金瓶梅 (20) (まんがグリム童話)

著者 :
  • ぶんか社
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本棚登録 : 39
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784821173549

感想・レビュー・書評

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  • 26巻でまとめて感想

  • このマンガがここまで続くなんて・・・全く思いもしなかった。
    レディコミ発信。
    過激な性描写もありの・・・どちらかというと色モノ的なマンガ。
    ・・・なイメージだったけど、ストーリーが進めば進むほど面白くなる。
    原作も中国の四大奇書が原作だけにキッチリしているし、絵も最初はそれほど好きじゃなかったけど、読み進める内に好きになってきた。
    大体、レディコミのコミックでここまで連載が続くマンガが今まであっただろうか。
    それを考えてもこのマンガの静かな人気がうかがい知れるし、内容の濃さもうかがい知れる。

    今回、これまでのコミックを改めて読み返してみました。
    そして、改めて主人公の金蓮だけでなく、他の登場人物がどんどん魅力的になって生きている!と思いました。
    あ、瓶児を除いて。
    瓶児はどんどんバカで嫌な女になっていく・・・。

    今回、金蓮は旦那様のために喜んで汚れ役を引き受ける。
    そんな状況になると、普通の女性は泣く泣く・・・という感じでお涙頂戴な話になる所だけど、金蓮は違う。
    相手を手玉に取って出し抜く。
    しかし、それは旦那様を思う一途な思いから。
    何てかっこ良くて、可愛い女性でしょう!
    美しさ、悪賢さ、ふてぶてしさ、強さ・・・。
    私にないものを全てもっていて、憧れる~!
    いつも金蓮を見ていると胸がすく思いがする。
    私も生まれ変わってこんな魅力的な悪女になってみたい。

    そして、今回はとうとう瓶児が男児を出産。
    ・・・という所でこの20巻はおしまい。
    金蓮の胸の痛みや言葉にならない怒りが伝わってくる。
    ああ、これからまたも面白い展開になりそう~。
    やはり、このマンガから目が離せません。

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