学校図書館とマンガ (JLA Booklet no. 11)

  • 日本図書館協会
3.88
  • (2)
  • (4)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 63
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (77ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784820422082

作品紹介・あらすじ

子どもの読書をめぐる状況は変化してきています。学校読書調査でも,マンガが原作の本が多く読まれている一方,子どもと本の出会いの場である学校図書館ではいまだマンガの収集・提供が進んでいません。
本書は「学校図書館になぜマンガが必要か(理論編)」,「マンガをめぐる状況」,「学校図書館のマンガ導入」,「アメリカの学校図書館と日本のマンガ」,「アメリカにおけるグラフィックノベルをめぐる状況」,「学校図書館に段階的にマンガを入れる」の6つの章を通じて,学校図書館にマンガを導入する意義を解説しています。また,「補遺」として,学校司書配置の現状を述べ,学校図書館の今後の課題を論じています。
海外でも高く評価されているマンガをぜひ学校図書館の蔵書に,と訴える一冊です。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 学校図書館の有識者が「マンガ、いいよ!」と言ってくださるのは、とてもありがたいし、本当におっしゃる通りだと思いました。ただ、現場である学校がそれを受け入れるには、あと少しかかるな、と思いました。ジャンルに分けて作品を挙げてくれているので、マンガを選書したい時には、とても有用だと思いました。

  • 学校図書館におけるマンガ導入の背景や、各自治体の導入率、入れられているマンガ、海外の様子などがわかって読み物として面白かったです。

  •  いいマンガはたくさんありますよね。


    「補遺 学校司書配置の現状と課題」(p.65)

     司書教諭との連携や子ども達との信頼関係とか、学校司書が常勤で1校専任になれば、もう少し深められると思うのですが・・・。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

1949年、北海道生まれ。東京学芸大学卒業後、長年にわたって神奈川県立高等学校に学校司書として勤務。現在、東京大学大学院博士課程在籍。法政大学兼任講師、東京学芸大学非常勤講師、日本図書館協会学校図書館部会長。共著に『図書館よ、ひらけ!――授業いきいき学校図書館』(公人社)ほか。

「2017年 『学校司書という仕事』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高橋恵美子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×