山奥の小さなタクシー会社が届ける幸せのサービス

著者 :
  • 日本能率協会マネジメントセンター
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本棚登録 : 61
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784820718482

作品紹介・あらすじ

お客様が先、利益は後。大切なことは一万回繰り返す!一度乗ったら忘れない。お客様に愛され、選ばれる本当のお客様主義とは。

感想・レビュー・書評

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  • 自分の今の仕事に照らし合わせて、確認できる素晴らしい本。いろいろと自分の仕事に置き換えられた。

  • 徹底的に性善説の経営論。この本をファンタジーを感じてしまう人もいっぱいいると思います。でも社会的善こそが企業の存在理由というのはいま一番進んだマーケティングでもあります。コトラーのマーケティング4.0と関係なくCSRじゃないCSVを実現しています。そう「先義後利」はもっと身近に置かれる言葉だと感じました。中央タクシーはお客様を高齢者・交通弱者に置いた時、性善説経営が回り始める、これこそが地方創生のヒントであり、日本再生のシナリオであるのでは?
    理念を物語、詩へ。痺れます。

  • 小項目数ページごとだから、非常に読みやすい。
    「お客様が先」とは言っていたが、利益や当たり前に囚われることもあったなど、成功だけでなく人間らしさが出ていました。

  • 「お客様が先、利益は後」の徹底。口で言うのは簡単でも、ここまでやるものなのかと驚かされる。離職率ゼロ。西洋の真似ではない日本的な感覚での経営こそが、世界が目指すべき経営の姿ではないかと改めて感じさせてくれる書。

  • ・サービスにも二通りある。感動を与えるサービスと幸せをもたらすサービス。
    ・幸せを感じるサービスやおもてなしは日常の中にある。
    ・誰にでも伝説を作るチャンスが巡ってくる。そこで何かできることはないか、お客様に少しでも快適に、そして少しでも幸せな気持ちを味わっていただくために何か出来ることはないか、とアンテナを立てている人だけがチャンスをものにすることができる。
    ・先義後利。義を先にして利を後するものは栄える。
    ・三方よし。買い手よし、売り手よし、世間よし。
    ・マニュアル作りよりも理念を組織に浸透させることが大切。そして理念を実現するための障害を取り除き、現場で理念が実行されていたら、大いに褒める。
    ・大きな需要の見込める大手に営業をかけたが、タクシーを使うのは最終的に個人。個人のお客様ひとりを大切にする道を選ぶべき。
    ・人は十回言って、ほんの一瞬、微風が吹いたかふか吹かないかくらいのもの。次の瞬間、言われたことはすっかり忘れてしまう。百回でも足りない。千回言われてやっと、そうだな、大切だと感じる。でもまだ行動には現れない。行動に移すのは1万回。1万回、それを口にしてこそ浸透する。
    ・365日、私自身が1日も休まず、毎日朝礼で、自己紹介の推奨した。
    効果がすぐに現れなくても1万回の反復連打を繰り返し、最後までやり抜く覚悟と我慢強さが人を動かし、会社を動かすのです。
    ・理念を物語にして伝える。
    ・何々するなの叱り方は決して社員のやる気を引き出さない。肯定的な言い方をすること、ミスをなくすには意識の向上が大切。
    ・企業の根幹は人間関係。信頼、優しさ、たすけあい、友情、思いやり、いたわり。そんな感情や関係が生まれてくると社員が幸せひなり、お客様が幸せになる。
    ・自分の仕事は他人の人生を良くも悪くもするという視点に立たなければならない。たかがタクシー、ではない。
    ・お客様のことを思って一生懸命サービスしていたら、それは自分に感謝や感動という形で返ってくる。
    ・仕事のプロの条件とは、自分の仕事尊いものに高めることができる人。
    ・理念な大切。理念に沿って自分は行動している。その一点が迷いを消してくれる。

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