本キリスト教団出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (451ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784818410220

作品紹介・あらすじ

日本語で書き下ろす聖書注解シリーズ最新刊

イスラエル史上最大の賢王として讃えられるソロモンの治世を扱う、列王記上1-11章。そこに描かれるソロモンの繁栄と知恵、様々な人間的思惑を通して、神はその計画をどのように進めるのか。列王記も含まれる「申命記史書」の泰斗である著者が、聖書の原語や旧約的学識に基づいて堅実に解き明かす。文化芸術への造詣が深い著者による解説も必見! ユーモア溢れる文章に「注解書って、こんなに面白いんだ!」と目からウロコな一冊。

【目次】
緒 論
書名、正典上の位置、形態
内容と構成
資料
 (1)ソロモンの治世について
 (2)イスラエル北王国について
 (3)ユダ王国について
 (4)神殿関係資料
 (5)ダビデ王位継承史(ダビデ宮廷史)
 (6)預言者的伝承群
 (7)対アラム戦争物語群
 (8)その他
成立(申命記史書の一部として)
思想、歴史観 (執筆意図)
歴史史料としての列王記
本注解の方針

注 解
第1部 ソロモンの治世(統一王国時代)(上1:1─11:43)

第1部へのまえがき
1.ソロモンによる統一王国の王位継承(上1:1─2:46)
 (1) 王位継承をめぐる争い─アドニヤ対ソロモン(上1:1─53)
 (2)ダビデの死とソロモンの王権の確立(上2:1─46)
   トピック
     1 七十人訳における補遺について
     2 テル・ダンにおけるダビデの「発見」について

2.ソロモンの知恵と統一王国の繁栄(内政)(上3:1─5:14)
 (1)ソロモンの知恵(上3:1─15)
 (2)ソロモンの名判決(上3:16─28)
 (3)ソロモンの統治体制の確立(上4:1─5:8)
 (4)ソロモンの知恵と名声(上5:9─14)

3.神殿建築(上5:15─9:9)
 (1)神殿建設の準備 (上5:15─32)
 (2)エルサレム神殿の建設(上6:1─38)
  トピック
     3 シリア・パレスチナの神殿建設とソロモン神殿
 (3)王宮の建設(上7:1─12)
 (4)神殿の備品の製作(上7:13─51)
 (5)神殿建設の完了(上8:1─13)
 (6)ソロモンの演説と祈り(上8:14─61)
 (7)神殿奉献の祝祭(上8:62─66)
 (8)ヤハウェの啓示──約束と警告(上9:1─9)

4.ソロモンの知恵と統一王国の繁栄(外政)(上9:10─10:29)
 (1)ソロモンの諸事績──その他の建築活動を中心に(上9:10─28)
 (2)シェバの女王の来訪(上10:1─13)
 (3)ソロモンの富(上10:14─29)

5.ソロモンの過ちと統一王国分裂の予告(上11:1─43)
 (1)ソロモンの妻たちとソロモンの過ち(上11:1─13)
 (2)ソロモンへの敵対と反逆(上11:14─40)
 (3)ソロモンについての治世結尾定式(上11:41─43)

著者プロフィール

1951 年東京生まれ。1985 年早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。北星学園大学経済学部教授を2022 年3 月に退任。著書に『聖書時代史 旧約篇』『図解 これだけは知っておきたいキリスト教』『海の奇蹟――モーセ五書論集』『一神教の起源』『VTJ 旧約聖書注解 列王記上 1 ~ 11 章』ほか。訳書に『〈旧約聖書Ⅱ〉出エジプト記・レビ記』『〈旧約聖書Ⅲ〉民数記・申命記』(以上共訳)、M. ノート『モーセ五書伝承史』『旧約聖書の歴史文学』、T. C. レーマー『申命記史書』、W. H. シュミット『歴史における旧約聖書の信仰』、R.レントルフ『モーセ五書の伝承史的問題』、R. N. ワイブレイ『モーセ五書入門』、C. レヴィン『旧約聖書』、O. ケール『旧約聖書の象徴世界』、K. シュミート『旧約聖書文学史入門』、ティリー/ツヴィッケル『古代イスラエル宗教史』ほか。

「2022年 『旧約聖書における自然・歴史・王権』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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