この1冊でわかる世界経済入門

著者 :
  • 日経BP
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本棚登録 : 53
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822279332

作品紹介・あらすじ

「そもそも日本経済の動向は海外の景気次第だ。日本経済は輸出によってけん引される経済構造なので、海外経済の動向が景気に大きな影響を及ぼすからである。今後の海外経済は予断を許さない状況にある。世界の至る所に「地雷」が埋まっている」(本書「はじめに」より)
いまや日本経済の動向は、海外の景気に大きく左右され、国内だけを見ていても先々の展望が見えません。
また、目の前で起きているニュースを追うだけでも、複雑に絡み合った経済の動きを読み解くことはできないでしょう。
本書では、減速する中国経済の動向をはじめ、米国経済、欧州経済、日米欧の中央銀行の金融政策など、世界経済はどんな仕組みで動いているのか、なぜ世界経済の動きが日本経済に影響を及ぼすのかなどについて、経済の基礎知識や歴史の流れを踏まえて、わかりやすく解説します。

感想・レビュー・書評

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  • 経済に興味を持ち始めた頃に買ったが、理解ができず5年ほど積読していた本。5年も経ったので、ある程度知識がついてから改めて開いてみたが、駄本だった。

    同じ時期に同じ日経BPから出た「日本経済入門」は経済学の入門書として良本だったのに対し、こちらは入門と名乗っていても、多々ある時事用語を知っているのが前提となっている。ニュースの垂れ流しのような文章に、自称専門家的な経済評論家が小難しく論評している文章の垂れ流しではないか。
    日銀の金融政策に対する論評は「サプライズするか否か」の繰り返しで、マクロ経済を学んだ大学生でももう少し理論的な文章になるのではないかと思うほど。まるでニュースのコメンテーターの喋りを文章化したみたい。

    せめて各国の政治・法整備から為替にどう影響が出るかとか、地理的な資源の流れから見た経済の動きとか、地政学的なリスクとか、「世界経済入門」として語るテーマは他にいくらでもあるだろうに…。

  • 『世界の至る所に「地雷」が埋まっている。』

    ふむふむ。勉強になった。

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著者プロフィール

1989年に設立された「国内有数の総合シンクタンク」。経済・社会に関する調査・研究、経営戦略や国際金融市場に関するコンサルティング、ITシステムの企画・開発といった幅広いサービスを提供。リサーチ部門では、長年継続してきた調査分析活動をもとに、高度な専門知識を活かし、幅広い情報発信および政策提言を行っている。国内外の経済分析をはじめ、政策分析、金融市場および金融ビジネスの動向、税制、環境・CSRなど、多岐にわたる分野の専門家が多数在籍。

「2016年 『トランプ政権で日本経済はこうなる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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