思考と行動が早くなる仕事脳の使い方

著者 :
  • 日本能率協会マネジメントセンター
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784820731528

作品紹介・あらすじ

■脳を活かす仕事術の本
本書は、「脳科学のエビデンスからわかる、仕事で結果を出す脳の使い方の本」です。
生涯で脳は10%しか使われないといわれますが、著者によるとこれはウソ。脳の各部位が連携することで活発に脳は使われているそうです。
また、人間の思考や行動の95%は無意識に行われていると脳科学の研究からわかっているそうです。

■脳科学に基づく知見から能力の引き出し方・発揮の仕方を知る
こうした知見に基づき、誰もが持っている潜在能力の引き出し方やその能力を仕事で発揮する方法を、脳科学での研究を産業分野に応用する著者が具体例を元に紹介します。
自分の能力を最大限発揮して、仕事を思う存分楽しみたいと考えているすべてのビジネスパーソンに向けた一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 脳は体全体における重さ(約2%)にも関わらず、血液の20%を消費している。
    脳は消費を抑えるため、困難なことは諦めて消費を抑えようとする特性があるので、色々な理由をもうけて、無意識に自らの能力に制限を設け、自らの可能性を否定してしまう。
    だから人から押しつけられた課題には、やる気が出ないことは当たり前。
    そのため、やり抜くには「目的」と「目標」をセットにすること、もっと詳しく言うと「長期的な目標」を設定したら、複数の「短期的な目標」を設定することで誰でもゴールにたどり着ける事ができる。
    やり抜く力の基本は、自分なりの力をどう使うかで、「やる!」と決めたとき初めてラクに実行できる。
    意思決定には無意識かつ自動で行われる1型、意識的論理的理性的に考えて行われる2型の2種類があり、脳は考える事によるエネルギー消費を抑えるため、1型の決定をしやすい、つまり「時間割引」に比重をおいた決定をしやすい。
    だから、自分が行う意思決定に、無意識にバイアスがかかっていないかを自問自答する習慣をつけて行くことが大事だと言うことだ。

  • タイトルの内容の総まとめとしては、非常に出来のよい本ですが、いきなりこの本を読んでも、あまり得るものがないかも。

    逆に、自己啓発系の本をいろいろ読んで、それらを取り入れ、成功や失敗した(自分に合う・合わないを確かめた)経験を経て、この本を読むと、納得できる部分が多いと思います。

  • 脳科学系の本は割と読んできたので、復習になるようなものが多かった。大事なのは習慣化。脳のエネルギーを減らすために習慣にすること。目標と目的を設定することでやり抜く力を手に入れる。

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著者プロフィール

NTTデータ経営研究所 情報未来研究センター長、ニューロイノベーションユニット長、研究理事・エグゼクティブコンサルタント。早稲田大学理工学部 電気工学科卒業 。プリンストン大学大学院 電気工学・コンピュータサイエンス(MSE)修了。1978年より電機メーカーにて新製品企画、開発設計、国内外マーケティングに従事。1991年よりシンクタンクにて環境分野を中心に、新規事業化支援、事業化コンソーシアム運営等、数多くのプロジェクトを実施。1997年4月より現職。専門分野は、ニューロコンサルティング、新規事業化支援、マーケティング戦略、環境分野全般、地域経営、コミュニティネットワーク、地域情報化。脳科学、ライフサイエンス、地域経営、環境などの分野でマネジメントや新事業に関するコンサルティングを中心に活動。2001年より横浜国立大学大学院 環境情報学府 非常勤講師。2004年より同客員教授(「環境コミュニケーション」担当)。2017年より大阪大学招聘教授。著書は、『脳科学がビジネスを変える』(2013年)『ビジネスに活かす脳科学』(2015年)ともに日本経済新聞出版社。論文・講演多数。

「2018年 『思考と行動が早くなる仕事脳の使い方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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