経営意思決定の原点

著者 :
  • 日経BP
3.51
  • (5)
  • (13)
  • (18)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 125
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822246952

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ページ数、内容共に満足感が高い。実際に会社の現状を観察していると自身の違和感だったり思っていた事が、要点で抑えられていた。それらの要点を元に自分で頭に汗をかきながら考え抜き、実践し、体得出来るかがポイントだと思った。中でも心に響いた事は、「私たちは、自分が思っている以上に、自分、自分の組織、あるいは自分の国の事を知らない、知ることに時間を割こうとしていない」つまり、意思決定の最も根本的な問題は、怠惰にある。

  • まだ社会人デビューをしていない大学生がこれからの就職するに際し、読むのであれば、これが良いのかもしれない。
    文字間も非常にゆとりがあり(笑)、比較的初歩的な内容が丁寧な説明と共に記され、読みやすい。
    ただ、すでにある程度経験を積んだ社会人にとっては、本書の分量の1/4程度で伝えたいことは伝わる気がする一冊。

  • 「間違った意思決定をしてしまった時の企業はどう行動するか」といったテーマを博士論文で選んだ著者が書く経営意思決定について整理した本。論点を手早く理解するにはよいが、一歩踏み込んで理解したい人には物足りなく感じる。

  • What managers should do, and should not do, in making strategic decisions ―
    http://ec.nikkeibp.co.jp/item/books/P46950.html

  • 『戦略の原点』に続き読了。

    ミンツバーグの「戦略とは、意思決定の積み重ね」を引いて、"意思決定"の重要さと課題について説いています。

    よくある意思決定の病状として、「決められない」、「決め急ぎ」、「決めたはず」、「決めっぱなし」、「決めすぎ」を挙げていますが、確かによくありそうです。

    ヒンドサイドバイアスやサンクコストバイアス、プロスペクトセオリーなど役に立ちそうな概念も説明されています。

    さらっと読める内容で、少し軽い印象ですが、日本人が書くので翻訳ものと比べて読みやすいというのもあるのかもしれません

  • Kodama's review
    『採算など、合理性だけで経営判断ができるなら、社長は要らない。矛盾を抱え込み、一人で最後の決断をするのが社長の使命だ。』
    (08.11.30)
    お勧め度
    ★★★☆☆

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

清水 勝彦(シミズ カツヒコ)
慶應義塾大学大学院経営管理研究科教授
1986年東京大学法学部卒業、86~96年株式会社コーポレイトディレクション(CDI)にて戦略コンサルタント。同社プリンシパルを経て、研究者に転身。94年ダートマス大学エイモス・タックスクール経営学修士(MBA)、2000年テキサス大学A&M大学経営学博士(Ph.D.)。テキサス大学サンアントニオ校准教授(テニュア取得)を経て、2010年より現職。2012年より仏エクス・マルセイユ大学経営大学院でも教鞭を執る。専門は、組織変革、 戦略実行 、M&A。Strategic Management Journal、Journal of Management Studiesなどの編集委員を務める。著書に『あなたの会社が理不尽な理由』『戦略と実行』『戦略の原点』『リーダーの基準』(いずれも日経BP社)などのほか、学会のトップジャーナルに英語論文も多数発表している。 金融、メーカー、商社、エネルギー関係など 大手企業の幹部研修や講演も多い。

「2018年 『機会損失 「見えない」リスクと可能性』 で使われていた紹介文から引用しています。」

清水勝彦の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×