ワイン道

著者 :
  • 日経BP
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本棚登録 : 26
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822240622

感想・レビュー・書評

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  • これは発売当時に読了しました。当時の第?次ワインブームにのって出版された著作と思われますが、当時のワインの本といえば、ややもすると分類や味の解説とか醸造所の歴史を辿るといった型ぐるしい雰囲気になることが多かったのですが(それはそれでいいのですが)、本書はワインにまつわる豆知識をお気楽に紹介しているところが逆に良い。(笑)
    中でも、映画やミステリーなどにまつわるワインを解説・紹介しているところが面白かった。特に、『刑事コロンボ 別れのワイン』の中の諸動作を徹底解説しているところなんかはニヤニヤのし通しでした。(笑)他にも『ナイル殺人事件』のシャトー・ペトリュス、ロアルド・ダールの『味』のシャトー・ブラネール・デュクリューなどさりげない紹介も嬉しいところ。
    ソムリエ試験の内容や、ロバート・パーカーが決めるワインの値段の紹介なども当時はへぇ~と読んだものです。(笑)
    当時に比べて有名どころのワインの値段は数倍になってしまった現在。本書でも紹介されているバレンタイン・デー御用達といわれたシャトー・カロン・セギュールもなんでこんな値段になったのかなあ。アメリカ人が好きと紹介されているシャトー・ラフィットもいまや中国人が買い漁り、日本では店舗で見かけなくなってしまった・・・。(泣)まあ値段もバカ高くなってしまったけど・・・。最近、ボジョレー・ヌーボの宣伝がまた多くなってきましたが、グレープ・ジュースのアルコール割としか思えないのに値段が高すぎるのだけは当時と変わらないかな。(笑)
    本来、味わってナンボの飲み物なのに、多くの知識が必要で、それにまつわる蘊蓄も数多い稀有な飲み物ワイン。それを楽しみながら伝えてくれる本書は格好の「ワイン道」の入門書です。挿絵もまた面白かった。

  • k

  • 掃除していたら出てきたので再読。さらっと読めて笑えるしワインにもちょっとだけ詳しくなる。この本に紹介される良いワインをいつかは飲んでみたいなと思いました。

  • ちょっとマニアックな箇所もありますが、ワインを楽しくというか通常のワイン本とはちがった感じで知ることができます。
    ワインだけじゃなくてワインと映画、本、等々いろいろつながっています。なにはともかくワインの本としては敷居が低い、読み物として楽しい本だと思います。

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著者プロフィール

エンジニアリング系の本業のかたわら、シャンパンとブルゴーニュを偏愛するワインライターとして活躍。日本で初めて、ワインの世界にコテコテの笑いを持ち込むという快挙をなし、1日1本半、年間バスタブ1杯分のワインを飲む。
著書に『偏愛ワイン録』『クイズでワイン通』『クイズ ワイン王』(講談社)、『30分で一生使えるワイン術』(ポプラ社)、『辛口/軽口ワイン辞典』(日経BP社)など。

「2014年 『今夜使えるワインの小ネタ 知ればおいしい!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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