- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784822227173
作品紹介・あらすじ
なぜ、マーケティングはROIなどの数字しか考えないの?なぜ、芸術をマーケティングで考えちゃいけないの?なぜ、消費はお金だけなの?なぜ、マーケティングは心を大事にしないの?常識を捨てよう。「つまらない」は「おもしろい」。キットカット、ハーゲンダッツ、デビアスを手がけたブランド再生請負人がたどり着いた日本流マーケティング。
感想・レビュー・書評
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摂南大学図書館OPACへ⇒
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夏野剛氏推薦。
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マーケターを志す人間として痛快です!
個告
┗多くの人に「話しかける」よりも、1人に「語りかける」ほうが心を動かすことができる。
時間消費者
┗マーケティングの新しい目的とは貴重な時間を使わせること。
日本人を動かすキーワード
┗「どうやらみんながそう思っているらしい」
マーケッターの別名は妄想家である
┗固定概念が最大の敵 -
マーケティングで重要なことは?
→ブランディングする上で社会インサイト、情緒価値をどう生み出すかが重要
そしてブランドが強くなるためにはロイヤリティ、ブランドが好きになるという気持ちの醸成
新しいメカニズムばかり目を奪われて個へのアプローチをおろそかにしない
固定観念に縛られないようにする -
結局・・・?
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キットカットのプロモーションをされている関橋さんの本。
「つまらない?」と言うあえて逆説的な問いかけから、実はマーケティングは楽しいものだと。
コミュニケーション、特別な感情を呼び起こす為のストーリーを軸に身近で目立った実例や著者の体験から楽しさを伝える。 -
逆説的なタイトル。内容はやはりマーケティングの本。
<マーケティング>
・神話をつくり、心に張る、それがこれからのPR
・ブランディングする上で、重要なのは、社会員サイト。「情緒価値」をどう生み出すか。機能価値から情緒価値へ消費者は変化している。
・マス→巣ごもりの個→仲間 これからは、「人とシェアするブランド」
・最近では、Webサイト評価基準が、ベージビューではなく、滞在時間になりつつあり、関心を持ってみたのかどうか。がポイントになっている。
・キャッチコピーはテクニックではなく、アイデアが明快なものになっているか、ということ。
<プレゼンスキル>
・相手へ質問し、それを肯定的にオウム返し、自分の提案を伝える。→問題をよく分かっていると好感を持ってくれる。
・コミニケーション術
キーフレーズ「Yes,WeCan」を繰り返す
話に音楽的なリズムを作る
沈黙を利用する
大きな目を印象的に使う
説得力のある引用を使う
威張らない
・相手を知る。
・シンプルさ。起承転結などは、かえってまどろっこしくて、印象を弱める危険性がある。
<米国式と日本式>
・米国人は、「個」の意識が強い。
・日本人は、みんながいいと思っていると思わせる「信憑性」が大切。そのためには当事者が発信者になってはいけない。 -
ブランディングとは簡単に言うと「好きになってもらうこと」
キットカットのブランディングを担当されている関橋さんの著書。初めて読みました。広告、マーケティングの仕事を担当していれば大成功の事例としてあまりにも有名なブランドです。個人的には岩井俊二の「花とアリス」をプロモーションに使ったとき。すげぇなぁ、どーやってこのコンテンツを結びつけたんだろう・・・と思ってました。
・・・が、読んでみてなんとなく分かったのが、きっとものすごく思い入れの強い方向へぐぐっと持って行っちゃう力がスゴい方なんだろうなぁーって。
それは文章にあらわれており、序盤は結構一般的に解釈できる言葉が多く、ふむふむ、という感じなのですが、だんだん思い入れの強い領域の話しになるとロジカルというよりも主観が強い文章(合わない人には合わないかも・・・それが低い評価に繋がってるかも?)になっていきます。
・・・で、誠に慇懃無礼ですが、僕は強く共感しちゃいました。なんか、そうなんだ、そういう風にしなきゃ、と思うつぼが似てる。教育とか地方のブランディングの話しは僕もぼんやりとイメージしてたこと。ただ、関橋さんは実践もされてるのでスゴいです。
さらーっと読むスタンスでいいな、と思うとこだけ吸収するんが良いのではないでしょうか。 -
日経マーケティングのサイトで関橋さんがコラムを書いていた時から愛読♪
社会と密着した考え方をしているところとネガティブ要素もポジティブにとらえる考え方は、とっても参考になりました。 -
広告は戦略性、PRは信憑性
欧米人は、戦略。日本人は戦術。
自分をプロテクトする外国人vs相手を慮る日本人
ブランディングとは、好きという特別な感情を作ること