「逆向き設計」実践ガイドブック: 『理解をもたらすカリキュラム設計』を読む・活かす・共有する

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  • Amazon.co.jp ・本 (164ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784820806905

作品紹介・あらすじ

学習指導要領改訂で注目されているパフォーマンス評価と逆向き設計論。本書は,その理論書『理解をもたらすカリキュラム設計ー逆向き設計の理論と方法 UNDERSTANDING by DESIGN』(G.ウィギンス/J.マクタイ 著 西岡加名恵 訳  日本標準)をもとに,大阪市立本田小学校での学校ぐるみの実践と,その方法を具体的に提案しています。解説編(読む),実践編(活かす),研修編(共有する)の3章に加え,巻末に実践で使える各種ワークシートも多数付いています。

感想・レビュー・書評

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  • 「逆向き設計」とは、授業を行うにあたって、
    授業計画→評価方法→目指す姿 ではなく、
    目指す姿→評価方法(パフォ課題)→授業計画
    といったように、大枠から考えていくというもの。

    新しい考え方というよりも、見通しもって授業を考えている先生方は当たり前のようにされているやり方。最後の目指す姿まで見据えて指導できるので、1時間ごとに授業内容を考えていくよりも、目標を達成しやすい。

    また逆向き設計で大切にされている本質的な問い(=単元を貫く問い)やパフォーマンス課題とルーブリックについても説明が載っている。これも普段から意識されている先生方からすれば、真新しいことではない。

    同著者の「新しい教育評価入門」にもパフォ課題とルーブリック例の記載があったが、長文で理解するのにも一苦労という印象を受けた。しかし、本書では、授業実践の中で設定されたパフォーマンス課題とルーブリックがいくつか載っており、参考になる部分も大いにあると感じた。

  • 「逆向き設計」に関する理論と実践例が書かれている。しかし、理論自体が難しいため、人と読み合わせたり、他の本と合わせて読んだりすることで入門書としての役割を果たす一冊になると思う。

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著者プロフィール

兵庫教育大学講師
1985年生まれ,京都大学大学院教育学研究科博士課程修了,博士(教育学)。
主な著書に,『パフォーマンス評価——思考力・判断力・表現力を育む授業づくり』(共著,ぎょうせい,2011年),『パフォーマンス評価入門——「真正の評価」論からの提案』(共著,ミネルヴァ書房,2012年), 『グローパル化時代の教育評価改革』 (共著,日本標準. 2016年) など。

「2016年 『〈教育の自由〉と学校評価』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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