- Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
- / ISBN・EAN: 9784822200770
作品紹介・あらすじ
患者の不安を除いてあげられる医療人になろう!
多忙な外来診療でも10分あればCBTは実践できる。
認知行動療法(CBT)は、患者が抱えている様々な身体や感情の問題を理解し、乗り越えることを支援するための方法です。
本書はプライマリ・ケアの現場で認知行動療法を実践するための入門書です。
抑うつ、不安、不眠などの症状がある患者だけでなく、日常診療のあらゆる場面で応用できる認知行動療法のコツを紹介しています。
患者とのコミュニケーション能力に優れた医師は、正式なトレーニングを受けていなくても、経験的にCBTのスキルを身に付け活用している場合が多いのです。本書を活用すれば、今までよりもっと、不安を抱えた患者の力になることができます。
本書は外来を担当する医師向けに書かれていますが、つらい思いを抱えている患者を理解し支援する技術でもあることから、看護師や理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などリハビリテーションに関わる全ての医療職種にもお役立ちいただけます。
【主な内容】
01章 CBT概論
02章 日常診療でCBTを適用するために
03章 認知行動モデル
04章 患者へのCBTアプローチの紹介
05章 CBTに必要なコミュニケーション技能
06章 否定的思考への対応
07章 行動変容;役に立っていない行動を変える
08章 ゴールの設定と、変化への抵抗の克服
09章 実際の問題の克服;問題解決アプローチ
10章 より深層の信念;中核信念と人生ルール
11章 マインドフルネスと受容
12章 うつ病
13章 不眠
14章 不安症
15章 不定愁訴ならびに健康不安
16章 慢性的な身体疾患
17章 機能性身体症状症
18章 低い自己評価
19章 「滅入る」ことへの対応
感想・レビュー・書評
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[三葛館医学 493.72||DA]
認知行動療法(CBT)は、「人々が感情面や身体面の幅広い困難を理解し乗り越えることを支援するための」心理療法です。CBTは専門のトレーニングを受けていないと実施できないイメージがありますが、本書は主にGenerar Practitioner(総合診療医,一般開業医)をはじめとして看護師や保健師など「患者の精神的安寧を促す役割を担う他の医療従事者」も対象に書かれています。
本書によってCBTの特別な研修を受けていなくても10分の時間を使って患者さんのさまざまな困難を乗り越えることを支援できる可能性があります。
患者さんの困難感に寄り添う姿勢の看護にとっては、日頃のベッドサイドのアプローチにも取り入れられる実践的な知識を理論、方法、応用と学習できる実用書です。CBTに興味のある方はもちろん、患者さんの困り事に問題意識を持っている方も一度手にとってみてください。
目次------------------------------------------
セクションA:導入
1章 CBT概論
2章 日常診療でCBTを適用するために
3章 認知行動モデル
4章 患者へのCBTアプローチの紹介
5章 CBTに必要なコミュニケーション技能
セクションB:様々なスキル
1章 否定的思考への対応
2章 行動変容:役に立っていない行動を変える
3章 ゴールの設定と、変化への抵抗の克服
4章 実際の問題の克服:問題解決アプローチ
5章 より深層の信念:中核信念と人生ルール
6章 マインドフルネスと受容
セクションC:臨床への応用
1章 うつ病
2章 不眠
3章 不安症
4章 不定愁訴ならびに健康不安
5章 慢性的な身体疾患
6章 機能性身体症状症
7章 低い自己評価
8章 「滅入る」ことへの対応
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(もも)
和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=85929詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
WM425
『プライマリ・ケアの現場で認知行動療法を実践するための内容ですが、つらい思いを抱えている患者を理解し支援する技術でもあることから、看護師や理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などリハビリテーションに関わる全ての医療職種にもお役立ちいただけます。 』
セクションA:導入
1章 CBT概論
2章 日常診療でCBTを適用するために
3章 認知行動モデル
4章 患者へのCBTアプローチの紹介
5章 CBTに必要なコミュニケーション技能
セクションB:様々なスキル
6章 否定的思考への対応
7章 行動変容:役に立っていない行動を変える
8章 ゴールの設定と、変化への抵抗の克服
9章 実際の問題の克服:問題解決アプローチ
10章 より深層の信念:中核信念と人生ルール
11章 マインドフルネスと受容
セクションC:臨床への応用
12章 うつ病
13章 不眠
14章 不安症
15章 不定愁訴ならびに健康不安
16章 慢性的な身体疾患
17章 機能性身体症状症
18章 低い自己評価
19章 「滅入る」ことへの対応