「日本国紀」の副読本 学校が教えない日本史 (産経セレクト S 13)

  • 産経新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784819113557

感想・レビュー・書評

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  • 話題本、日本国紀、の作者と編集者による対話。

    日本国紀を読んで目から鱗の人は、読んでみればいいし、当たり前のことしか書いてないよなあ、と言う人はこっちだけで良いし、発狂した人は触れないほうがいいだろう。

    私はこの本だけで充分かと感じた。
    百田氏を持ち上げるような一章は不要だが。

    歴史にはストーリーが必要というか、歴史はストーリーそのもの。歴史の教科書は、年表だってのは、うん、確かにそうだと思った。

    日本人が自分たちの歴史を取り戻す作業は難しい。この先もまだまだ時間はかかるだろうが、取り返しがつかなくなる前になんとかしないと、本当に国がなくなる。

  • 百田尚樹さん著の「日本国紀」の副読本として出版され、百田さんと有本香さんとの対談形式で書かれた一冊。

    有本香さんは、「日本国紀」の編集者として執筆に関わっていて、もともとは、チベット問題や中国、インドの社会問題、日本国内の政治等をテーマに執筆活動を行っている。

    この「副読本」は、「日本国紀」の誕生や執筆、編集に関わる裏話や、こうだから詳しく書いたという説明がなされていて、もう一度「日本国紀」を再読したくなった。

    子どもたちが学校で学ぶための教科書のうち、特に酷い内容の教科書を原文のまま紹介し、内容を見ると、どこの国の教科書なのかと思わせるような書きぶり、日本語で書かれた地域名をわざわざハングルの読み方で読ませ、目線も日本ではなく、どう見ても韓国目線、中国目線での歴史解釈、当時活躍した日本人を記載せず、実在の人物なのかわからないような人物を記載してまで、子どもたちに自虐史感を植え付けるような内容で驚愕してしまう。

    こんな教科書で学んだ子どもたちが、やがて大人になり、社会の中心で活躍するようなときに、日本のため、日本優先で物事を判断することができるのかと心配してしまう。
    頭がいい子ほど、教科書に書いてあることが正しいと、忠実に覚えていく可能性もあり、教科書がだめなら、知識や常識をもった大人が責任をもって教えるか、インターネット等の媒体に期待するしかなくなってくる。

    だいいち、なぜ教科書や国の歴史から日本の愛国心が奪われたのかというと、やはり戦後に先勝国によって行われたWGIP(ウォーギルドインフォメーションプログラム)による影響が大きい。

    日本に反省と自虐的な歴史感・認識を植え付け、二度と立ち直れないようにするための教育で、新聞や書籍の検閲、軍国主義者等を教職や公職から追放、マスコミを使った広報で、もともと自省すること、日常に挨拶のように謝ることが苦手でない日本人は、すっかりこのプログラムに影響され、ものの見事に自虐史感にどっぷり浸かっている。

    ここ数年で、国民として当然である愛国的な発言や、戦後教育の誤り、憲法改正に対する発言は、かなり許容されるようになってきていて、インターネットやSNSの活躍で、国民の雰囲気も大きく変わってきた。

    全ての学校で、子どもたちが日本を好きになるような教科書を堂々と教え、自国のいいところ、反省すべきところ、弱かったところ、強いところを認識できるよう、他国によって塗り替えられつつある日本の歴史、海域や空域、資源や鉱物が奪われつつあることを、今起こっている事実として把握、認識し、危機感をもって取り戻さないといけないと再認識させられた。

  • <朝>
    怖そうな著者のお姉さんに敬礼!
    以上読後感想なり!

  • 『日本国紀』陰の立役者有本香さん曰く

    〈本書では、『日本国紀』の舞台裏を語ると同時に
    学校で教えられる「歴史」と『日本国紀』との違いを解説することで
    今の日本の危機を明らかにしました。〉

    『日本国紀』の「隠しテーマ」は
    「平和ボケ」「経済」「日韓関係とは何なのか」だそうで、
    私は読んでいて十分受け取りました。

    しかし三つ目の問題は本当に難しいですね。
    仲良くやっていきたいと思っているのに、
    相手がああいう人たちなので…。
    かかわらないわけにもいかないでしょう?

    いま日本国内で活躍されている在日二世~四世の皆さんの中に上手に進めてくださるかたがいたら良いと思うのですが、どうでしょう。

  • 「日本国記」を読む前に本書を読んだ。現在の日本の歴史教科書の歪や自虐的歴史感を勇気を持って世に問いただす画期的な本であることがわかった。「日本国記」を読んだ人も、読む前の人にも百田氏の思いが伝わる。

  • 各種動画などで対談を既に観ることができるが、丁寧に活字として残す意義を感じた。
    今の社会について考えさせられる。

  • 「日本国紀」を読了された方は是非とも読んでいただきたい一冊❗️

  • ★4.5(3.92)2018年12月発行。サブタイトルに「学校が教えない日本」とあるように本書では至る所に学校での歴史教育を批判。というか、最近の歴史教科書がここまで酷くなっていたとは。考えてみると、我々は教科書の作られた背景、歴史の背景を教えられてこなかったが、日本国紀といいこの本といいなるほどそうだったのかと。特に驚いたのは日本の憲法学者の罪。というかGHQによる教職追放により、正しい学者が一層されていたとは。そして、社会党と共産党の罪。彼らは何故に日本を貶めるのか。60年安保。岸首相に感謝ですね。

  • 『日本国紀』裏話的なので、著者のファン&編集裏話好きな人向けか。

    自分は百田氏の小説は2冊しか読んでいないが編集者なので、「前の原稿Aをチェックしている間に新しく書き直された原稿A’が来る」ということのイライラ感、二度手間感がよくわかる(苦笑

    「こうしたほうが絶対読みやすくなる」というのに全然直してくれない著者と、こちらの赤字をまるまる活かす著者がいるが、前者はもちろん、後者も困る。
    百田氏と有本さんとのやりとりは(超面倒くさいけど)、著者と編集者の理想的な姿ではないか。
    「あとがき」などでよく「編集の○○さんの協力なしには本書は完成しなかったであろう」と書く著者がいるが、あれは口だけで言っている場合と、マジでその通りの場合の二種類があり、ビジネス書や自己啓発書などはほぼ前者だが、本書の場合は後者であろうことが確実にわかる。
    有本さん、すばらしい人だ。

    それにしても本書で紹介されている学び舎の『ともに学ぶ人間の歴史』は、サイテーのトンデモフィクション教科書だな。こんなんで「歴史」を勉強させられている中学生がいるかと思うと、めまいがする。
    とりあえずK産党、A日新聞、N教組がなくなり、Dの世代がいなくなるだけで日本は少しマシになるんだな、ということがわかった(笑

  • 有本さん、いいな。百田さんのいいとこを上手く引き出してる。

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