- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784822288679
作品紹介・あらすじ
★調味料はぜんぶ大さじ1
★家族のためにはつくらない
★同色でそろえるとおしゃれに見える
読むと「料理が得意」になる本!
料理は、楽しければ続きます。楽しくなるには、おいしいものをつくること。レシピを見ずにつくれるようになれば、早くできて、応用もラクになります。
この本で、まずおすすめするのはサラダです。この本の方法で作れば、どんな野菜も、おしゃれなレストランででてくるようなサラダになります。ドレッシングは、すべて大さじ1のお酢とオイル。お酢とオイルの種類を変化させれば、和、洋、中どれも作れます。ナムルだって5分!
おしゃれな料理の威力はすごいもので、残らせて次の日に食べることになっても、なぜだかおいしく食べられます。しかも、レシピも見ずに、作るのにかかる時間は5分ほど。毎日、野菜がしっかりとれているという安心感も生みます。
副菜がストレスなく作れるようになれば、あとは主菜。その主菜も、ほぼ大さじ1での作り方を紹介しています。
クックパッドの立ち上げメンバーであり、現在は編集本部長である著者は、これまでクックパッドの320万に及ぶ膨大なレシピを見て、たくさんのシェフに会い、そして日々の自分の料理をする中で「ここは手を抜いてもいい」「ここはこだわった方がおいしい」のラインを仕組み化してきました。この本では、その方法を余すところなく紹介しています。
ぜひ、この本で、毎日の料理を外食並みの楽しい時間にしてください!
感想・レビュー・書評
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簡単にできる料理を覚えるにはちょうど良い。ただ、外食レベル、となるとこの本からさらにステップアップしていくことは必須。
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料理のレベルは上がらんかったけども
何回も何回も読み返した!
いつかこんなシンプルに
美味しそうな料理を作りたいね(切実) -
生ムール貝の足糸を取るのは、分かるけど
冷凍貝は、しなくて良いのかしら?どうすれば良いのかしら?
半年ごとにフッ素樹脂加工フライパンを買い替えるのは、このご時世、私の悩み事だったのですが?良いのかしら?
料理初心者には、いい本?かな?
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その日特売の食材や家にある食材で料理するので
○○を作ろう!とレシピを探すのが大変です。
レシピを見ずに毎日料理する。
それなりの味にしたい。(失敗したくない)
というニーズに応えてくれました。
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|・ω・`)コソッ {よく料理をする人なら、知っていることばかりです) 今どき、ググれば何でもわかるしね。それを、あえて文字に起こしました、という感じの本。
料理初心者だけどインスタ映えしたい!というひとは参考になるかも。わたしは、見映えより味重視なので・・・。
目を引く表紙なので買おうか迷ったのですが、図書館で借りるだけで十分でした。
p16
「オイル1:酢1+何か塩分」
p18
(前略)基本のドレッシングはオイル大さじ1に対して酢を大さじ1。それに塩分か甘みをお好みで少々加えるというものです。
p19
なぜりんご酢がいいのかというと、甘みがあるからです。甘みが入ると人はおいしく感じます。
p20
エキストラバージンオリーブオイルは加熱用のオイルと違って精製されておらず、風味が豊かで生食に向いています。ですので、加熱用とドレッシング用は分けるといいでしょう。
甘みを出すのに一番簡単なのはハチミツ。
甘みであればなんでもいいので、溶かした砂糖や、余っているジャム、水飴、メープルシロップでももちろん構いません。
p21
そして、塩分は塩を小さじ1、あるいはしょうゆやナンプラーなどであれば大さじ半分がいいでしょう。
私は、使う野菜が甘かったり、フルーツを入れる場合だと、オイルとお酢だけにすることも多いです。
また、塩や砂糖は野菜の水気を出す作用があるので、作りおきしたいときには入れないようにしましょう。
p31
ドレッシングは、ボウルにごま油1:米酢1:しょうゆ1の比率で合わせます。これに、すりおろしたにんにく、すりごま1を振っておわり。甘みが足りない場合はハチミツを少し加えます。
(中略)
コンロも使わずに簡単に韓国風の副菜が作れます。
p36
小さいフライパンにマグロを置き、安いオリーブオイルをヒタヒタにかぶるまで注ぎます。(中略)これに、にんにくと、あればローズマリーを入れて低温で30分くらい火にかけます。油が少しぷつぷつするくらいで、沸騰しないように火にかけるイメージです。完成したら粗熱をとり、オイルごとタッパーで保存してください。
これが非常においしく、サラダに入れるのはもちろん、サンドイッチや、パスタ、ポテトサラダに入れてもいいし、我が家では一度作ったら2週間くらい活躍します。そして、旨みがたっぷりつまったオイルもパスタなどにぜひ使ってください。
ちなみに、魚は調理前にすべて塩小さじ1くらいを振って10分ほどおきましょう。こうすることで魚の臭みがとれます。このひと手間をすると、本当においしいです。
p38
また、キャロットラペにヨーグルトか牛乳を少し加えるとコールスローになります。
p39
コールスローのドレッシングは変則的で、オリーブオイルとりんご酢に牛乳を加えてください。各大さじ1です。これにハチミツを小さじ1加えましょう。
p41
ポテトサラダもそうですが、いも類は温かいうちに下味としてオイルをしみこませておいて、あとで酢と甘みを混ぜると味がよくしみます。
ちなみに、根菜類は乳製品が合いやすいです。オリーブオイルとりんご酢、ハチミツにちょっとだけヨーグルトを加えるとデリ風になりますし、根菜にマヨネーズをからめるだけでもおいしいホットサラダになります。
p50
本みりんはもち米を米麹とアルコールで熟成させて作られていますが、みりん風調味料は熟成させるのではなく麹や旨み調味料をブレンドさせていることが多く、実は成分も作り方もまったく違う、似て非なるものです。特に煮物はみりんのほうがおいしいです。
p70
冬になると食べたくなるおでん。簡単だし、いろんな具材の味が楽しめます。これも味つけが1:1:1で作れます。大きな鍋いっぱい作るとして、大体1500mlの水に対して、大さじ3ずつです。おでんはつゆの色が薄いほうがおでん屋さんっぽくきれいなので、可能な人は、しょうゆを薄口しょうゆにかえるといいでしょう。
p91
1人前は水200mlに対し、卵1個としょうゆ大さじ1です。
ボウルに先に卵を溶いておきます。
鍋に水、中華風だしの素を入れて火にかけます。
汁が煮立ったら、菜ばしに卵を少しずつ伝わらせて、細く入れていきます。
卵がふわふわっとして固まったら、水溶き片栗粉(水2:片栗粉1の比率で混ぜる)大さじ1を加えて汁にとろみをつけ、しょうゆかごま油をたらして完成です。
p92
餃子スープの応用で、餃子の代わりに鶏むね肉や鶏もも肉や豚バラを入れてもおいしいです。(中略)肉系のときには、わかめと干ししいたけ、キクラゲを入れるのもおすすめします。
p96
毎年夏になると薬味セットを作っておきます。(中略)青じそやネギなどの和の薬味を合わせてタッパーに入れておきます。これがあると、そうめんや冷奴、うどん、サラダなど、なんでも薬味たっぷりになって夏のごはんの幸せを満喫できます。(中略)タッパーの底にペーパータオルを敷くと水分を吸い取って新鮮さを保ちます。持つのはだいたい3日くらいです。
目安で、青じそ10枚くらい、みょうが1パック(3個くらい)、これに小口ネギ1袋(5本くらい)、しょうが1かけを細く刻んで水気を切り、ペーパータオルを敷いて入れておきます。
p104
ちなみに使って余ったイタリアンパセリやローズマリー、ミントの根っこをプランターに差したらけっこう育ちます。まず、根を水につけておくと、白いヒゲのようなものがちょこちょこ出てきます。それを土に挿せばOK。これらは枯れにくく、お手入れも簡単です。 ミントがたくさんなったときは、ミント水によくします。ペットボトルにミントと水を入れて1時間ほど置くだけで、家でカフェ風のミントティーが楽しめます。長く置きすぎると臭くなるので、1時間で葉っぱを取り出すのがポイントです。
p115
おいしいキッシュも、ホワイトソースができるようになると作れます。手順は、グラタンに卵を混ぜ、パイシートにのせて焼くだけです。
卵は1人前のホワイトソースに対して1個を目安に加えてください。グラタンと違って卵に火をとおす必要があるので、200度のオーブンで15分ほど焼きます。
p139
さわらに塩麹を全体にまぶし、30分ほど置きます。
さわらの皮も含めて全体をペーパータオルでぬぐい、魚焼きグリルにアルミホイルを敷いて片面を8分くらいずつ焼けばできあがりです。
塩麹は、唐揚げの下味にしたり、余った野菜と一緒にジップロックに入れて浅漬けにしたり、豚の塊肉を塩麹で1〜2日漬けるのもおすすめです。お肉がしっとりとして、あとは焼くだけでおいしいです。
p142
お酢はお肉を柔らかく甘くするので、手羽元を煮るのに最適です。
(中略)
たったこれだけで爽やかな風味の、柔らかい手羽元ができます。
すし酢があれば、青菜のごま酢和えは一瞬で作れます。
(中略)
春菊またはほうれん草などの青菜をゆでて水気をしぼり、食べやすい大きさに切ります。すし酢1とすりごま1をボウルにあわせ、春菊を入れて和えます。
p146
豚ロースは脂身と赤身の境目に包丁の刃先で浅く切り込みを入れていきます。こうすると火を入れたときに身が縮みません。小麦粉をつけると、旨みが逃げません。
p147
ちなみに、生のムール貝が手に入る場合は、砂抜きの必要はなく、下ごしらえは、貝の横の部分の黒いひげのようなもの(足糸)を手でとることだけです。
p157
唐揚げは、「170度で4分」で火がとおります。表2分、裏返して2分です。
p158
鶏もも肉1枚は黄色い脂肪を取り、包丁でひと口大に切ります。これがあると食感が悪くなるので、面倒かもしれませんがぜひやってください。おいしくなります。そのとき、皮は一緒に取らないのうに注意します。
鶏肉をペーパータオルで拭き、水気をとって、片栗粉と小麦粉を小さじ2ずつまぶしてもみます。ちなみに片栗粉のみだと竜田揚げ風になり、小麦粉のみだと柔らかい唐揚げになります。
p159
ぜひ、唐揚げの前に野菜の揚げ浸しを使って、油の節約をしましょう。ゴーヤ、みょうが、なす、ズッキーニ、ししとう、赤ピーマン、かぼちゃ、アスパラガスなど、どんな野菜でも大丈夫。 -
クックパッドで膨大な数のレシピに触れてきた著者が、帰納的に編み出した黄金比を教えてくれる「料理の基本レッスン本」という感じ。
和食は醤油:味醂:酒=1:1:1だ!とか、水200に対して昆布やらコンソメやらがどれくらいで出汁が取れるかとか、ベースとして覚えておくには分かりやすくてめっちゃ良かった。
ある程度料理はできるんだけど、たまに味付けが決まらないんだよな。みたいなレベル感の人が読むのにちょうどいいと思った。 -
この本、賛否両論だと思う。
私は、特に参考になることはなく。
料理が好きではない娘は、きちんと勘どころを数値化してあり、失敗からますます料理が嫌いになるスパイラルに入り込まないから、いい、と言う。
映え、をやたらに気にするのだなと、思った。
家で食べるご飯に、もちろんある程度の彩りは欲しいけれど、映えかどうかばかりを気にして、作るのは、どうなんだろう…人のためでなく自分のためにご飯を作ることを提唱しているなら、余計に、美味しく簡単に、続けやすいレシピが大切だと思う。
お金をかけずに、家にあるものでコスパよくご飯を作るのは得意ですが、映えご飯を作れないひがみかな。