マンガでやさしくわかる傾聴

著者 :
制作 : 葛城 かえで  サノ マリナ 
  • 日本能率協会マネジメントセンター
3.73
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本棚登録 : 423
感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784820719588

作品紹介・あらすじ

福祉や医療、教育の現場はもちろん、普段の生活における周囲とのコミュニケーションで大切になる「聴く技術」と、その前に知っておきたい人間の心理をマンガのストーリーと解説で学べる一冊。
ストーリーの主人公は、市役所に勤める二階堂いずみ。新しく開設された部署「耳かたむけ課」に異動になり、次々訪れる市民たちの対応に悪戦苦闘の日々を送っていましたが、風変わりな市長に「傾聴」の大切さについて教えを受けるうちに、市民だけでなく、家族を含めた周囲との関係が変わっていく様子を描いています。

感想・レビュー・書評

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  • 聴き上手になりたい!
    と思うのです。

    でも気がつくと、

    いつも自分が話をして
    いるんですよね(汗

    よく頷くこと。

    キーワードを短く
    オウム返しすること。

    そして、
    共感ならぬ
    同感に陥らないこと。

    共感の態度は、

    相手の思いや
    わかってほしいことを、

    ひしひしと想像して
    感じながら聴くこと。

    要するに
    相手の話を自分ごとの
    ように聴くこと。

    相手の話を
    聴いているうちに、

    自分の心に生まれた
    怒りや悲しさに
    飲み込まれてしまう、
    それは同感。

    自分ごとのように聴く
    ことと、

    自分ごとになって
    しまうことは、

    似て非なるものですね。

    同感になってしまうと
    もはや相手の気持ちに
    寄り添えません。

    正しい、間違っている、
    ジャッジは無用。

    「この人って
     いつもこうだよね」と
    レッテルを貼らない。

    つまり、
    菩薩さまのようになれ
    ということなんですね・・・

    • Manideさん
      コルベットさん、おはようございます。

      「同感」というのが考えさせられますね。

      よく、妻の話を聞きながら、何か否定的なことを言うと、「別に...
      コルベットさん、おはようございます。

      「同感」というのが考えさせられますね。

      よく、妻の話を聞きながら、何か否定的なことを言うと、「別に意見は求めていない」ということを言われます(笑)

      女性たちの会話を聞いていると、まさに同感のオンパレードのように感じます。
      「うんうん」、「わかる〜」、のようなやり取り。

      話しながら、自分の考えを整理していくという女性に対しての傾聴は、まさに同感こそが傾聴なのでは…
      結論をすぐに求めるという男性に対しては、一切の同感をしないというのは、あっていいだろうな…とか、
      考えちゃいますね。

      同感というスキルの捉え方が難しいですね。
      2023/03/10
    • コルベットさん
      Manideさん、おはようございます。いつもありがとうございます。男性と女性の違い、ありますよね。共感と同感の違い。言葉のうえではなんとなく...
      Manideさん、おはようございます。いつもありがとうございます。男性と女性の違い、ありますよね。共感と同感の違い。言葉のうえではなんとなく理解しましたが、感覚として区別していくのは難しそうです(汗
      2023/03/10
  • 読み初め、「自分はまた安易なテクニックを求めているな」と気いた。自分は元来、非共感的な人間なので、ついつい「フリ」を求めてしまうのだろう。本書の中でも、安易なテクニックを戒め、相手の言葉の背景にある「気持ち」などを対話を通じて一緒に追い求める大切さが説かれていました。傾聴の際には、表面的な受け答えだけにとらわれず、その背景にも気をかけるようにしたいなー。メンタルパワーをたくさん使いそうだけど、ここで省エネしたがるのが人間のサガか。

  • 職場で借りた本。

    やっぱり奥が深い傾聴。
    ただ黙って聴くだけじゃなく、相手に共感して聴く。

    話し手が話して満足と思えるような傾聴にはまだまだ。改めて、すぐに問題解決してしまおうとしている自分に気付く、、。

  • 人の話を聞くお仕事をしている人向けの本かな?マンガもあって読みやすく日常生活にも取り入れたら良いと思う内容もありました。
    傾聴は難しいと思いました。

  • 共感と同情の違いは知っておいた方が良いです。
    共感→話し手の気持ちを同じ人間として理解しようとする態度。
    同情→相手のことを自分よりも弱い存在だと見下す態度。

  • 正しさを証明したいという気持ちが人を遠ざける
    失敗を避けることが最大の失敗だ

  • 7つの習慣から聴き下手と再度自覚してこちらも再読。前は全然理解に繋がらなかったけれど少しは理解に繋がった。マンガでも簡単には理解できないほど傾聴は難しい……。

  • わかりやすく、マンガもあるけど無駄が多くなかった。 また読み直してみたい本。 共感と同情、同感は違う。

  • マンガで分かりやすかった。

  • 傾聴はただ聴くだけではなく、とにかく相手に興味を持って理解しようとする姿勢が大事。勘違いしていたところにもたくさん気づいた。「なんて答えよう」と考えている時点で自分に焦点が当たっているというのは衝撃だった。

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著者プロフィール

著者について
大阪府立大学総合科学部卒業。米国・メリーランド州立 フロストバーグ大学大学院 カウンセリング心理学大学院修士課程首席卒業。米国・州立ミズーリ大学コロンビア校より心理学博士号(PhD. In Psychology)取得。米国にて、州立カウンセリング室子ども課で常勤心理士、病院精神科で心理士等として勤務する。また、州立ミズーリ大学コロンビア校心理学部にて教鞭を執る。日本に帰国し、大阪経済大学人間科学部(臨床心理士養成第一種指定校大学院・公認心理師大学院)教授、ニュージーランド国立オークランド工科大学心理療法学大学院客員教授、および心療内科医院でカウンセラー、(NPO)ストレスカウンセリング・センターで開業カウンセラーなどを経て、現在はカウンセリング・ルーム輝(かがやき)代表。
著書は『一生使える!プロカウンセラーの傾聴の基本』(総合法令出版)など約30冊。

「2022年 『プロカウンセラーがやさしく教える 人間関係に役立つ傾聴』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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