研修ファシリテーションハンドブック

  • 日本能率協会マネジメントセンター
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784820727804

作品紹介・あらすじ

「講師・インストラクターのバイブル」とも評される「参加者主体の研修」シリーズ第4作。
講師のスキルというと、話術やプレゼンテーション方法などが重視されがちです。しかし、研修本来の目的は「ビジネス上の成果につなげる」こと。そのためには、参加者が主体的に学ぶ場を生み出すことが欠かせません。
主体的な学びを促し、研修参加者の学びをサポートするうえで、「ファシリテーション」のスキルは大きな役割を占めます。
学びの場面に必要なファシリテーションのスキルをまとめました。主体的な学びを実現するうえで必読の1冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 研修視点のファシリテーション。
    シリーズ4冊目なので被る話が多いが、それでもよい進め方の視点で学べる。
    特に、促し方となるインストラクションの重要性にガッツリ割かれている。
    言葉一つとっても行動に変化を与えるので言葉と講師としての立ち位置に気をつけたい。

  •  研修の中でのファシリテーション。これについて自身がどれだけちゃんとやれているかのチェックリスト。この本はそういう本である。
     研修講師必読の本。良くも悪くもボブ・パイクの本。今回はファシリテーションに特化した内容になっている。
     著者も安定の中村文子さん、ボブ・パイクさんの組み合わせ。とにかく研修を俯瞰しており、網羅感が半端ない。抜けもれなく、まんべんなく。いつもながらこれが徹底されている。
     研修講師であれば本棚に入れておきたい本である。

  • 効果的な学びをつくる研修ファシリテーションの基本ーなぜ、研修にファシリテーションが必要なのか?:
    話を閲くだけでは、行動変容は起こらない
    「気づきを促す」だけの研修だけでは研修の目的は遂成できない
    講師の役割とファシリテーション
    集合研修におけるファシリテーションの重要性
    そもそも、どうして集合研修が必要なのか
    集合研修の落とし穴
    「集合して行う偭値があるもの」を考える
    落とし穴1指名して発言を求める
    落とし穴2 「自由に」リフレクションさせる
    落とし穴3問いかけが有効ではない
    2「ファシリテーター』としての講師の役割
    そもそも、講師は何をする人なのか
    講師の3つの役割 講師が行う3つの仕事
    ファシリテーターとしての講師の役割
    ファシリテーターとしての講師に必要な行動
    研修ファシリテーションの全体像
    3参加者の主体性を引き出す基本原理
    効果的な研修をつくり出す4つの原則
    「準锔」が学びの質を高める
    参加者をゴールに導く時間配分
    時間配分は、「学習効果」を起点に考える 「90/20/8」をデザインしてゴールに導く  「90/20/8」という時間配分のメリット
    主体性を引き出す研修の播成順序
    EAT:経験を引き出す研修を設計する
    EATの順序で榻成することのメリット
    学習の法則
    法則1学習者は大きな身体をした赤ちゃんである
    法則2人は自分が口にしたことは受け入れやすい
    法則3習得はいかに楽しく学ぶかに比例する
    法則4行動が変わるまで学習したとは言えない
    法則5 くわっ、くわっ、くわっ
    学習の法則を取り入れるメリット
    学習スタイノレー学び方の好みについて
    学習スタイルとは
    学習スタイルの分類①情報の構築
    学習スタイルの分類②何を学ぶか
    学習スタイルの分類③学習プロセス
    学習スタイルを知ることのメリット

    ファシリテーションをデザインする:
    1アクティビティをデサインする
    目的に沿ったファシリテーションを行うために
    すべてのことには「目的」がある
    アクティビティが目的を見失うケース
    クティビティをデザインする
    アクティビティとは何か
    アクティビティ①オープニング
    オープニングの目的
    オープニングのデザイン
    オーブニンクのアクティビティをデザインするポイント
    アクティビティ②クロージング
    クロージングの目的
    クロージングのデザイン
    クロージングのアクティビティをデザインするポイント/各トビックのオープニング
    クロージングをデザインする
    アクティビティ③リビジット
    リビジットの目的
    リビジットのデザイン
    リビジットのアクティビティをデザインするポイント
    アクティビティ④エナジャイザー
    エナジャイザーの目的
    エナジャイザーのデザイン
    エナジャイザーをデザインするポイント
    アクティビティ⑤EATの「E」一「経験」
    経験の目的 
    経験のアクティビティをデザインするポイント
    2問いかけをデザインする
    問いかけの質を高める
    問いかけの質が学びの質を左右する
    オープンクエスチョンとクローズドクエスチョン
    問いかけの目的
    問いかけ①気づきを深める
    経験からの学びを深めるために
    「経験学習』を深めるための問いかけをデザインする
    問いかけ②知識.経験を引き出す
    オーブンすぎる問いの問題点
    「経験」を引き出す問いをデザインする
    「知識」を引き出す問いをデザインする
    問いかけ③参画を促す
    「個人で考える」ことを促す問いかけ
    問いかけ④リビジットをする
    タキソノミーの「認知過程次元」に基づく問いかけのデザイン
    レベル1学んだ内容を「記憶」している
    レベル2学んだ内容を「理解」している
    レベル3学んだ内容を「活用.実践」できる
    レベル4学んだ内容を「分析」できる
    レベル5学んだ内容を「評価」できる
    レベル6学んだ内容を活用して「剣造」できる
    学習効果を高める場をデザインする
    学びの質を高める環境をつくるには
    珥境が学びの質を左右する
    快適で居心地の良い現境をつくるには
    研修の会場/レイアウト
    研修会場にあるものすべてが、参加者の印象をつくる
    会場の準備
    会埸設営のポイント
    座席の決め方
    視覚/聴覚/嗅覚/味覚
    ツール・道具を活用する
    ツール・道具を的確に活用するために
    参加者のために用意しておきたいツール
    ファシリテーションを助ける7つ道具
    安心して学べる関係性をデザインする
    「参加者」と「講師」の関係性を構築する
    「参加者」同志の関係性を構築する

    ファシリテーションを実践する:
    アクティビティ・ディスカッションを効果的に運営する
    アクティビティ・ディスカッション中のファシリテーション
    シーン別・研修ファシリテーションの実践
    アクティビティ・ディスカッション後のファシリテーション

    ファシリテーションの応用―難しい場面・難しい参加者への対応:
    難しい状況・場面への対応 
    対応が難しい参加者への接し方

    研修ファシリテーションの効果測定:
    研修ファシリテーションの質・効果を振り返る
    研修の評価,効果測定
    研修には、効果測定が欠かせない
    力ークバトリックの4段階評価法
    レベル1反応
    レベル2習得
    レベル3行動
    レベル4成果
    経営者が知りたいのは「成果』
    効果測定と研修ファシリテーション
    研修の効果とファシリテーション
    効果測定とファシリテーションのデザイン
    ファシリテーシヨンの観点から研修を振り返る
    ファシリテーシヨンの質を高める
    振り返りのポイント①時間
    振り返りのボイント②成果
    振り返りのポイント③プロセス

  • 講師は、単なる講義ではなく、双方向のやり取りができ事が大切です。
    そのためのファシリテーションの技術が包括的に書かれています。
    プロの講師であれば、最低限必要なスキルですね。

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著者プロフィール

ダイナミック・ヒューマンキャピタル株式会社 代表取締役
ボブ・パイク・グループ認定マスタートレーナー
神戸市外国語大学を卒業。
P&G、ヒルトンホテルにて人材・組織開発を担当後、2005年にダイナミック・ヒューマンキャピタルを設立。
クライアントは、製薬、電機メーカー、保険・金融、ホテル、販売・サービス業、
さらには大学・学校と多岐にわたる。
「世の中から、退屈で身にならない研修を減らす」ことをミッションに、
講師・インストラクター・社内講師養成、研修内製化支援に注力。教育制度構築、階層別研修、
コミュニケーションスキル研修などの分野でも活動中。

「2021年 『オンライン研修アクティビティ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中村文子の作品

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