公立図書館の玄関に怪獣がいる: ポストモダンの消費資本主義は、どのようにして民主主義、市民教育、公益を脅かしてい
- 京都大学図書館情報学研究会 (2009年10月1日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (130ページ)
- / ISBN・EAN: 9784820409090
感想・レビュー・書評
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2010 5/7読了。図書館情報学図書館で借りて読んだ。
言っていることの重要性は認めるが、ローカルチャーの蔑視・・・とまでは言わないが扱いの低さが、(それが現在の状況に対するカウンターであったとしても)現に批判されるローカルチャーが好きなものとしては鼻につく。
個人的にプラトンおよびギリシア的な「善」に頻繁に言及する(それも肯定的に)文献があまり好きではないせいとかもあるんだろうが、小説軽視・ノンフィクション重視の姿勢の方を現状より評価するってのも解せないような(根本的に自分の守備範囲の本ではないと感じたので流し読みしかしておらず、そのせいで自分の理解が足りないところもあるのかも)。
ただし途中でソロスに対する言及があるのでそのあたりはいずれ使うこともあるかも。
また、末尾のほうに出てくる「顧客」としての図書館利用者についての指摘は耳を傾けるべきものもある。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「図書館員が消費を土台とする社会の脅威を再評価する方法」を提示している。
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