なぜ私は韓国に勝てたか 朴槿惠政権との500日戦争【山本七平賞受賞】

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  • Amazon.co.jp ・本 (337ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784819112741

作品紹介・あらすじ

「人治主義」「情治主義」「反日無罪」…非・民主主義国家の一挙一動!かの国は法治国家ではない。暗黒裁判の裏側をすべて明らかにした衝撃の手記!

感想・レビュー・書評

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  • さて今日第一本目の書評は「なぜ私は韓国に勝てたのか」産経新聞前ソウル支局長加藤達也著です。産経新聞と言えば、私が現在購読し愛読してやまない新聞。判官びいきな私は5大紙の中で一番発行部数が少ない、と聞き「ん?」となり「保守系新聞」と聞いてまた「ん?」となり、そして購読してみると、なんと日本を愛してやまない方々の新聞じゃないか?と思った次第です。その産経新聞の前ソウル支局長の方が韓国政府に意地糞悪いことをされていると、新聞紙上で知った次第です。

    詳述すると2014年4月16日、死者行方不明者300人を超える犠牲者を出した韓国のセウォル号沈没事件をめぐり、同年8月3日、加藤支局長は産経新聞のネットサイトにコラムを載せた。

    それはセウォル号事故直後、朴大統領がどこで何をしていたのかに焦点を当てた内容で韓国の「朝鮮日報」のコラムなどを引用し、ソウルで飛び交ってた朴政権に対する噂や分析をリポートしたものだった。

    その内容は朴大統領が事件直後、男性と密会してたというもので、これが韓国大統領府(青瓦台)の逆鱗に触れた模様。

    韓国では、一般的に大統領が何時何分に何をしていたのか?と日本では当たり前に知っていいことがタブーとされ、産経新聞だけが問題視され、刑事責任を問われたというのだ。

    韓国では、法律上第三者が名誉棄損で告発できるのですが、被害者が処罰を望まない場合、公訴自体が無効になる。そこで加藤氏の弁護側は、何度も朴大統領の意思を確かめたのだが、最後まで朴氏は意思を明確にしなかったというのだ。

    詳しくは、本書を読んでいただきたいが、加藤氏も「噂を取り上げたのは安直だった」「引用でコラムを書くのはいかがなものか」というような批判には謙虚に耳を傾けたいという。

    それでも国家の最高権力者について書いた記事を理由に刑事訴追を行うことは民主主義国家では絶対あってはならないと言う。

    今回の裁判は異例続きで、判決に当たり、韓国外務省が裁判所側に「善処」を求めた文書が読み上げられたという。それまで韓国政府は、「あくまでも司法の問題であり、日韓の外交問題ではない」との立場を取ってきたのだ。

    結果として加藤氏は、公判に出続けるという理由で出国禁止命令が解かれ、判決は日本から赴いて聞いたのだ。はっきり言う、韓国は法治国家たる資格は持ってない。情実国家である、と私も本書を読んで思いました。

    以上、加藤氏の著書の触りだけ書きましたが、興味がある方は是非本書を手に取って欲しい。特にヘイト・スピーチとかしている諸君。韓国人嫌いだろ?これ読んで理論武装して、韓国人を論破してやりなよ。

  • 少し前だが、物議をかもした #韓国 の #言論弾圧 事件。

    #産経新聞 #ソウル 支局長だった著者が、#朝鮮日報 の記事を下地に日本向けに出した記事で、産経新聞だけ起訴されるという、前代未聞の事件。事件の経緯が詳細にしるされている。

    一見自由主義、法治国家のように見える彼の国が、如何に人治主義的でそれなりの民度であるかを浮き彫りにしている。

    今は、もっと酷いんだろうなぁ、、、(笑)

  • 体験記。
    いかに韓国が異質な国か、よく分かる。
    裁判の全記録も載っていて、疑問の余地もなく具体的。

  • ふむ

  • 凄い経験をされた方‼️

  • 例の事件の当事者の手記。
    かの国が、民主主義の理念を共有できないと全世界に発表したと言うか、そんなことより日本をボコることの方が大切と思ったら意外に世界中からボコられて、振り上げた拳がどこにも下ろせずに、結局、国家としての体をなしていないことがばれちゃった件。
    なんで勝てたかといえば、もともと無理筋であったのと、日本ともうちょっと仲良くせなあかんという時期であったのと、筆者が一歩も引かなかったから。
    取り敢えず謝っとけと、謝っちゃって、数十年にわたって国益を損ない続けてる。某国は見習うべき。

    それにしても。

    検察の醜態が眼に余る。笑える。

  •  過去も現在もそして未来も、韓国はポピュリズムで正しい未来への選択ができない国だとわかった。韓国国内の利権構造の記述があればモアベター。





    名誉棄損の被害者とされた朴大統領自身が処罰を望んでいるかについても最後まで明らかにされませんでした。そもそも検察は、被害者の意思を明示しないまま在宅起訴に踏み切ったのです。それが可能だったのは、韓国では法律上、第三者が名誉棄損で告発できるためですが、被害者が処罰を望まない意思を示せば、控訴自体が無効になったわけです。このため私の弁護側は朴大統領の意思確認を繰り返し求めましたが、裁判長もそれに応じる事はなく、朴大統領の声は封印されたまま終わったのです。

    私は雑誌 世論14年9月号に性搾取大国韓国の不都合な真実と題した論文を書いています。ここでは、朝鮮戦争の休戦後、在韓米軍基地の近くに基地村と呼ばれる売春街が設けられ、米軍を相手に売春をしていた韓国人女性達が、韓国政府を相手に国家賠償求めたニュースを取り上げて日本の従軍慰安婦についてはあれほど熱狂的になる韓国政府や韓国マスコミがこの問題では沈黙を守ったままである事を批判しました。

    さらに、韓国の野党議員が国会で取り上げた資料をもとに、基地村が国家レベルで管理、運営されていたことを示し、その資料には朴大統領の父親でもある朴正煕元大統領の直筆の署名があったことも書きました。

  • 新聞もテレビニュースもなぜか自国を貶めるようなことばかり報道してますよね。だから見ない、読まないけど。産経さんには今後も是非頑張っていただきたいです。読んでいて本当に血圧上がりました。ご当人は本当に大変だったと思います。加藤さんご苦労さまでした。

  • 敬遠が一番と感じた

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