世界で一番やさしい会議の教科書

著者 :
  • 日経BP
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本棚登録 : 1337
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822271787

作品紹介・あらすじ

3万時間。企業に勤めるあなたが一生涯で会議に費やす時間です。

これほどの膨大な時間を費やしているにもかかわらず、効率的でまともな会議はなかなかないのが実情です。



本書の主人公、鈴川葵は入社2年目のごく普通の女の子。

自分の部署でおこなわれる「グダグダ会議」にふと疑問を抱きます。

「なぜ、会議はこんなにつまらないのだろう・・・」
そのことをきっかけに、彼女は会議で小さな改革を始めます。



最初は、「たった一言」を口にするだけの小さな改革。

しかし、そこから確実に会議は変わり始めます。
小さなチャレンジを実直に積み重ねていくことによって、彼女は部署全員を巻き込み会議改革を成功させ、そして大きな成果を生み出していきます。



何をすれば会議が変わるのか、実際にどう変わっていくのか?

物語を通して、分かりやすく会議改革のやり方を解説していきます。



少しずつ脱皮するように会議が変わっていくプロセスを、主人公とともに追体験してください。

感想・レビュー・書評

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  • 一般的なノウハウ本とは違って、実践的なストーリーが展開されていく形式だった。それがとても読みやすく、2日で読んでしまった。最初は「確認する」という誰でもできそうなところから会議を変えていき、そこからどんどんレベルアップしていく主人公の姿が、読んでいてとても気持ちが良かった。


  • 会社に限らず、多くの人間はプライドやメンツがある。これを刺激しないよう上手に、会議を裏から進めてしまう方法がある。
    まずは、確認。
    会議の最後に決定したことを、確認するだけだ。
    これだけで会議に集中し、決定したことをハッキリさせることができる。


    会議の終了条件を最初に決める
    これが決められれば、時間通りに終わらせられる。
    「今回の会議は文化祭の催しをコレにしよう、ということが決まれば終わりになりますよね?」などと軽い感じで、話してみよう。



    書く
    ホワイトボードや大きな紙用紙に、会議の会話を書いていくことで、方向性を見失わない。
    曖昧さ、何を議論しているか分からないがなくなる。
    書くことについては、多くの著名人が太鼓判を押しているので、どんどん書いてけ。


    ストーリー仕立てで、実践に落とし込みやすい良書。
    内容もシンプルだ。

  • わかりやすい
    またすぐ読む

  • タイトルから察する事が出来なかったが「もしどら」的なストーリー本で個人的には合わなかった

    コンサル系の方が著者だが、この手の方が好きなchatGPTでA4 1枚に要約できそう

  • 会社の先輩が著者?の研修を受けた後に社内でお薦めしていたので読んだ本。
    実践しやすい内容が書かれており、読んだ後、「できる様な気になって終わり」にならない内容。

    終了条件は状態で定義
    会議Prepシート
    会議の目的別プロセスチャート

  • 書かれていることはすぐに試すことができそうな、地に足のついた腑に落ちる内容が多いです。
    なんとなくだらだらする会議や、決定事項を誰もやらない会議であってもやり方を変えればうまく動きそうだということが理解できた。

  • 会議後のアクション、ゴールを明確にする、
    議題の時間配分を考える、

    すでに実践していることで新しい発見はなかったけど、これが出来てない人が周りにいるので、
    自分は会議設計やファシリテーションを極めてこの本の物語のような結果を出す会議をやっていきたい。

  • 会議の進め方を学ぶ機会はなかったのでとても勉強になった。ストーリー仕立てで読みやすい。こんな会議もあるんだなという驚きが大きかった。まずは隠れファシリテーターに取り組んでみたい。

  • 準備が最も大切。
    課題解決の五階層(事象→問題→原因→施策→効果)で、この順で認識がズレてると意見が合わない。

  • ・会議の最後に「決まったこと」「やるべきこと(いつ・誰が)」を確認する。(「自分の理解があっているか確認させていただきたいのですが〜」)

    ・どうなったら会議終了か?を明確にする=会議によって何を達成したいのか(目指すべき状態を共有しておく)

    ・時間配分を決めておく→振り返って改善

    ・書くファシリテーション=スクライブ
    (「今の意見はどう書けばよいですか?すみません、書ききれなくて、もう一回言ってもらえませんか?」)(書きづらいのはスクライブの技術不足が原因ではなく、単に議論がぐちゃぐちゃしている」)

    ・事前に終了状態と、プロセスを考える
    →まず全部意見を吐き出してもらってから、優先度の高い課題を選ぶ
    →発散ー収束のプロセスを踏む(バージェンスモデル)
    →集まって議論すべきこと、そうではないものを切り分ける(事前にメール共有するなど)

    ・会議のPrep 4つのP
    Purpose:会議の終了条件
    Process:進め方・会議の長れ
    People:参加者
    Property:会議室や資料
    (お膳立てになりすぎてもいけない)

    ・参加者”いないと何が困るか?”
    ・会議の流れ”議論に必要な情報は何か?それを基にどう議論するといいだろうか?”
    で考える

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著者プロフィール

ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ(株)
1980年生まれ。ダイワハウスに入社。08年ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズに転職。以来、計画策定を行うプラニングフェーズを中心に、建築、金融、通信、運送など幅広い業種でプロジェクトに参画。

「2020年 『ファシリテーション型業務改革』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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