オリゲネス 創世記説教

著者 : 小高毅 堀江知己

• 日本キリスト教団出版局 (2023年3月3日発売)

作品紹介・あらすじ

3世紀前半に活躍し、聖書の「文字通りの理解」「倫理的理解」「霊的理解」の3段階の理解を説き、比喩的聖書解釈を確立したギリシア教父オリゲネス。古代教会初の教義学者オリゲネスの、現存する創世記による説教16本──創造、ノアの箱舟、アブラハム、イサク、ヨセフ物語──を完訳、詳細な背景の解説を付す。

【目次】
オリゲネス『創世記説教』邦訳刊行に寄せて《小高 毅》
説教一　創世記1章《小高 毅訳》
説教二　創世記6章5節─8章22節《堀江知己訳》
説教三　創世記17章1─13節《堀江知己訳》
説教四　創世記18章1─33節《小高 毅訳》
説教五　創世記19章《堀江知己訳》
説教六　創世記20章《堀江知己訳》
説教七　創世記21章1─21節《堀江知己訳》
説教八　創世記22章1─14節《小高 毅訳》
説教九　創世記22章15─17節《堀江知己訳》
説教十　創世記24章10─27節《堀江知己訳》
説教十一　創世記25章1─11節《堀江知己訳》
説教十二　創世記25章19─26節、26章12─13節《堀江知己訳》
説教十三　創世記26章14─22節《小高 毅訳》
説教十四　創世記26章23─31節《堀江知己訳》
説教十五　創世記37─47章《堀江知己訳》
説教十六　創世記47章20─27節《堀江知己訳》
解説《堀江知己》
　・オリゲネス『創世記説教』について
　・伝承
　・説教二に関して

著者プロフィール

1942年京城（ソウル）生まれ。1975年、カトリック司祭に叙階。1978–80年、ローマ、アウグスティニアヌム教父研究所に学ぶ。1984年3月、上智大学大学院神学部博士課程修了、神学博士号取得。現在、東京カトリック神学院講師、カトリック長野教会協力司祭。

「2023年 『オリゲネス 創世記説教』 で使われていた紹介文から引用しています。」