- Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
- / ISBN・EAN: 9784822242978
作品紹介・あらすじ
全米最強のトレーダー養成機関「プリスティーン」の創業者が自らの経験から掴みとった勝者のセオリーを日本初公開。
感想・レビュー・書評
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トレーダーとしての心構えを説いた本。
初版が2002年のものであるが、その頃はネット上での売買が、飛躍的に増加した時代ではないだろうか。今現在2021年、本書の正しさは、より鮮明に浮き出ているように感じた。
私にとって優位性があるトレードとは。何よりも私の性格に合った手法とは何か。今一度考えるきっかけになった。同じ言葉や、教訓が繰り返し出てくるが、そのことがいかに重要であり、相場で生き残ることに必要であるかを教えてくれる。
短期的なトレードは、常に知的であり、数学的確率であり、無機質なものであるべきだ。感情は最も遠くに置いておかなければならない。
また、トレードにおいて最も重要なことは、上手く勝つことではなく、上手く負けることである。全ては失ってからでは遅いのである。
投資手法や保有期間、分析法は人それぞれであり、優劣をつける必要はない。
私個人は、これまで未熟ながらも、ファンダメンタル分析一辺倒でやってきた。しかし、テクニカル分析に傾倒してゆく今日この頃である。ファンダメンタル分析に個人の優位性を示すものが、どんどん無くなってきている気がするからだ。時代は変わっているのだろうか。ようやく自分の性格を理解したのだろうか。
このように、自分に考えることを与えてくれる本は、極めて有益であり、重要なものになるに違いない。具体的な手法などは無いが、反省させられる内容は何よりも具体的だろう。
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デイトレードのみならず、ビジネス、人生の指南書。期待を大きく上回る名著である。
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勝てるトレーダーになるためには読んでおくべき本。
テクニックもほんの少し書いてあるが、心構えがメイン。
以下自分に響いたこと
✅様子見相場について
✅誰かのマネをしてそれを超える
✅取引の反対サイドには誰かいる(機械と取引してるわけではない)
✅ポジション構築が取引の8割を左右する
✅ホームラン狙いは初心者の証
✅損切り水準を決めずにポジションを取ってはならない
✅スイングトレードとデイトレードの骨格について
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テクニカルトレーダーにとって株価の下落や上昇の理由を探ることは意味がない。チャートの動きだけを見る。
迷ったときはポジションを手仕舞う。ポジションは取り直すことができる。
ルールは少なくとも10回のトレードで判断するべき。
金融市場は大多数に利益を与えない。典型的な投資家は淘汰される。
なぜ、は求めない。
アイデアに心酔しない。10回の結果を見極める。
マーケットで快適さは大敵。快適にとれるポジションはほとんどの場合間違ったもの。
人間は正しい行動がもっとも難しいものである。人間が快楽を追求する動物だから。
対多数が恐れをなして踏み込まないところにチャンスがある。ポジションを取ることが困難である取引ほど、上昇幅が大きい。
小休止すること、も重要な行動。常に行動しない。不作為も行動。
勝者になる行動、を心掛ける。利益は後からついてくる。正しい行動をしているかどうか。
強気も弱気も利益になる。しかし欲張りは利益にならない。
希望はトレーダーにとって危険なもの。
あらかじめ損切水準を決めずにポジションを取ることはない。損切りしてそのあと上昇する不快な経験もゲームの一部と心得る。
損切りできない、に対しては、あらかじめ損切り注文を入れる。二つの注文を入れておく。
時間軸を変更しない
過度に自己満足しない。不注意で台無しにしない。
失敗にはふたつある。計画通りに行動して損をする例、執行ミスによる大罪、執行ミスによる利益が一番いけない。これを区別しておくこと。
敵を知る=ポジションには取引相手がいることを意識する。
トレーディング日誌をつける。
分散投資をしない。
連勝のあとの連敗のときは注意。
マーケットにプレゼンとは落ちていない。有利な価格で執行されたら何かあると思え。
誰かが反対サイドにいて、友達ではない。
ホームランは敗者のためにある。ホームランを狙わない。
株価指数と個別株の動きは違う。
寄付きより30分後に注文を入れる。動向を見極める。
昼間は取引しない。11時までと、最後の1時間。
決算発表で取引しない。
買いあがるほうが確率が高い。上がっている株を買う。
安値で買って高値で売る、はデイトレード向きではない。
犬を売り、人形を買う。寝探ししているモノを売り、値上がりしているモノを買う。 -
トレーディングのメンタル指南書
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トレードのやり方というよりかは、トレードをする際の精神的側面のノウハウを記したものである。デイトレードに限らず、何事にも応用できるメンタル維持方法が書かれているので中々面白い。しかし、何回も同じことを書いているため、多少くどいところがある。
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要約
投資家にとって100%はない。
では、どうやったら勝率を上げられるか。
では、どうやったら負けを減らせるか。
答えは自分の中にある。
株は多数派に動く。
自身の分析が間違っていると気づいたら潔く認め損切りする。
勝てるルールに従え。
勝てるルールをさらに磨け。
欲望と恐怖に支配されて感情のままに行う投資はただのギャンブルだ。
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トレーディング日誌をつけてみようと思った
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・人と取引してる
・買いの裏には売り
・期間投資家と戦ってる
・チャートを覚えるか、死ぬか -
タイトルはデイトレードで勝ち続ける発想術となっているが
発送術というより、精神的な心構え的な部分が非常に多い本
マーケットの上下に惑わされずに、いかに損切りして勝率を上げて行くか
大量の情報に触れて悩むのは良くない、という
心理的な側面に関して書いた本
一種の自己啓発に近いかもしれない