問屋と商社が復活する日

著者 :
  • 日経BP
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  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822242589

作品紹介・あらすじ

『流通革命』にだまされるな!21世紀、流通を変えるのは、問屋と商社だ!流通ナンバーワン・アナリスト、待望の新作-問屋も商社も、もういらない!そう思ってるメーカーや小売のみなさん、あなたたちは、まちがっている。

感想・レビュー・書評

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  • 1.社長から勧められたので読みました。

    2.問屋と商社があるからこそ日本の経済は円滑に回っています。これら卸売業界は中抜きして衰退産業と唱えられることが10年以上前から言われています。そのことに対して著者は反対しています。
    卸売業には、品揃えの充実と製造業、小売業のサポート機能があると述べています。これらの役割によって、不当に物価の上がりを防いでいたり、小売業の品揃えを実現できたりしてます。
    諸外国と比較しながら、日本独自で発展した卸売業の重要さについて本書では述べられています。

    3.内容は抽象的なことが多いため、イメージは湧きづらかったです。
    卸売業に従事してる立場としては、不要論を唱えられても仕方ないと思う場面も多々あります。例えば、クレーム対応や物流業務については、製造者と小売業、物流業者のやり取りでいいのでは?と思われる場面があります。しかし、卸業が一枚噛むことで、需給調整と突発事故等にすぐさま対応できます。つまり、両者がやりたがらない部分を担っていることになります。製造者は作るのでいっぱいいっぱいですし、小売店は売るので精一杯です。そんななかで、卸業の役割が出てくるのだと思います。
    ただ、それだけやっていたら潰れます。AI技術が発達し、紙ベースのデータ保存形式がなくなり始めてます。そうなると中間は省いていくのが当たり前の流れになるのは容易に想像がつきます。そこで、卸業がなすべき役割はコンサル化になってるのが現在の主流です。工場に対して安全管理や商品開発を担うことで、生き残り戦略を立てています。
    卸業不要論を唱えられる原因としては、この他の働きを宣伝していかないからなのだと感じました。

  • 学生時代

  • 日本の物流について考えるため。


    そもそも関税貿易一般協定ってなんだろう。

    ときどき文章が抽象的な気がする。

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著者プロフィール

フロンティア・マネジメント 代表取締役
東京大学経済学部卒業。外資系証券などで証券アナリストとして活動。2003年産業再生機構に入社し、カネボウとダイエーの再生計画を担当。2007 年にフロンティア・マネジメントを大西正一郎氏と共同設立し、代表取締役に就任。同社は東証プライム上場の独立系経営コンサルティング・M&Aアドバイザリー会社へと成長した。著書に『時間資本主義の時代』『持たざる経営の虚実』(日本経済新聞出版)ほか。

「2023年 『ESG格差』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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