- Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
- / ISBN・EAN: 9784819111065
感想・レビュー・書評
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学校の先生がどんどん信じられなくなる。
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これからはヒキョウグミとルビを振ったらいいんじゃないカナ?まぁ、本当の敵はヒキョウグミの中のアカだと思った。朱に交われば赤くなる。輿石東、小林千代美、民主党。あとがきで触れていた、年金未納問題に関しては微妙に観点がズレているので違和感を感じた。残念。趣旨は理解できるがそもそも「年金は今貰ってる人が得をするシステム」で、これに関しては日教組は関係が薄いと思った。
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日教組を徹底的に悪に仕立て上げている。日教組について初めて読んだ本なので、すごく参考になったが、全てを鵜呑みにせず、他の本も読んでから自分なりにもっと理解を深めたいと思った。
描いてあること全てが真実かどうかはさておき、日教組について興味を持たせる良書。 -
一部の負の部分だけを取り上げて、徹底的に叩き、
全体の批判へと安直につなげる論法。
まさに、マスメディアが陥りやすい一元論的なものの見方が、
如実に文章となって表れている作品である。
その論法からすると、日教組という一部の負の部分が含まれる日本こそが、
この本に書かれているとおり、性根から腐っているということになろう。
そんなことを言うと、義家氏から「それは詭弁だ!」と反論されそうだが、
そういったことを義家氏自身が身をもってやっているということである。
それはさておき…
いくつか細かいところを私なりに反論させてもらうと…
①まず義家氏は、日教組と全教の違いを把握せず、
どちらもごちゃ混ぜにしてしまっている。
②日教組は、思想が統一した団体ではなく、
右の人から左の人まで幅広い思想の持ち主が集まった団体であるので、
一致団結して日本をぶっつぶそうなんてそもそも考えていないし、
そういったことはあり得ない(全教ならやりかねないが 爆)
③②にも関連すると思うが、日教組組合員は約30万人いるが、組織率は全体の3割未満。
その3割で国をひっくり返すことは、常識的に見ても不可能なことはもちろん、
そういった低組織率の中でも、日教組に加入する先生がいるということは、
それだけ、教員として本当の意味で何ができるのかということを、
真剣に考え悩み抜き自己批判しつつ、それを実践へとつなげていっている。
そういった高い意識のある教職員集団といっても過言ではない。
(組合に入っているだけで、組合費を出しているのだからなおさらのこと
厳しい言い方をすると、組合に入っていない教職員こそが、
おいしいとこ取りの教職員であるとの見方もされるのではないかと思う)
義家氏が、真の意味で日本の教育のことを考えているのなら、
戦後の自民党体制で築き上げられてきた歪んだ教育の構造をぶっつぶしてほしいなと、
個人的にはそういう風に考えている。
日本の教育にとって、「本当の敵は自民党である」