不浄を拭うひと(1) (ぶんか社コミックス)

著者 : 沖田×華

• ぶんか社 (2019年11月14日発売)

作品紹介・あらすじ

「特殊清掃」の世界をリアルに描く話題作！

山田正人、39歳。彼が脱サラしてはじめたのは、孤独死などの変死体があった屋内外などの原状回復をサポートする「特殊清掃」の仕事だった。彼は、さまざまな状態で死を迎えた人びとの「生活の跡」を消しながら、故人の生前のくらしに思いをはせる……。電子書店で大人気の話題作、待望のコミックス第１巻!

感想・レビュー・書評

[借買無 乱読さんの感想 · 2021年1月2日]

元先輩の長井さんは、とても良い言葉をかけてくれたのに、「ビジネスの話」でライバルになってしまった。

[ろまんさんの感想 · 2023年5月31日]

特殊清掃員の主人公が立ち会った現場についての話。
孤独死した部屋の清掃だけかと思っていたが、遺品整理や、ゴミ屋敷の話もある。
コミカルなキャラクタデザインなので、グロ系が苦手な人も読めそう。ただちょっとホラーチックな描写が一瞬出てくるので、そこだけ驚いた。
特殊清掃を通じて、亡くなった方の人生に思いを馳せる良作

[みーこさんの感想 · 2023年4月23日]

Kindle Paperwhiteで読む。体力的にも精神的にも強くないとできない仕事だと実感。いろんな内容でその都度冷静に仕事に取り組む姿を読んで素晴らしいと感じた。次巻を読むのも楽しみ。

[ゼルさんの感想 · 2021年8月19日]

めちゃコミ。絵は上手とは言い難いが、考えさせられる内容。いわゆる特殊清掃を仕事とする人の話だが、かなりリアルな現状を知らせてくれる良い漫画だと思う。特殊清掃がテーマというと、過去にレビューした「ROUTE END」も同じではあるが、あれはミステリーサスペンスというジャンルに対して、こちらは多分ほぼノンフィクション、なのかな。★が4なのはもう少し絵が綺麗なら多分読む人もっと増えるんじゃないかなと個人的に感じた為。

[あすみさんの感想 · 2023年5月9日]

拒まれる部屋、そりゃ見られたくないよねー・・。こんな形で死んだのならなおさら。すでに警察や大家には見られているだろうけど。清掃人も命がけってのがよく分かる、夏場の清掃。そうかエアコンも換気も無理だもんね・・。
どれだけ迷惑をかけたくないといっても死ねば必ず誰かにかけてしまうんだな

[おはよっちゃんさんの感想 · 2023年4月6日]

Kindle Unlimitedで出会ったマンガ。
4月、出会いと別れの季節、何となくこのような本を手に取る。

[tsukasa26さんの感想 · 2023年2月12日]

僕が請け負う仕事は遺品整理_ゴミ屋敷の清掃_そして亡くなった人の部屋を現状復帰させる「特殊清掃」だ　乾燥した頭皮が潰れながら擦れる異様な感触　発見が早かったので腐敗もなく脂も浮いてませんし　共用廊下の先に白い玉が落ちていた　腐敗液をさらに濃縮したような悪臭のフンがつけば_何をしても臭いが消えないので廃棄するしかないのだ　人の欲と業と人生観が垣間見えた_貴重な1日だったのかもしれない　なんで亡骸を箪笥の中に入れる人が多いのかな？棺桶の代わりとか？　「自殺未遂に失敗した」ってヤツだ　例えて言うなら肉が腐ったというよりも_海産物が腐ったような臭いに近く_女性よりも男性の方が圧倒的に臭い_病死の場合は更に臭いも酷くなる　恐らく通報も自らした彼は自分の死後の清掃を僕に依頼していたのだった　ショックよりも泣くよりも「やっと終わったか」って気持ちだったな　例えるなら沸騰したヘドロの中に入り_延々と歩き続けている感じだ　長い月日が経った為排泄物は堆肥になっていた

[anneさんの感想 · 2022年8月8日]

こういった仕事を毎日してくれてる人がいるのをみんな知らずに部屋とかホテルとか利用してるんだなと思った
生きてて死を身近に感じてなかったけど、案外身近

[れさんさんの感想 · 2022年7月25日]

色んな仕事の人がいるわ本当に。。。
色んな人が色んなことをやってくれるから世の中は成り立ってるんだな〜
そして産まれてくるのも死に方も選べないって生き物まじで世知辛えなとしみじみしちゃう

[Juriさんの感想 · 2022年7月7日]

特殊清掃員のお話。孤独死した人のお家をどう片付けているかや周りの人間模様などが描かれています。おだやかなイラストなので読みやすいです。親や祖父母に連絡したくなりました。

著者プロフィール

1979年、富山県生まれ。漫画家。『透明なゆりかこ』（講談社、既刊8巻）で第42回講談社漫画賞（少女部門）受賞。

「2020年 『父よ、あなたは…』 で使われていた紹介文から引用しています。」