マンガでやさしくわかるメンタルヘルス

著者 :
制作 : 永山 たか  椎名 
  • 日本能率協会マネジメントセンター
3.08
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本棚登録 : 87
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784820719014

作品紹介・あらすじ

職場でも家庭でも居場所がなくなった会社員、新型うつの若手社員、中学時代にいじめにあって自信が持てない大学生、失恋の痛手から立ち直れない商社マン…。心の仕組みから、ストレスの対処法、仕事や恋愛とメンタルヘルスの関係、伝える力、聞く力まで。それぞれ、悩みや心の傷、日常のささいなストレスを抱えた6人を巡る物語。元カウンセラーのマスターと、アルバイトの安里紗が待つ小さなバーで繰り広げられる心模様を各話、読み切りで描きます。

感想・レビュー・書評

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  • かなり前のデータであるが、本書からの引用として紹介する。
    2008年の日本の傷病別患者数の第3位はガン、第2位は糖尿病、そして第1位が323万人の精神疾患である。日本の全人口の2.5%程度に相当する。会社勤めをされている方であれば、社内の誰かがメンタル疾患で休んだりされたのを目にしたことがあるのではないだろうか。
    私は人事関係の仕事に就いている。会社で、あらためて健康経営に今年から取り組むことにしたが、私の会社でも、休業原因の一番はメンタル疾患であった。その予防にどのように取り組もうかを、産業医の先生などの専門家と相談を続けている。
    メンタル疾患に関して、何も知らない状態だったので、簡単な入門書として本書を手にとった。マンガで書かれており、とても読みやすいが、逆に情報量としては少ない。
    次は、普通の入門書を読んでみよう。

  • 漫画と最初の方の文章はある程度知っていることばっかりだったが、パート5からが非常に勉強になった。

    ・言語化するだけで精神的な不調の予防になる
    ・ストレスとは簡単に言えば「思い通りにならないこと」
    ・うつ病、新型うつの人は本人からすれば「もう勘弁して」というような状態
    ・聞く力がある人は求めたいヒントや答えは「相手方の心の中にある」と考え、それを引き出す。
    ・プライベートな問題などは「私に話ができそう?」「ここだけの話にするよ」ということを伝える。それでも話してもらえなさそうなら深追いせず、健康問題だけに言及。
    ・伝える力で必要なことは、①自分の気持ちに気づくこと、②「私は」という一人称にして伝えること、③「自分がこうすれば良かった」など自分への期待や相手に抱いていた期待を言葉にすること
    ・相手が最後まで聞いてくれない、すぐに怒るのではと思える時は「怒らないで聞いていただければ嬉しいです」「最後まで聞いてください」と前置きするのが良い
    ・相手の心中を計り知れない場合は「どう言っていいか分かりませんが…」などのクッション言葉
    ・質問力を高めるためにまずは「それはいつから?」「その時どう思った?」「何がそうさせたの?」から始める。

  • ↓こちらのURLをクリックすると富山大学蔵書検索画面に飛び、所在を確認できます。
    https://opac.lib.u-toyama.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB15906909

  • マンガが少ない。

  • 図書館で借りた。病んでるなわし

  • 自己診断チェックシートは何かポジティブな効果があるのでしょうか。はい。自分を知ることができます。往往にして自分が病気だと知ることになります。

  • メンタルヘルスの入門書としては最適です。
    働く人のメンタルヘルス、パーソナリティ、恋愛のメンタルヘルスなど、内容は多岐にわたります。
    コミュニケーションのとりかたも書かれています。
    参考になります。

  • 2015年7冊目「マンガでやさしくわかるメンタルヘルス」読了。

    マンガでやさしくわかるシリーズ。仕事をし始めてから基本的にメンタルなど気にしなかったが、最近になって意外に大切だと感じている。本書ではチェックシートもついており、気楽に測ることも可能。職場でも配布されたりするものだが、一度真剣にチェックシートを記入してみるのも良いかも。

    -----(以下抜粋)-----

    一般的にメンタルに不調が起こりやすいのは、異動の後です。異動の時期は天候や環境の変化とも重なり、自律神経に影響するからです。異動も左遷や配置転換はネガティブな心情を引きずります。また、望まなかった部署への異動も不安を伴います。今は人間関係が希薄になり、わからないことも尋ねることができず孤立しがちです。

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著者プロフィール

1951年秋田県生まれ。国立公衆衛生院衛生教育学科卒業。心とからだの相談センター主任カウンセラー、サンシャイン医学教育研究所カウンセラー、医療法人梨香会・秋元病院精神科心理療法担当を経て、86年より東京メンタルヘルスアカデミー所長となる。臨床心理士。日本産業カウンセリング学会理事。関東心理相談員会会長。日本精神保健社会学会副会長。主な著書に『「聞く技術」が面白いほど身につく本』(ベストセラーズ)、『雑談力』(明日香出版社)など。

「2006年 『本音力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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